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<なつみの本紹介> #12 青少年のための小説入門/久保寺健彦

あらすじ

 「インチキじゃねえ小説、書こうぜ」幼少期より自由に読み書きができないまま成人した田口登と中学進学以来いじめられるようになってしまった入江一真が、コンビを組んで小説家を目指す。夏目漱石、サリンジャー、ドストエフスキー、筒井康隆、柴田翔など、ふたりは朗読を通して偉大なる作品に挑み、乗り越えようと奮闘するが。。。物語の、言葉の、人間の。熱と力を信じる者に贈る青春長編小説。

感想

 ある雨の日に、本屋さんをぶらぶらしていたらこの本と出会いました。あらすじを読んで、小説を書きたいと思っている自分にぴったりな作品だな思いました。(結局、夏休み中に小説はほとんど書けなかったです。でも確実に進んではいるので、自分のペースで書いていきたいと思います。これについては今度詳しく書かせていただきます。)

 この作品の特徴はなんと言っても主役の2人です。さえない中学生と生まれつき読み書きができないヤクザが、力を合わせて小説を書くという、なんともユーモアに溢れた設定の作品です。物語を通してたくさんの小説が登場します。僕が読んだ作品もいくつかありました。話の中で、2人が絶賛している作品は読んでみたくなったので、いろいろと読んでみようと思います。

 この作品を読んで、出版業界に興味を持ち始めました。さえない仕事なんだろうと思っていたのですが、やっぱり好きなことを仕事にするのって素敵だなと思いました。もちろんそんなに甘くないのはわかっていますが、ちょっと考えてみようと思います。

 これまでたくさんの小説を読みましたが、小説を作る話を読んだのは初めてでした。読み始めたら止まりません。ぜひ読んでみてください。

2021/9/6~7

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