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特別なまちのこと (3/20)江本

ヘイセイウマレ開催しました

最初の日記で触れていました、「ヘイセイウマレ ヒガシ vol.0」 無事に終わりました〜。参加条件は平成生まれであること、以上!参加費無料、一品持ち寄りのただの飲み会です。

予想以上に人数集まりまして、主催合わせて28名。ドタキャンなし、ドタ参ありの、ぬるいような熱いようなにぎやかな会となりました。実はなにかを主催するのは久しぶり。

ひとり昭和生まれが混ざってたり(笑)、カメラどうしよう…と思っていたら自らカメラマンを買って出てくれた子がいたり、知り合い0の子がいたり。

イベント中も周りのみんながちょいちょいフォローをいれてくれて、それぞれ自由に動きつつ、ひとりになってるひとが常にいない。運営と参加者の垣根があんまりない「よい!」と言えるような時間だったと我ながら思います。中締めしても盛り上がり続けていました。

(とはいえあんなに賑わうとは・・・。会場は3階だったので、途中で何回か無人の2階に逃げました。バックヤード、万歳。バックヤード、大事。)

今回は「vol.0」と謳うことでプロトタイプ感を出しつつ、、、とにかくこういうものは始めたら続けること!だからこそ低燃費にやっていけたらな〜と運営のにゅるーっとした共通認識があって。(金銭的な面では)誰も儲からないイベントだからこそ、色んなタイプの挑戦ができるなとわくわくしています。0歳児(平成生まれ)のお母さん(昭和生まれ)にも今度おいでよ、と声かけちゃったので、いつかは昼開催を…と目論み中。

今回改めて、自分自身で場所を持つってやっぱりいいことだなと思いました。なにかを始めるハードルが格段に低くなる。場所を持っているひとと組むっていうのが今はいちばん現実的なんだろうなぁ。というか、"場"でやることをやってみたいだけとも言える。

(以上、photo by Takahisa YAMASHITA 山Pありがとう!)


いつまちを「好き」になるか真剣に考えてみた

前回ほりしーからいただきました質問


"訪れたことのある"まち”の中でいちばん好きなまちはどこですか?

やばいやつ来た・・・。先に宣言すると「いちばん」を決めるのは苦手です!でも、どんな条件でまちを好きになるかって重要。しっかり答えようと思います。そう、プリミティブなところね!(長期間関わったまちはやっぱり特別なので、留学先などは除外します!それも含めるとトゥールーズは切なくなるほどスペシャルなまち)

基本的にどのまちも等しく価値があると信じてます。

そしてここ数年の「どこかに行く」は「誰かに会いに行く」と、もはやほぼ同義になっています。それって好きなまちじゃなくて、好きな「ひと」じゃない?と思ったので、結構考えました。

盛岡。うん、盛岡です。盛岡を思い出すときは全身で思い出します。温度とか湿度とか、岩手山美しいなぁとか。盛岡駅のフォントがいいなぁとか。なんでもないことばかり思い出します。あの空気に包まれる感じは、帰省した時に関西で感じるものに通じるなぁ。

よく言われるようなひとが好きだからそのまちが好きというのもすごく理解できるし実際そう。たとえば、コーヒーを飲むのもひとりで行ったとしても、そこにたどり着くまでの情報を得るには、ローカルなひととの接点は欠かせない。ただ、その訪れた先でじぶんで仕入れる一次情報って結局五感で感じたもの。だからこそ、情報を得た上で、ひとりでまちを感じる時間とそこで感じたこと。ああ、ちょっと肌寒かったなぁ。みたいなことが圧倒的な真実というか。

まちの魅力をじぶんで発見させる、というのが本当にうまい案内人なんだ、と言われたことがあります。盛岡は、案内してくれたひとがそういう余白をすごくくれて、その結果まちのことを考える時間がたっぷりあった。そんな、じぶんで発見させてくれる感じ、が好きなのです。

ごめん、やっぱり盛岡は特別だった

いやしかしちょっと待て。なんだかんだ書いてますが、なんでここまで思うんだろう。他にも思い出深いまちはたくさんあります。福井だって、津和野だって、札幌だって、大好きです。

盛岡に初めて行ったのは2014年の秋。その年の1〜3月にかけて、わたしは復興支援のボランティアバスツアーを運営していました。冬に行く沿岸部。ツアーに帯同することが多かったので、雪の中で、語り部さんによる震災当時のお話を何度も聞きました。そのせいか、ネガティブな感情をものすごく受け取ってしまい。(理由は数あれど、実は今に至るまで、あまり当時よく行っていた沿岸部には行けていません。)そんな中で、やっぱり観光で東北を楽しんでみたい、と思ってから行った最初のまちが盛岡でした。

いやもう、復興がどうとか、そんなの全然考えなくって、ただただ、いいまちだなぁって。うわあ、岩手にこーんな気軽な距離感でも関われるんだなぁって。だからでしょうか、全身で思い出すって感覚があるのは盛岡がいちばん強い。うーん、結局いちばんを選ぶって、そういうことだよね!笑 

あーじゃじゃ麺食べたい。

質問を返します

似たようなことになりますが、「うわー!このひとの接客好きだー!」って思ったことありますか?どこの誰のどんなところでした? ほりしーは、そういうのめっちゃ気にするじゃないですか。そういうひとが何に心を動かされるのか知りたいです。

わたしにはふたつあります。東京は目白のアクセサリー屋さん eclecticの眞砂さんと、福井市内の雑貨屋さん テリフリの二木さんです。

眞砂さんの、いつ行っても溢れ出てくる、ひとに対する愛とプロフェッショナルな姿勢と、誰にも気負わせないバランスはもう、魔女…。(絶賛しています)

テリフリの二木さんは、距離の詰め方が最高に心地よくって。そうは見えないのに「Facebook申請していいですか」までの時間めっちゃ早くて自然で、すんって感じ。「これねーかわいいんだけど値段がかわいくない」とか言っちゃう。

(テリフリで売っていた、値段がかわいくなかった神棚)

売っているものが素敵だというのは言うまでもなく。おふたりとも、嘘がない。そして、なぜかどちらでも、カフェじゃないのに店内でお茶をいただいたのよ…!カフェじゃないのに、当然のように始まるお茶タイム…!

(野暮ですが、これってなにかっていうと。偶然なんだけど、偶然が起こる基礎が日常的に積み重なっていて、でもその偶然はお客さんのメインの目的にはならない。なぜならば雑貨orアクセサリー屋さんだから、っていう、わたしの理想の場。偶然が加点要素。でもお客さんにとってはすごく大事な宝物になる。きっと、店主おふたりは無意識にされている)

いつか行ってください。笑

つくばにいらしてくださった方にコーヒーでもご馳走するために使います!