私が起業で大切にしてきた11のこと(年商3,000万円、創業2年まで)
17歳(18歳の誕生日を迎える3ヶ月ほど前)に「18歳のうちに起業する」と決めました。
それからは手探りしながら「起業のために何を準備しなければいけないか」ということをテーマに考え続けました。
「起業の常識」というものにもいろんな「常識」があり、自分にとって向いているやり方で起業しなければいけないということを強く思いました。
そんな私が18歳最後の日に起業して、2年で年商3,000円の規模にまで事業を成長させてくることができました。
★そのことは別の記事にも書きましたので、ぜひお読みください!
さて、そんな私が私なりに起業家として、特に大切にしてきたことを11個ピックアップしましたので、よろしければお読みください。
1. 起業は難しいという声は無視した
「起業は難しいよ」という人はきっと「難しい起業法を知っている人」です。
「起業は簡単だよ」という人はきっと「簡単な起業法を知っている人」です。
私は簡単で成功確率の高い起業法を選びたいと思いました。
そうでないと体力も人並み以下の自分が、自分のわずかな長所を頼みに起業して事業を軌道に乗せるなど不可能に近いことだと思ったからです。
2. 起業は簡単だと思えるまで準備した
「きちんと準備さえすれば起業など簡単」と信じて準備をしました。
「起業なんか簡単だ」と思えるまで準備して起業した場合、もしうまくいかないときは「起業は簡単だと思って準備したはずなのに、うまく行かないということは人がいけないのか?」という正常な思考ができると思います。
逆に「起業は難しくてうまくいかなくて当たり前」と思ってたら、うまくいかないときにそれを「当たり前」として受け入れてしまうという異常な思考をしてしまうでしょう。
たとえば健康問題でも「年齢のせい」「痛くなるのも当たり前」などと思っていたら病気に気づくのが遅れたりしてお手遅れになるかもしれません。
3. 起業前にできることは全て済ませた
たとえば、商品を発売したタイミングでメディア向けのプレスリリースを発信する予定がるのであれば、起業準備中にその文章をほとんど完成させておきます。
多くの人は、起業してからの貴重な時間をプレスリリース作成に充てると思いますが、もったいないと思います。
4. 成功要因(KFS)に経営資源を集中させた
私の場合「事業を成功させるための最重要事項(KFS)」を、「お客様の喜び」としました。
そして、それに直接つながることの優先順位を上げています。たとえば「お客様が喜んでくれる商品を探してくる」ことが私にとって重要な仕事になります。
そのKFSを満たしていれば、リピート購入してもらえて販促費が下がり、利益が出て広告費をかけやすくなる、など、いい循環が起きます。
5. 面倒なこと、苦手なことは得意な人に任せた
「苦手なことを自分でやると損するよ」「得意な人に仕事を与えることも大事だよ」というアドバイスをもらったことがあります。
確かにその方がいいですし、そのために、そういう専門家や会社があるのだから利用しない手はありません。
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなど、得意な人を見つけるサイトもたくさんあります。
6. 売れないのはすべて自分のせいと考えた
売れない原因はすべて自分のせいです。
たとえば外部要因として「事業の環境が悪い」と思った場合、
→その環境を選んだ自分のせい
→その環境でもうまくやっている人もいるかもしれない
→その環境に居続けるのはだれ?
などと考えたら、環境が悪いのではなく自分が悪いと気づけます。
7. 売れたら顧客のおかげと考えた
私がいくらがんばって、最終的に「買う」という決断をしてくれるのはお客様です。
ついでに「売るためのヒント」「品質を高めるためのヒント」をくれるのもお客様だったりします。
「お客様のおかげ」というのは精神論ではなくて、そういう資金や情報ソースとしても貴重でありがたい存在ということです。
8. 顧客を理解する工夫をした
もし「起業家としてセンスがある人はどんな人ですか?」と問われたら、今の私は「顧客に興味、関心を持てる人」と答えると思います。
お客様の本音(感情、インサイト)を知ることでビジネスはより簡単になります。なのにそこに興味を持たないのはセンスがないと言ってもいいかもしれません。
具体的には顧客アンケートなど、いろんなことをしました。
9. 人付き合いを捨てた
「捨てた」というより、以前から人付き合いはしない方なので、増やさなかった、というだけかもしれません。
人付き合い、人脈作りなどは私のKFS(前述)に関係が少ないため、優先順位を低くしています。
人と絡むと、体力や気力が奪われます。食事をすれば食事代なども出て行きます。
もちろん何かしら重要なヒントを得られることもあることは否定しません。何を重視するか、です。
また、メーカーの担当者さんなどと商談や打ち合わせをしたりすることはKFSに必要なことですので、どんどんやります。
10. 精神論を捨てた
「精神論に頼らなければいけないときは危ない」というアドバイスをもらったことがあります。
たしかに起業の成功は、顧客の成功であり、お客様を喜ばせるかどうか、です。精神論は関係ありません。
それにもし、起業には精神力が必要なら、私のような精神力が乏しい人間には成功は無理だと言うことになります。
起業家に必要なのが「野心」や「欲」だとしたら、私にもあります。
11. よく寝た
年商3,000万円になっても、創業1年目よりも睡眠時間を確保できています。
外部パートナーとのやりとりもスムーズになりましたし、梱包・出荷作業も無事、信頼できる業者さんに任せられるようになったためです。
事業が次のステージに向かうための準備を整えるための時間も確保しつつ、しっかり睡眠をとって健康状態も維持できているのはありがたいことだと思っています。
以上です。
これから起業しようとする方、すでに起業している方のご参考になれば幸いです。
お読みくださり、ありがとうございます!
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フォーチュンファクトリー株式会社 代表取締役。新潟出身。東京在住、20才。「CAMPFIRE AWARD 2017【特別賞】灯火賞」受賞。「フォーチュンボックス」や自社ブランド「五感プレミアム」シリーズを販売中。