"こだわる"とはこだわらなくていいことを こだわらないこと
1人きりで好き勝手に服を作っていたときと違って、
今は職人さんをはじめとする様々な方の手を通って
foufouは作られている。
そして生まれたプロダクトに対して何らか価格と価値に妥当性を見出してくれたお客さんがいてくれてはじめてfoufouは次も続けられる権利をもらえる。
"売れることで”やっと意味がある。
僕は売れない服こそ悪だと思っている。
理想をかかげ、こだわりを持ち、モノづくりをすることは素晴らしい。
ただ売れて利益を作れて、持続性がないのでは全く意味がないんだ。
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「売れるもの」を作りたい。
売れるためには、プロダクトのデザインの美しさだけではなく、
価格やそのプロダクトが生活の中でどう使い果たされていくかの
設計も必要だと感じる。
デザインを考えるときに、「ここは絶対こうしたい」というポイントはある。
が、あまりに細かいところまであーだのこーだのと要望を押し付け、
変更したりするの現場の仕事を混乱させ、
ストップさせるのは一番よろしくない。
それは「こだわりが生む大事故」だと思う。
仮にもしそのこだわりが「お客さんのための」
こだわりであるならまだしも
自分1人が、気持ちよくなりたいがために
他の人の時間を無駄にしてはいけない。
そして自分1人がこだわりすぎた結果、
価格が高くなりすぎてニーズと合わないものが生まれ、
誰も買わないのでは本末転倒だ。
つまり、
どこをこだわるかより、
むしろ大切なのはどこをこだわらないか。
こだわりを捨てろ~という話ではないんだ。
こだわりなんかに左右されるようなちっちゃなこだわりを捨てて、
「自分のプロダクトはどう使われたいのか、どう使われるべきか、
どう使われているのか」を見極めて、
徹底的にこだわらないでこだわる必要があるんだ(もうなに言ってるんだ?笑)
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