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【オランダ滞在記Vol.5】英語は大事なコミュニケーションツール|5年で劇的に変わった子どもたちとの会話

 Hoi!こんにちは。関西も本格的に梅雨入りしました。
去年はもっと蒸し暑かったように思いますが、今年は気温が低めなのか、除湿機のみの可動で気持ちよく過ごせています。エアコン代が少しでも節約できるのはありがたいです。

 さて今回の記録は、オランダ滞在で感じたとても嬉しかったこと。
それは、前回5年前に滞在した時と今回とでは子どもたちのコミュニケーションの幅が段違いで変わったことです。

 5年前。夫親族の子どもたちは全員で5人、年長で10歳、年少で5歳でした。この頃子ども達とのコミュニケションは、子ども達の親(私にとっては義理姉や兄)を通して英語をオランダ語に通訳してもらいながらのコミュニケーションでした。コミュニケーションをとるのに、一つ段階がいるとなるとやはりスムーズでないし、何より会話が続かない。私が少しオランダ語がわかればよかったのですがそんなポテンシャルありませんでした。

オランダはヨーロッパ有数の英語大国である理由

 ここでオランダ国内の言語環境を振り返ります。
オランダは主流はもちろんオランダ語ですが他国が認めるくらい英語大国でもあります。
もちろん家族間の環境にもよりますが、なぜオランダで英語の言語レベルが高いと言われるのか理由を考えてみました。

1. オランダの空港、スキポール空港はヨーロッパ最大のハブ空港であること
2. 移民が多い国であること
3.オランダ語と英語のベースが似ていること
この3つは大きいかなと思います。

 1・2の点を考えてみると、様々な人種が国にいると言うことは、共通言語での会話は絶対に欠かせません。英語は大事な言語ツールとしてオランダを支えていると言ってもいいと思います。それゆえにほとんどの社会人は、特に都市部にいる方たちは英語をビジネルレベルで習得することが必須です。
 また子ども番組を含むTV番組が英語圏の番組も多いことから、オランダ語字幕付きの英語番組も目にすることが多いと言います。つまり日本と比較すると学校教育以外で英語コミュニケーションに触れる機会が圧倒的に多いということです。

子ども5人中4人が英語でコミュニケーションがとれる感動

 話を戻すと、5年前の子どもたちが年長15歳になり、一番下の子は10歳になりました。この間、学校教育で英語が教科として必須になることのほかに子どもたちはいろんな媒体や自身の家庭内、オランダ社会で英語と触れる機会が多くなりました。その結果なんと5人中4人が私と英語で会話ができるまでになっていました。めちゃめちゃ感動です。本当に嬉しい。
15歳年長の子は、学校を一度転校し、アルバイトを始め、以前とは比べ物にならないほど社交的になっていました。いろんなことに興味を持ち、自分の興味のある分野であれば英語だろうと関係なくどんどん調べられ、どんどん訊いてきてくれるようになっていました。英語のTV番組も、英語での課題も難なくこなせるように。
 次に若い13歳の子は、小学校卒業後から高校(オランダに中等学校はありません)に上がる際、公立のインターナショナル学校を進路に選びました。学校の授業は主に英語のようなので、私よりも英語のレベルが高いほど。もちろんこの子もコミュニケーションは不自由なくこなせます。嬉しすぎる。
この2人を筆頭に私と英語で会話しているのに感化され、弟たちも積極的に私に話しかけてくれたり、4歳の息子について色々訊いてくれる場面がたくさんありました。年少の10歳の子に関しては、私たち親同士が英語で話していると、「それは〇〇のこと?」と内容をドンピシャで当て始めていました。英語で話している内容をすでに理解し始めています。きっとコミュニケーションをとれるようになるまであっという間でしょう。

私もこの子たちに見習ってオランダ語を頑張りたい。


 母国語をはじめとする第2言語、第3言語、全てにおいて始まりは、自分以外の人がその言葉を話している環境に身を置くことが一番です。そして学校教育はそれを強化するに過ぎないのだなと。
 子どもたちとコミュニケーションが取れるようになると、その子達がどんなことに興味があって、どんな勉強をしているのかその子の口から聞くことはの大切さを感じました。第三者を通すと脚色される場合もあるので、「違うよ!そうじゃないよ!」となることもあってそれは子どもにとって不本意でしかありません。(そうならないようにその子のボキャブラリーを増やすことも大事)直接コミュニケーションが取れることの満足度、感動は本当に計り知れませんでした。次の訪問、今からまた楽しみです。

 今回の訪問で一番嬉しかった点を書きましたが、子どもたちが英語でコミュニケーションが取れるようになっていたことに派生して、さらに嬉しいこともありました。次回はこの点についてまた書き出そうと思います。

Toz ziens!(また次回!)


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