見出し画像

【今週はコレ知っとけ!】広告・マーケティング最新トレンド(2022/7/8)

SNSやデジタルを中心に「インフルエンサー・タレント」「SNS」
「広告・キャンペーン」「クリエイティブ」「Z世代」の5つのテーマで
最新のトレンドをご紹介!

今回は「クリエイティブ」「広告・キャンペーン」「SNS」の3つのテーマを紹介!

【クリエイティブ】 2022カンヌライオンズ_フィルム賞 

1.「SUPER. HUMAN.」/CHANNEL 4(グランプリ)

▼概要
東京2020パラリンピックに向けてイギリスのテレビ局“Channel4”が作成した広告動画。医学的アドバイスに逆らい、子供の誕生日を逃し、不安な日々を送る、エリートアスリートの日々の闘争に焦点を当てた内容が描かれている。

▼考察ポイント
愉快な音楽とユーモアにあふれた映像の中に垣間見れる、パラリンピック選手の試練と苦難に立ち向かう様子が、見る人を引き付ける。
「スーパーマン」ではなく「人間」としてのパラリンピック選手を見ることで、冷酷な価値観やスポーツ選手の脆弱性に気付かされる。

-なぜ良いと思ったのか
・軽快な音楽
・パラ選手の日常
・ユーモアに溢れた映像

2.「ESCAPE FROM THE OFFICE」/APPLE(グランプリ)

▼概要
Apple公式サイトの「Business」ページで公開されている動画。Apple製品を活用し、連携しながら仕事をする4人のチーム「The Underdogs」を描いたシリーズの第3弾であり、会社をやめて新規事業を立ち上げる顛末が描かれている。

▼考察ポイント
8分50秒の動画であるが、気持ちの良いサクセスストーリーと、程よいテンポ感が、見る人を最後まで楽しませる。また、細かくちりばめられたユーモアあるシーンもポイントの1つ。

-なぜ良いと思ったのか
・気持ちのいいサクセスストーリー
・飽きさせないテンポ感
・細かいユーモアが散りばめられている

3. 「穴があったら」篇/牛乳石鹸共進社(日本の受賞作品)

▼概要
牛乳共進社株式会社が公開したWebムービー。“穴があったら入りたい”と感じた人が、実際にその不思議な穴に落ちてしまい、そこから再生するという内容。他人は自分が思うほど気にしていない、たいていのことは時間が解決してくれるといったメッセージが込められている。

▼考察ポイント
具現化されたことわざと、「結婚式のスピーチでうまく話せない」などの失敗あるあるのかけ合わせがシュールで面白い。また、シンプルで分かりやすいメッセージが見る人の印象に残る。

-なぜ良いと思ったのか
・ことわざの具現化
・シンプルでわかりやすいメッセージ
・あるあるとの掛け合わせ

【広告・キャンペーン】JR西日本 サイコロきっぷ

https://www.jr-odekake.net/aotabi/feature/dice/

▼概要
1枚5000円の切符を購入し、サイコロを振って出た目によって大阪市内から目的地の駅までの往復券がゲットできる期間限定のサービス。
(切符の利用 2022/7/29-10/31 / 予約 2022/7/29-9/30)
対象となっている駅は主に「白浜」「餘部」「東舞鶴」「倉敷」「芦原温泉」「尾道」で、低確率で出現するレア目的地として「博多」も用意されている。

▼考察ポイント
ガチャ企画最強!?

・いろんな商材でガチャ企画は多用されており、どれも話題化している印象
わかりやすいワクワク感の演出が消費者ウケしやすい
・思わず繰り返し(何回も)やりたくなるフォーマット
・他社例の参考がないと不安なクライアントと相性が良い
企画に困った時の救世主
・企画ネーミングなど、細かい要素の設計次第で可能性無限大

【SNS】注目のコスメInstagram【BAUM】

▼概要
「BAUM」は資生堂が2020年6月にデビューさせた「樹木との共生」をテーマとしたスキン&マインドケアブランド。立ち上げ2年で、約10万人フォロワーを達成。

▼考察ポイント
①商品について
・サスティナブルの押し付けではなく、「使いたいと思って手に取ったものが、結果としてサステナブルだった!」と思える商品づくりをしている。

・都会の自室に居ながらにして、森林浴をしたかのような体験を提供することで、局所の対処療法的なスキンケアを超えた、マインドフルな美容体験を実現できる。

②フォロワー数の増加について
・キャンペーンも特に行っていないことから、主に広告でフォロワーが増えていると推察できる。

・広告を多く回すことを通じて、パッケージデザインクリエイティブに消費者を惹きつけてプロフィール遷移→フォローする人が多いと考えられる。「自然との共生」をテーマに、スキンケアグッズ大自然の組み合わせも目新しく、良い反応に繋がったのではないかと思う。

・30〜40代向けで元々作られたにもかかわらず、20代の購買者がかなり多いという。「サスティナブル」「自然との共生」という部分で、製品への共感や関心が高まったのではないかと予想される。