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<なつみの本紹介> #20 僕と先輩のマジカル・ライフ/はやみねかおる

あらすじ

 「先輩、ぼくの推理を聞いてもらえますか?」幽霊が現れる下宿、地縛霊の仕業と噂される自動車事故、学校のプールに出没する河童。。。大学1年生井上快人の周辺におきた「あやしい」事件を、キテレツな先輩長曽我部慎太郎、幼なじみの川村春奈とともに解きあかす!ジュブナイルのミステリーキング・はやみねかおるが贈る、ちょっぴり不思議な青春キャンパス・ミステリ、ついに登場!!

感想

 おそらくぼくと同世代の人は、小学生・中学生の時にはやみねかおるさんの作品を読んだことがあると思います。もちろんぼくも大好きで、都会のトム&ソーヤ・夢水清志郎・怪盗クイーンなど、たくさん読みました。小中学生の時に読んだ本の三分の一ははやみねかおるさんと言っても過言ではありません。

 先日ブックオフに行った際に、はやみねかおるさんの文庫本を見つけ、久々に読みたくなって買ってしまいました。僕と先輩のマジカル・ライフは、中学生の時に一度児童書で読んだことがある作品です。大学が舞台の話なので、大学生になった今読むことに意味があると思いました。だいぶ昔に書かれた作品なので、今とは少し環境が違う登場人物ではありますが、根底にある、学生の気持ちというか情熱というか、、が、ぼくたちとも通ずるところはあります。コロナがなかったこんな感じに学校に通うのか〜とか、いろいろ考えてしまいましたが、これは物語の中の世界なので、ぼくは今与えられた環境を最大限に楽しもうと思います。

 この物語は、オカルト・霊能力などがテーマとなっていますが、ぼくは幽霊とかは信じていません。そんな非科学的なものあるわけない!と思っているタイプの人間です。そもそも、そういう体験をしたことがないというのもその原因の一つだと思います。皆さんはどうですか?信じますか?信じませんか?ぼくはどちら側の人がいてもいいと思っています。自分の考えを他人に押し付けることはしないし、誰がどう考えるもの自由です。こうやってどんな小さなことでもいいから、自分の意見を持ち、発信・実行するというのは大事ですよね。でも、最近それについて思うことがあるので書かせてください。

 新型コロナウイルスが流行してかれこれ一年半が経ちました。これまでメディアを通じてたくさんの情報がそこら中に散乱していたと思います。そのすべてを鵜呑みにするのはどうなのでしょうか。それ意味なくない?と思うような情報もたくさんあります。だからこそ、情報を取り込んで、ひとつ一つを吟味して、自分なりに考えた上で、納得するという作業をしている人が少ないんじゃないかと思いました。これは若者に限った話ではないです。コロナウイルスに打ち勝つにあたって、日本人一人ひとりが自分で考えてより良い行動をしていけばいいと思います。

2021/10/4

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