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オーストラリア会計年度末まであと数週間…まだ間に合う!6月中にするべき節税対策ー募金編

募金で節税

東部ヨーロッパに位置するウクライナでは、2022年2月から続く緊張状態、および8年にも及ぶ東部の紛争によって、750万人の子どもたちの命と生活が差し迫った脅威にさらされています。危機の中を遠方から支援するものの一つに募金があります。また、社会の役に立ちたいという気持ちを募金という形で表すのもいいですね。


国税局(ATO)もこのような気持ちをサポートしています。DGR(Deductible gift recipients)という認可をうけた非営利団体に募金をした場合、その募金額が税務控除の対象になります。DGRに認定されていない団体は控除対象外となりますので、ご注意ください。

Deductible Gift Recipient (DGR) 認定団体の調べ方

募金団体がDGR認定をされているか否かについては下記の二つの方法で確認ができます。
1.       ABN Lookup 
http://abr.business.gov.au/Index.aspx
調べたい団体のABNもしくは団体名を入力して検索
2.       DGRリスト 
https://www.ato.gov.au/Non-profit/Getting-started/Endorsement/Deductible-gift-recipient-(DGR)-endorsement/Types-of-DGRs/
該当団体のリストがダウンロードできます。

それでは具体例にABN Lookupを使って検索してみます。
ABN Lookupのホームページに行って、ワールドビジョンを検索。
下記のようにDeductible gift recipient statusという欄からDGR認定を受けていることが確認できます。

Current details for ABN 28 004 778 081 | ABN Lookup (business.gov.au) 

このようにDGRに認定されているかどうかを確認することができます。

募金をすることで節税になることから、オーストラリアでは募金活動が普及しています。

少し古いデーターになりますが、2018-19年、個人の納税者がチャリティへの寄付を請求した総額は39億ドルでした。2020年12月、オーストラリアには約58,600の登録チャリティーがあります。(philanthropy Australia )
支援の気持ちである募金が個々の節税につながるなんて、まさに一石二鳥ですね!


税務控除は$2からが対象となっています。募金は気持ちであって、金額の問題ではないです。「金額が少ないから」等は気にしないでこの機会に募金をされてみてはどうでしょうか?その際は、領収書を確定申告の為にきちんと保管しておいてくださいね。

Gifts and donations | Australian Taxation Office (ato.gov.au)

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