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インターンシップ

2023年1月、静岡市女性会館へ4日間インターンシップに来てくれた高校生の体験記です。
図書コーナーのカウンター、SNS投稿、施設管理など様々な業務に携わってくれました。
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【1日目】
午前は館内をまわりました。一人だと迷子になりそうなくらい部屋が多く、覚えるのが大変だなと思いました。
女性会館のミッションやNPO法人の仕組みについて学びました。NPOやNPO法人という言葉はよく聞きますが、この2つに法務局に登記しているかどうかの違いがあること、一般の会社との違いについてなど初めて知ることばかりでした。
午後は図書整理とカウンター業務をやりました。普通の図書館には少ない分野の本が多くありました。とても興味深かったです。

【2日目】
午前は子ども室の点検と消毒をしました。たくさんのおもちゃと絵本があって、それらを消毒しながら欠けているところや破れているページを探しました。また、部屋には壁全体にボランティアの方々が定期的に貼り替えてくださるという可愛い動物など色々な飾りが貼ってありました。コロナが落ち着いて、子どもたちが遊べるようになったら、とても明るい場所になっていいなと思いました。
午後は図書コーナーで行政資料や寄贈資料の登録、蔵書点検の下準備などをしました。特に印象に残っていることは、寄贈資料の装備です。図書館に行くと全部の本に貼られているカバーがこんなに手間をかけて貼られているものだということを初めて知りました。

【3日目】
午前は「片袖の魚」という映画を見ました。浜松市出身のイシヅカユウさんが主演のトランスジェンダーをテーマにした映画でした。約30分の短めの映画でしたが、実際にありそうなシーンばかりでした。今の社会は悩みを抱える人にとって、とても生きづらいと感じました。みんなが暮らしやすい社会になるためにも、もっと多くの人にトランスジェンダーのことを知ってもらいたいと思いました。
午後は、図書コーナーで新聞の切り抜きをしました。女性や家庭、育児に関する事を探し出して、切り抜くという作業でした。単純な作業に見えましたが、とてもやりがいのある作業でした。

【4日目】
午前はインスタに投稿する、おすすめの本紹介のスライドを作りました。
ジェンダーに関しての悩みを抱える人、自分の本音を思ったように人に言えない・悩みを抱え込んでしまうという人におすすめの本で、2冊紹介するのですが、どちらもこれからの社会に役立つ内容だと思います。
また、背景をレインボーフラッグをイメージした虹色にしたり、たくさんのハッシュタグをつけたり自分たちなりに細かい所まで工夫できたと思います。
午後は作ったスライドを職員の皆さんの前で発表しました。たくさん褒めていただいて、頑張ったのでとても嬉しかったです。

職員の皆さんには4日間本当によくしていただいました。もともと興味のあった家庭や育児の問題、あまり知らなかったジェンダーについてのことを深く学べたと思います。特に相談事業や「ふらり」というイベントをやっていることを初めて知って、こういうことをしてくれる場所があるということで、将来の不安が少しなくなりました。
これでインターンシップは終わりますが、いつか機会があったら女性会館のイベントに参加していきたいと思いました。
女性会館でのインターンシップに参加できて本当によかったです。


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