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HackUに3年連続で出場した個人的振り返り

HackUとはなんぞや

HackUはYahoo! JAPANが主催している学生向けハッカソンのことです。毎年全国各地(東京や名古屋、大阪など)で開催されており、2020年度はコロナの影響で初のオンライン開催となりました。

https://hacku.yahoo.co.jp/

これ書いたの誰

フレキシブル基板というハンドルネームでやってる主に大規模インフラアーキテクチャや暗号理論が好きな高専3年生です。
高専1年と2年の時は鳥羽商船高専で、3年現在は暗号理論を研究するため茨城高専に転校しました。

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HackU 2018 in NAGOYA

僕が人生で初めてでたハッカソンはHackU2018inNAGOYAでした。
当時高専1年生だった僕は、高専プロコンに予選落ちして暇だった時に先生から「HackUあるから出れば?」と誘われ出場決定です。

初めてのハッカソン・初めての同級生とのチーム開発にドキドキ...。

会場に行くとレベルの高い大学生の方ばかり...めっちゃ怖かったです..。
僕たちが作ったのはVRでパソコンの中を冒険してコンピュータの仕組みを勉強する学習ゲームです。

結果は最優秀賞でした。

HackU 2019 in TOKYO

高専2年になりました。流石に2年生となると様々なハッカソンやコンテストにでてプレゼン慣れしてくるので、HackU 2019では非常にリラックスしたプレゼンを行うことができました。

審査員の方からもプレゼンはとても好評だったのですが、賞は何も取れなかったです。

ちなみに作ったのはLINE botに画像を送るとその画像の輪郭を抽出し、ロボとアームが「萌え萌えキュン❤」を言いながらオムライスにケチャップをかけてくれるアプリです。

OpenHackU 2020 vol1

コロナの影響で初のオンライン開催です。
2018, 2019は同級生と一緒に出たのですが、2020は1年生の育成のため1年生+同級生で出ました。

結果、多分今までで1番ごめんなさいなHackUでした...。
僕たちのチームは株式取引にリアルタイム対戦型オンラインゲームを組み込んだものを作る予定だったのですが、1年生にほとんど役割分担をすることができず、前日の夜に同級生がやる気消失により蒸発です。

徹夜で1年生や友人にも協力してもらいフロントだけ完成し、プレゼンでは「バックエンドがバックれ」というダジャレで少しウケたのでまあ結果オーライです。
僕のマネジメント能力不足が露呈したので、反省してちゃんとチーム運用ができるようになりたいです。

個人的に考えるHackUの良さ

箇条書きすると、
・「何かを作る」という機会として最高な環境作りがなされている
・会場の雰囲気がとても良く楽しさMAXなイベント
・賞が取れなかった作品に対しても全て丁寧な講評を言ってくれる←これ個人的にめっちゃ良いと思ってる
・真面目なものからぶっ飛んでるものまで、出てくる作品のバラエティが豊富

こんな感じですかね。
まずHackUは本番当日が楽しいです。
もちろんプレゼン直前は皆さん緊張されると思うんですけど、HackU会場のあの独特な雰囲気というか、ワイワイ感?はHackUならではだなぁと思ってます。

あとHackUのめちゃくちゃ良いなぁと思ってることは、賞が取れなかった作品でもちゃんとすべてに対して丁寧な講評をしてくれることです。

これ、今まで出てきた数々のハッカソンの中でもHackUだけなんですよね。

賞を取ることが全てではない、出ることにかなり意義があるハッカソンだなぁと思います。

個人的に考えるHackUの改善点

何様?なことは言いたくないので、あくまで"個人的に考える"とつけています。といっても1つしかないのですが、

サポーターとのコミュニケーションがなかなか取りづらい?

まず前提として、HackUではYahoo!の現役エンジニアが色々とサポートしてくれるサポーター制度があります。

このサポーターとはSlackというコミュニケーションツールを使って連絡を取り合うのですが、なかなかSlackを使いこなせずにサポーターとコミュニケーションロスが生じてしまうチーム・学生がいると思います。

HackUはプログラミング始めたてで何かを作る機会として最高なのですが、「プログラミング始めたてで何かを作りたい学生」でSlackをうまく使いこなせる学生、大人の人に気軽になんでも聞ける学生ってそこまで多くないと思ってます。

もちろん、そんなの学生の自己責任じゃね?とは思うのですが、より気軽に誰でも出れるようなハッカソンを目指すのであればサポーターとのコミュニケーションロスを減らすにはどうすればいいのかは結構注目トピックだなと個人的に考えてます。

なんとなく思いついた案としては、
・Discordのボイスチャットみたいに、作業通話ボイスチャンネルを常時開放してサポーター&HackU参加者がいつでも出入りできるようにする
とかですかね...。サポーターの負担が凄そうなので現実的に実現可能かは微妙ですが。

ちなみに↑の案で「チームを越えた参加者同士のコミュニケーションがより円滑になる」というメリットもあると思ってます。

さいごに

HackUはいいぞ!今まで10個以上のハッカソンに出てきて僕の満足度が1番高いハッカソンがHackUです。

とにかく楽しい・何かを作る機会になる・自分では思いつかないような面白い作品を見ることができるという、本当に出るだけで意義のあるハッカソンだと思うので、気になっている人は来年ぜひ出てみてください!!