見出し画像

Brand 戦略の構築②

さて、前回はこちらのノートにてBrand戦略構築の手始めを書きました。
このノートではその中で記載をした、frame of reference(競合となる相手)をどう設定すべきか。さらに、競合との差別化をどうやって作っていくか具体の方法を記載していきます。

□Frame of Reference (競合となる相手) の考え方
ブランドの成長を止めないように十分な幅があり、そして明確に他のものとの相違点があげられていることが重要。

なぜ、このように考える必要があるのでしょうか?
例えば、今コーラのブランディングを担当しているとします。
競合がコーラと限定してしまうと、他のコーラとの差別化をどうすべきかという点に注意がいってしまいますが、他の飲料とすることで例えば、コーヒーや牛乳なんかとどう差別化をしていくべきかという発想になります。

なので、ブランドの成長を止めないように十分な幅があり、そして明確に他のものとの相違点があげられていることが重要となってきます。

Frame of Reference (競合となる相手)を設定したあとは、設定した競合とのカテゴリの中でどのように差別化を作っていくかが重要になります。

まず、差別化をする下調べとして競合をよく知る必要があります。
押さえておくべきポイントは下記になります。

1. 同じカテゴリの製品間の類似点
2. ブランドがその特定のカテゴリの正当な競争相手と見なされるために必須と見なされる要素。

さて、上記の調査検討後にどうやって競合、同じカテゴリの中で差異をどのように見せていくか検討することになります。一般的には下記の5つのキーポイントを検討する必要があります。

□ 5 keys to a strong point of difference
1. Compelling(消費者の注意を十分に惹きつける強いポイントがあるか)
2. Relevant(顧客にとって非常に重要または重要であること)
3. Unique(他の人が届けることのできないかち)
4. Credible(抽象的なアイディアでないこと)
5. Focused(明確な違いを一つ見つけること)

この5つのポイント検討中に常に、

これがその会社、ブランドにとってユニークなものであるか

を念頭に入れておく必要があります。

前回のノートと今回のノートでブランドの差別化において検討すべき事項をまとめてきました。

最後に強いポジジョンを築くためにチェックすべき10の事項を列挙します。

□The 10 commandments of strong brand positioning.
1. Clear picture of the user(ユーザの解像度をあげる)
2. Frame of reference(競合となる相手をしっかりと定義する)
3. Capitalize of shortfalls(既存サービスでは不自由分な理由をあげる)
4. Point of difference(明確な他のサービスとの違いがあるか)
5. Don't limit growth(サービスの成長を限定していないか)
6. Look for unusual opportunities(想定をしていなかった使われ方や機会を見つけるようにする)
7. Highlight the brand's advantage(ブランドの利点を強調する)
8. Declare what makes your different(競合と比較して何が自社のブランドを特徴的にしているのかをしっかり発信する.ベネフィットを強調する)
9. Ensure relevance(提供しているービスと発信しているメッセージが一致していることを確認する)
10. Cohesion(ターゲット、競合となる相手、競合との違いがお互いにロジカルにサポートする関係となっているか。)

以上が、競合と比較し自社のブランドを確立していくための検討事項のご紹介でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?