石川きよ

千葉市の公共ホールに約10年勤務後、Foto-Musica設立。主に演劇、音楽、身体表…

石川きよ

千葉市の公共ホールに約10年勤務後、Foto-Musica設立。主に演劇、音楽、身体表現(ダンス)などのワークショップのコーディネート、研究、実践。分野としては「人と人との間に起こる学び(合い)」。フィールドは公共劇場、ホール、大学など。

最近の記事

ワークショップとオンライン

あるワークショップ主宰者から聞いたお話。コロナ禍によりオンラインで行わざるを得なくなったが、重い障害のある方、その家族の話によると、「オンライン化によって家庭などの慣れ親しんだ場から交流できることがありがたい(慣れない場所に行くと場になれるだけでもなかなの時間がかかる)」「移動して現地に行こうと思うと時間も労力もかかり、頻繁には行けないが、オンラインだと参加できる頻度が増えた」というようなこともあったそうです。 対面でワークショップができなくなった当初は、対面での良さはオン

    • Zoomで楽器の音を拾う「オリジナル・サウンド」機能(Mac/PC版)-2021.05

      同じ説明書きを2020年にも書きましたが、Zoomアプリのバージョンアップでいろいろ変わりましたので、改めて。 ※2020年6月の記事はこちら↓ https://note.com/foto_musica/n/n7054b6f9f4ce オリジナルサウンドを使うには、最初の1回だけ設定が必要で(下の説明の1.の部分)、あとは必要な時にオンオフの切り替え(下の説明の2.の部分)をするだけです。 1.設定画面で「オリジナルサウンド」という機能自体を使えるようにする。 2.

      • Zoomで楽器の音を拾う「オリジナル・サウンド」機能(iPad/iPhone版)-2021.05

        タブレット、スマホでもオリジナルサウンドは使えますが、Macなどと違い、Zoomミーティングルームに「入る前に」設定する必要があります。(2回目からは事前設定不要) 設定せずにルームに入ってしまうと一度退出しなくてはいけません。 ---------- 手順1 ---------- Zoomアプリを立ち上げます。 1.「オリジナル音声」(Macではオリジナルサウンドという表記)を有効にする 1-1.アプリを立ち上げた画面の左上の歯車マークをタップ ※アプリにサインイ

        • Zoomの「オリジナル・サウンド」機能オン(iPad、iPhoneなどの場合)

          ビデオミーティングサービスZoomでの「オリジナル・サウンド」の機能は音楽関係の人は多く使っているようですが、iPhone、iPadなど(タブレット、スマートフォン)でもその機能が使えるようになっていましたので、記しておきます。 (Win/Macでは[オリジナル・サウンドをオンにする]機能はたくさん紹介されていますが、タブレット、スマートフォンでのオリジナル・サウンドをオンにする方法はほかのブログなどでも見つけられず、仲間のマイクさんに教えてもらいました。)ちなみにWin/

        ワークショップとオンライン

        • Zoomで楽器の音を拾う「オリジナル・サウンド」機能(Mac/PC版)-2021.05

        • Zoomで楽器の音を拾う「オリジナル・サウンド」機能(iPad/iPhone版)-2021.05

        • Zoomの「オリジナル・サウンド」機能オン(iPad、iPhoneなどの場合)

          Zoomの「オリジナル・サウンド」機能オン(楽器などの音を拾う場合)

          ビデオミーティングサービスのZoomでは「オリジナル・サウンド」を使用するという機能があります。 ミーティングなどでは周りのノイズ(ファンの音やタイピング音)などが入ると話の邪魔になるため、通常のセッティングではノイズキャンセルがオンになっています。 話をしている時にはありがたい機能ですが、音楽のワークショップやレッスンなどではこのノイズキャンセル機能が働いてしまうが故に、音を出しているのに相手には伝わらないということがあります。 ですので、楽器使ったり、会話でない音を

          Zoomの「オリジナル・サウンド」機能オン(楽器などの音を拾う場合)

          zoom備忘録(画面共有で動画を見せる時)

          ・ミーティング用と別に1台、動画共有用Macを用意する(iPadでも可)。 ・動画の種類によってはノイズキャンセルが働くので、ノイズキャンセルを無効にしておく。 ・画面共有で動画を見せるときは音量の自動調節を切ると変わるように思えた。一度チェックしたい。切った上で、Quicktimeなどの音量で調節。最小だとミュート、ほんの少しあげるくらいで十分。 ・マイクはミュートにしておくと、操作音など乗らないですむ。マイクがミュートでも、画面共有する際に「コンピューターの音声を共

          zoom備忘録(画面共有で動画を見せる時)

          zoom備忘録(音楽などの音を扱う時)

          Zoomで音楽のWSなどをしようとする時につまづくのが、Zoomの音設定。標準の設定では、会話に適しているように、ノイズキャンセリングが働いたりするので、声以外は雑音としてカットしてくれる機能が働く。これがありがたいようで、「音を立てる」時にはちょっと余計な機能になってしまう。 1.そこで、ノイズをキャンセルする機能を2つばかり切って、マイクから拾った音のオリジナルを使う、という設定をしてあげるといいらしい。この記事の④以降。あるいは、下のYouTubeビデオ参照。 2.

          zoom備忘録(音楽などの音を扱う時)

          "ニューヨーク公共図書館"と、日本の公共劇場

          少し前から気になっていたドキュメンタリ映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス (原題:EX Libris:The New York Public Library)』を先日やっと観ることができた。 http://moviola.jp/nypl/aboutthefilm.html タイトルのニューヨーク”公共”図書館。ニューヨーク”公立”図書館ではない。 公式サイトに以下のような記載がある。 "名称に「パブリック(public)」と入っているが、独立法人であり、財政的基

          "ニューヨーク公共図書館"と、日本の公共劇場

          兎にも角にも書く

          僕のようなインプット大好き人間にはアウトプットは気が重い。 本を読むのは好きなので、とにかく読んでしまう。それにしたってアウトプットしないことには仕方ない。違う、アウトプットのためにインプットするぐらいでちょうどいい。 「使わないことは覚えなくていい。どうせすぐ忘れるから。忘却曲線見せようか?」 師の言葉です。 アウトプットしてはじめてインプットしたものが活きるというものだ。活かさなければ休眠預金。いや、休眠預金でさえわずかながらでも利子がつくのだから。 これは誰かに

          兎にも角にも書く

          『あーとま塾2018「社会包摂」』のレポート

          2017年度より可児市文化創造センターアーラにて行われている「劇場に関わる人のためのアーツマーケティング・ゼミ「あーとま塾」。僕は年3回行われるこのあーとま塾に2年間参加させてもらっています。ほかの劇場の方々と話している時に、このあーとま塾でどのようなことをしているのか聞かれることがあります。 あーとま塾の軸に据えられているのは「文化政策」「社会包摂」「マーケティング」の3つのテーマ。他の劇場などで行われるセミナーなどではあまり扱わないテーマも取り上げられていますので、実際

          『あーとま塾2018「社会包摂」』のレポート