離婚で住宅ローンを夫名義から妻名義にしてそのまま住みたいという相談の解決方法

離婚での住宅ローン相談

どんな夫婦でも縁があって結婚しています。いい時もあれば悪い時もあり、時には喧嘩するし仲がいい時もあります。そしてその中の何人かはもう元に戻ることはできないということで離婚をする方もいます。

最近本当に増えているのは離婚に関連する住宅ローン相談です。もっと簡単に言えば妻がそのまま住むので夫の名義を妻に移したいという相談です。まずは銀行に相談しているのですがうまく話が進まないようです。

『住宅ローンの問題が解決できないと離婚できないんです』

そう、住宅ローンの問題、夫の名義から妻名義にすること、もしくは家を売ることを夫から言われているようですが妻はそのままお子様と一緒に住みたいので自分の名義にならないかというわけです。

この問題が解決しないと離婚できない。妻の思惑とは違い夫は銀行との交渉経過から住宅ローンの名義移転できっこないと思っているのが見え隠れします。つまり離婚したい妻と離婚したくない夫という図式です。

この妻からの相談では条件が整わないとできないのですがその条件とはなんでしょうか。本日は『離婚の条件』と題して夫から妻への所有権移転の条件と方法のお話をします。

最初の条件は妻の住宅ローン審査

夫名義の住宅ローン、もしくは夫と妻の連帯債務で住宅ローンを組んでいる場合には夫の持分を妻に移すには妻が住宅ローンの審査に通ることが最低限の条件となります。

最低限の条件とは住宅ローン審査が通ることです。つまり住宅ローン審査のことがわかっていないとこの相談はできないということになります。だから弁護士さんやお客様から当オフィスに依頼があるのです。

この場合の住宅ローンの審査は通常の借り換えと基本は同じなのですがは少しだけ違うところがあります。同じところは返済比率や団信の告知で問題がないことです。最初の準備は以下の通りになります。