あなたの温度にチョコレート

ふんわり乾いたお洗濯。
飲みかけのカフェオレのぬくもり。
ひだまりの午後。

春休みが始まった。
我が家では子どもたちのキャーキャー声が、常に響き渡っている。

子育ての信条はシンプルに。

・あぶないことをしない
・兄妹ケンカをしない
・人が嫌がることをしない

これさえ守れば、あとはあまり頓着しない。
ちらかしても、騒いでも、まあまあ仲良くしていれば構わない。
（あんまりヒートアップしていたら止めるけど）

夕方、遊び疲れて目がとろんとしてきちゃうのは、最高にかわいい。
しばらくソファでおひざ抱っこして、頭をぐりぐり撫でてあげれば、夕飯までの体力は維持できる。

よし、頑張ろっ！！
と眠そうな子供たちを見てママも気合を入れる。
そんななんてことない日々。

平凡でいい。
子供がにこにこ笑っていて。
私も気づけばほくそ笑む。

笑顔は心の余裕から。
そう思う。

私がカリカリしていると、子供たちもむすったれる。
自分自身を追い詰める時間も必要だけど、子供の前ではそれはしまう。
家族の前では笑っていたいから。

未来に向けた決意や、自身を鼓舞する言葉は、鋭くて力強い。
ときにはそれも必要だと思う。

でも、いつもガッチガチじゃなくたって、良いのではなかろうか。
のほほんとお茶を飲みながら、スイーツに手を伸ばす時間も愛しいものだ。

自己啓発書が筋肉を強化するプロテインだとしたら、このnoteはさしづめチョコレートだ。

あなたの温度にそっととろけて、甘いハーモニーを奏でだす。

家族がみんな元気だから。
笑顔で毎日過ごせているから、私は心置きなく書き物ができる。

心がとろける甘さにひたろう。
あなたの温度にチョコレート。