多拠点生活者のバイタリティの秘訣はなんだろうか?

おばんです。
福島県南相馬市に活動しながらコミュニティマネジャー等を細々とやっている福太郎です。

表題のものは、直近で関わっているオンラインコミュニティ POOLOのメンバーたちが南相馬を訪れてくれたことがきっかけで生まれた問い。

彼ら彼女らはとても魅力的に見える。
生命の輝きというか、何かに向かい常に動いているというか。
なぜだか、生活者はあれほどにもエネルギーが溢れているのだろうか。
そして過去自分が実践していた時の無尽蔵なエナジーは何により宿っていたのかという問いが生まれた。

僕の仮説は、絶えず変化する環境への適応が生物的本能を呼び覚ますためではないか、というもの。

古来より人間は遊動生活をおこなってきた。
マクロに見ればアフリカから東西南北へ広がる過程や、ミクロでも食料を求め小集団で移動生活。

その過程で培われてきた新たな環境に適応する能力が備わっている。
生物的にも、寒けりゃ震えて体温を上げ、暑けりゃ汗をかいて体温を下げるなど、ホメオスタシスという外部環境に適応するようなメカニズムが備わっている。

現代の決まりきったルーティンで鈍っていき、どんどんと動物的本能が削がれちゃいないか。

それを呼び覚ますのが多拠点生活だと思う。

新たな場所へ出向き、気候の違いを肌で感じる。
異なる文化を見出し、自分にとっての差異や共通点を見出す。
その土地の風土により形成された食べ物を摂取する。
新たな人に出会い、こいつは良いやつか?それとも悪いやつか?少ない情報から峻別する。
明日はどうしようかとプランを考えたり、仕事との両立もしなければならないので、絶えずWifiと電源を渇望し、なんとか「オアシス」=今日の宿にありつく。


持てる荷物(リソース)が限られている中、絶えずこのような適応と思考、選択を迫られる。
しかもそれを数ヶ月に一回の旅行ではなく、日常的にだ。


これを繰り返すことで、本来眠っていた生存本能、サバイブする力が呼び覚まされるし、時にロジックすらも超えた「旅人の第六感」すら備わってくる。

これは生物としては、環境のドラスティックな変化に適応しようとする最も「生きている」瞬間だと言える。

どんどん便利になってくる時代はいかに外部環境をコントロールするかがテーマとなっていたが、これからの在り方の一つに、いかに外部環境に適応していくかというのもオルタナティブとして提唱したい。

まとめ
21世紀のテクノロジーを土台とした上で、加速度的変化をする社会をサーフィンするライフスタイル。
多拠点生活者とは人類の進化形態とまではいかないが、現代人の1つの亜種なのではないかと僕は考える。
それと同時に生物の本能が1番発揮されていると言う事は「強さ」であり、魅力を兼ね備えていると言うことである。
人類よ、家を捨てよ町へ、世界へ出よ。

Twitterでこぼしたかけらを拾い集めて時々こういう抽象的なものを吐き出します。よければご笑覧ください。


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