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推しに思うこと

今の時代、推しという存在が生き甲斐になっているという人は少なくないみたいですね。
私はアイドルを推してはや16年になります。ひとりのアイドルを16年間ではなく、16年の間に推しは移り変わっています。日本の代表的なアイドルから始まりその後輩、海を越えた先にいるアイドルまでいき現在は再び本国の代表的事務所のアイドル。
気づいたらハマってるんですよね。いつその瞬間が来たのか私はわからないタイプ。毎回深い沼に泥だらけです。

最近悲しいニュースをいくつも耳にし、心が苦しくなります。
アイドルという職業はキラキラして見えるけど、とっても大変な職業なんですよね。私はアイドルではないので知る由もないのですが、ドキュメンタリーを見ていると思います。彼らは一体いつ眠っているのだろうか。遊ぶ時間は確保できているのだろうか、毎日プレッシャーを抱えて押し潰されないのかと。
本人たちからふと「今の僕たちに一番必要なことは睡眠!」なんてのを耳にすると、ちゃんと健康的に生きてこその仕事なのに腐らず働いてくれて感謝だなと思います。

プライベートなんてあるようで無いもんじゃないですか、ろくに街も歩けなければ一番楽しい時期に恋愛さえ堂々とできない。
彼ら自身が選んだ選択とはいえ、自己犠牲が大きい職業だなと思います。
恋愛するなんてありえないという価値観のオタクもいれば大いに恋愛をしていただきたいというオタクもいて。正解はありませんよね。

ちなみに私は恋愛してください派。きっとその経験もパフォーマンスに活きるだろうし、何より大変なアイドル生活を支えてくれる人がいれば自分も安心して応援できる。もちろん報道が出てしまえば寝込むくらいのショックは受けますし相手の顔や出会いの流れは知りたくありません。知らなければしてないのと同じという考えです。

どれだけ推しを長年応援していても、熱量があっても、本人が何に悩んで苦しんでいるのかはわかりません。いつでも彼らは笑顔ですし、それがお仕事ですから。
ちゃんとご飯食べてる?休めてる?なんて直接聞くこともできないし、聞けたとて食べてるよ!休めてるよ!って言ってくれる。

何年オタクをやっていても自分の微力はどう活かすべきなのか考えます。

朝起きて突然推しがいなくなったなんて場合、オタクはきっと悲しみに暮れる中自分を責めることもあるでしょう。もっとSNSで声を届ければよかった、会いにいけばよかった、、、

オタク一人が推しに対してできることはたかが知れてると思っています。一人一人が集まってやがて大きなまとまりになることで推しにようやく届くものは多いかと。
だからこそ私は、推しに対して一切の見返りは求めません。
私はあなたを応援しているよ、今のあなたが好きだから、今のあなたが好きなようにアイドル人生を全うしてね。私はそれについて行きます。というスタンスです。
まぁアイドルにもいろんなタイプがいますので、そうもいかない場合もあるかも知れません。幸い自分の推しはいわゆる忠実にアイドルをこなす真面目なタイプが多かったので過去に抱いた期待を裏切られた経験はほとんどありません。だからこそなのか、自分の推しに対して絶大な信頼を勝手に寄せてしまっている部分はあります。そんなのわからないのに、確信してしまうんですよね、自分の推しは誠実だと、、笑
これは見返りを求めているはけではなく、ただ単に彼が見せてくれているアイドル像を鵜呑みにしているだけです。疑ったところで本性は分かりませんので都合良い解釈で推しを推すのが一番楽というのもオタク人生で学んだことの一つです。

中学生、高校生の頃は推しの結婚なんて考えたくもなかったし、ありえないとも思っていました。アイドルなんだから夢壊してどうするのって。隠す隠さないの問題ではなくて恋愛をするなとまでの価値観でした。
推し方や推しに対する価値観はオタク自身の成長ごとに変化していくと思います。それは人間というものに対する理解が深まっていったり、アイドルという職業に敬意を払うようになったりなど様々だと思います。

推しに対する価値観はよくSNS上で戦争勃発しているのを見かけますが、先ほども言ったように正解はないと思います。アイドルという存在に求めているものはそれぞれだと思うので、価値観が違っていて当然だと思います。

ただ、アイドルが恋愛なんてもってのほかだ!と学生時代思っていた私の今の考えとして一番思うのは
幸せでいて欲しい
これにつきます。

毎日笑顔でいてくれたら嬉しいし、毎日温かいご飯をお腹いっぱい食べてくれたら嬉しい。彼が好きな音楽のそばにずっといてくれたら嬉しいし、デビューして6人末長くアイドルをしてくれたら嬉しい。
彼が自分の人生に満足いくことを願うというのが今の私が推しに願うことです。

推しが結婚を幸せと捉えるのであれば自分の気持ちが落ち着いた頃におめでとうと言いたい。アイドルを辞めて別の場所で活躍したいと思うのであれば新しい場所で応援したい。

重く聞こえてしまうかも知れませんが、推しが生きているだけでありがたいです。

オタクは健気です。
自分ひとりの存在を認知してもらうことは界隈にもよりますがほぼ非現実的夢の話。それでも画面の向こうにいる推しのために自分を磨いたり仕事を頑張ったり一生懸命生きたり。

生まれる時代が50年違ったら、恐らく今の推しに出会う確率はものすごく低かったと思うと、死ぬほど長い人類の歴史の中で今の推しと同じ時代を生きれていることは奇跡なのかも知れません。重いですね。笑

何がともあれ
一人でも多くのオタクが楽しく幸せに推しを応援できますように。
一人でも多くの皆さんの推しが自身の活動を心の底から楽しんで人生を歩めますように。

何が書きたかったのか纏まりませんでした反省。
全推しに全オタクに幸あれ!!!


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