いーらい

カナダ人の二人の間に生まれた、日本語で書くのが好きなアイルランド人 (ただ頭おかしい)

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カナダ人の二人の間に生まれた、日本語で書くのが好きなアイルランド人 (ただ頭おかしい)

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とある変人のコンプレックス

 最近少しヘコんでいる。認めたくないけど、やっぱり否めない。 これを書いている、今台湾にいる僕はストレスの溜まり場となって頭がひどく痛くて、心が帰りたい気持ちでいっぱい。 やっぱり留学が大変。  日本にいたときもそう思ったけど、去年アイルランドに帰ったら、留学というものがどれだけ大変だったのかを忘れたみたい。 自分の意志を伝えられるようになりたい。現地の友達を作りたい。 でも何よりも間違いをしたくない。間違えたらニセモノだとバレるから。 外国人だから間違えるのが当然なこと

    • ハッピーバースデー (短編)

       私は超ハッピーな人間である。この世の中で一番ハッピーな人間だといっても過言ではない。よくそう言われる。部屋に入ると、ニコニコ笑っている顔で必ず迎えられる。地元に帰ると、春の到来よりも私特有の超ハッピーな存在感が歓迎される。ただの盛り上げ役みたいな、くだらないことでなく、人が私と同じ空間に入れられると、なんとなく、周りに完全に溶けてしまうような感覚にとらわれ、そして、次第に不安も消えてゆく、らしい。私自身はずっとこのハッピネスを与える側だから、実はこんな描写が当てはまるかどう

      • 大学生活の振り返り 将来への不安

         卒業まであとわずかです。でもその事実を実際に声に出して言ってみると、どうしても違和感を覚えます。大学生活は本当にあっという間でした。  ピカピカの一年生であった私はどこに行ったんでしょうか。私は、いつの間にか、老けた顔をして、これから社会へ出ようとする4年生になっています。社会に出て何をしたいのかは、もうわかっているはずだと思いますが、正直に言えば、今だに何もわからないのです。  日本語の勉強を始めてもう7年になります。この長い間ずっと日本語と闘ってきたのですが、実は今

        • その夜、寺山修司に出会った

           今年の3月の半ばに、そこまで北海道でボランティアをしていたわたしは、東京までヒッチハイクで帰ろうと決めた。もちろん津軽海峡もあったが、それいがい結局、親指とスケッチブックの力で盛岡まで行くことができた。(そして疲れに負けて東京まで夜行バスで帰ることになったが、それはまた別の話。)ここで話したいのは、青森で過ごした不思議な夜である。  わたしはジャズが好きな人間で、一昨年、とあるパブでふと聞いてしまったフェラ・クティの一曲を皮切りに、ジャズの面白さにだんだんハマるようになっ

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