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愛猫の手術

◎12月9日、手術当日の朝

昨日12月9日は、愛猫の手術でした。

破歯細胞性吸収病巣と診断され、昨日抜歯の手術を受けました。

朝9時までに受付するようにと言われていたため、タクシーを予約して向かいました。

手術当日は午前0時以降、固形物を食べないように申し渡されていました。

全身麻酔をかけると、時には吐き戻したりすることがあるので、固形物が胃に残っていると窒息する恐れがあるためだそうです。

毎朝だいたい4時~7時くらいの間に朝ご飯をおねだりに来るので、どうしたものかと思っていました。

食事制限は固形物だけだったので、水や、〇ゅーるのようなものならOKということでした。

案の定、7時前におねだりに来ました。

お腹がすくとシーツや枕カバーをかじるので、慌てて枕もとにスタンバイしていた〇ゅーるを取り出しました。

空腹の猫さまは、真ん丸な目をして〇ゅーるを見つめます。

いつもは見せない、甘えた「にゃー」で下僕の膝にのしのしと登り、待ちきれない様子。

でも、〇ゅーる1本くらいでは、空腹は満たされず壁を舐め始めます!

しかたなく2本目の〇ゅーるをあげ、なんとか空腹を我慢してもらいました。

病院につくと、最初に血液検査をしてもらい、麻酔をかけても大丈夫かどうか判定してもらいます。

結果は問題なしということで、そのまま病院に猫さまを預けて、下僕はいったん帰宅します。

人間だけなので、バス→電車→バスを利用していったん帰宅。

実は今日の手術に際して、一人では不安で娘に無理を言って休暇を取ってもらい、来てもらっていました。

今日は転職して1年目の職場の、初めてのクリスマスパーティーだったので本当は行きたかったのを我慢してきてくれました。

ありがとう、娘ちゃん。

◎無事に麻酔から覚めて一安心

お迎えは5時ごろと聞いていましたが、2時40分ごろ病院から、4時ごろ迎えに来てくださいと電話がありました。

麻酔が覚めたら電話すると言われていたので、電話が来たことは、無事に生還したということを意味します。

なので電話を受けて、ほっとしました。

迎えに行くと、猫さまはキャリーのなかで、見たこともないほど平べったくなって上目遣いで様子をうかがっていました。

行きのタクシーではずっと鳴いていたのに、一言も、「にゃん」ともいわず、落ち着かない様子でした。

先生からレントゲンと、処置の内容を説明してもらい、想像していたより進行していたことが分かりました。

犬歯の1本は抜けると思っていたら、歯根が溶けて骨に吸収されてしまっており、根元で切断することになったそうです。

もう一本の犬歯は、レントゲンでは骨に吸収されていそうでしたが、歯を切断したところ中が歯だった(?)ため、抜いたそうです。

抜いた歯も見せてもらいましたが、骨と癒着していたため、若干骨もついていました。

奥歯は左右合計3本が溶けて骨と一体化していたため、上に微かに残っていた部分だけを切除したそうです。

「抜いた歯は、どうしますか?」と聞かれ、なんだか捨てるのが寂しくて、子供の抜けた歯を記念に取っておくように、持ち帰りました。

いずれ捨てることになるとは思いますが、良い状態を保てている間は保存しておこうかと思っています。

抜歯後は溶ける糸で縫っているので、抜糸は不要とのことでしたが、術後の経過を見たいので2~3週間後にもう一度来てほしいと言われました。

そこで24日、クリスマスイブにもう一度通院することになりました。

この日は予定があるらしく娘は来られないので、ひとりでなんとか行かなければなりませんが、診察だけなので大丈夫でしょう。

ちなみに、前日の23日は、9年前、猫さまが我が家に来た記念日です。

3歳だった猫さまは、あっという間に12歳となり、我が家の長老になりました。

◎帰りのタクシーに不満だったけど……

話しは逸れますが、昨日猫を迎えに行ったときにGoTaxiで手配したタクシーが、聞いたことのない初めて聞くタクシー会社でした。

運転手さんは感じの良い方でしたが、帰り道のルートがとんでもなく遠回りで、これまで3回利用したときより千円以上も高く、ちょっとイラっとしてしまいました。

住所を事前に連絡してあったので、ナビに登録していたようですが、走り始めてすぐ、今まで一度も行ったことのない方角に進み始めて、「おかしいな?」と思い、すぐに近くのコンビニの駐車場に止まってもらって確認しました。

すると聞いたこともない場所に向かっていたようで、「最短ルートに変えたほうがいいですかね」などと言い始め、「でも今から入れ直すと、どーたら、こーたら、……」と。

心の中では「最初から最短ルート入れてよ!」と思いましたし、「なぜ連絡した通りの場所に向かっていないの?」と不信感が募りました。

しかし一刻も早く猫を連れ帰りたかったので、目的地の住所を確認して、「とにかく国道〇号にでてください」とお願いして、そのまま走ってもらいました。

これまで予約手数料880円を含めても最高で5,380円だったのに、運賃だけで5400円+優先パス手数料780円で6,180円もかかり、ちょっと腹が立ちました。(※優先パスとは、近くにタクシーがいないときにそれでも乗りたいなら780円払えば手配しますよ。というシステムです)

でも、車を持たない私達が猫を運んでもらえたのです。

そう考えればありがたいことです。

ここはガネーシャの教えを思い出し、「乗せてくれてありがとう」と感謝することにしました。

◎思ったより元気で安心した

帰宅すると、すぐに家中のパトロールを始めました。

ひととおりパトロールを終えると、すこし落ち着いたようで、下がっていたしっぽも高く上がりました。

先生が点滴をしたと言っていたので、脱水症状は心配していませんでしたがかなり空腹のはずでした。

病院で痛み止めを注射してくれていたので、まだ痛みは感じていないようでしたので、やわらかいパウチをあげてみることにしました。

するとすぐにガツガツとあげた分を平らげ、満足した様子でホットカーペットに移動。

でも、口の中に違和感があるのか、手でしきりに口をこするようなしぐさをします。

先生が「顔を引っかいちゃうかもしれないので、その時はエリザベスカラーをしてください」と言っていたのを思い出し、我が家では「ポンデリング」と呼んでいるエリザベスカラーを装着しました。

爪は手術の際に切きられたのか、短くなっていましたが、念には念を入れ。


会計を待っている間も、落ち着かない様子ででキョロキョロ。瞳孔が開いています。
「早く帰りたいにゃ~」
キャリーの隙間から撮影した猫さま。オドオドびくびくしています。瞳孔は開きっぱなし。
「まだかにゃ~」「はやくおうちに帰りたいにゃー」


ポンデリング猫さま。なんだか神々しい感じがします。
ひまわりのようにも見えます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

気づいたら、かなり長くなってしまいました。

先生には、改めて「原因がわからない病気なので予防法もない。だから再発するかもしれません」と言われました。

猫は痛いのを隠すので、こまめに様子を見て飼い主が気づいてあげるしかないと言われました。

「特に食欲旺盛な子は、痛みがあっても食欲が落ちないので、気づきにくい」と言われましたが、まさに我が家の猫さまがそれでした。

もしかすると食べることくらいしか楽しみがないのかもしれないですが。

来月から3ヶ月間、フルタイムの仕事で留守がちになるので心配ですが、在宅中はしっかり猫さまを観察しようと思います。

猫と生活するということは、生活を制限されることもありますが、その制限を我慢とも思わない、自然なこととして受け入れられるのが不思議です。

そしてそんな制限があっても、猫といるしあわせの方がずっとずっと勝っているのです♡

良い週末をお過ごしください。

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