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言葉が持つ魔除けのパワーで縁を切る方法

フォレスト出版編集部の寺崎です。

今年も12月に入り、いよいよ年の瀬。

出版業界では通称「年末進行」というものが始まりました。年末進行とは年末年始の長期休暇が入るために、制作進行スケジュールが前倒しになるために叫ばれる悲鳴です。

【年末進行】
月刊誌・週刊誌等の定期刊行物では、年末年始に印刷所・製本所等の製作部門が休みになるために、原稿・編集作業の締め切り日が繰り上がることを指してこのように呼ぶ。漫画などでは(特に絵柄の固まっていない新人漫画家で)年末最終締め切り日より年始最初の締め切り日までの間が通常より長く空くことにより、絵柄が変化したりすることもある。
(wikipediaより)

もともとは雑誌の世界での用語だったみたいですが、書籍の世界でも経営的なキャッシュフローの関係で毎月の刊行物の点数は決まっているため、12月刊行、1月刊行あたりのものが「年末進行」でヒーヒーいうことになります。

さて、来年を見据えて、この時期に頭をよぎるのが、お歳暮や年賀状などのご挨拶をどうするか。10年、20年と同じ業界で仕事をしていると、どうしても疎遠になってしまう人間関係があります。

「今年、一度も連絡取ってなかったわ・・・」と気づいて、日々の怠慢の反省とともに、お歳暮と年賀状をどうしようかと悩むわけです。

この場合は幸せな悩みかもしれません。

人によっては「来年こそ、あの人と縁を切りたい…」と悶々としている人もいるかもしれません。

そんな方は、ちょっと待ってください。

「縁は切るものではなく、ほぐすもの」という考え方があります。今日はその考え方を紹介しつつ、キレイな縁切りのコツをお伝えします。

縁は「切る」ものではなく「 ほぐす」もの

 縁は自分で見つけたり、コントロールしたりできるものではなく、天界で
用意し、与えられるもの。
ですから待っていれば、望む恋人も、結婚相手も、ラッキーな出来事も、あこがれている仕事も、大金も、必ずベストなタイミングで降りてくるようになっています。
 ところが、それがいつなのかわかりません。今日かな? 明日かな?
 ……待てど暮らせど手に入らない。心配になって、自分を責めて引きこもったり、自暴自棄になって夢を投げ捨てたりしてしまいます。
 反対に「縁を切りたいもの」もたくさんあると思います。
 縁というものは天界で用意されているものとお話しした通り、天界で結ばれ、あなたが切ろうとしても切れない厄介なものでもあります。無理やり切ってしまうと、天界では「縁の結び直し」をしてしまうことも……。こうなると、いったん運気が停滞してしまいます。
 「縁切り」にはある法則とコツがあって、それを知っていると面白いように離れていきます。
 縁はリボンのようなヒモでできていますが、ハサミやナイフで切るものではなく、指でていねいにほどいていくもの。それが高波動の魔力だと面白いほど瞬間的にほどけていくようになっています。
 絡み合っていたものがゆっくりとほぐれていくのはどういうときだと思いますか。それは「悟りが起こるとき」。
 つまり俗世間からの解脱を表します。
 解脱とは、1つひとつに執着していたことから解き放たれ、自由になること。1つの縁が自然にほぐれ、やがて切れていくごとに呪縛から離れていき、あなたの目の前にこれまであなたが本当に望んでいた世界が突然あらわれ、快適で自由になることができるのです。
 つまり、「縁切り」というのは、「縁結び」以上に魂が進化した状態のときにしか起こりません。しかし、たいていの場合、実に99.9%の人たちは、心の成長を待たずに強引に縁を切ろうとしてしまうため、「はじめからやり直し」と、また同じような状況に陥ってしまいます。

なるほど。縁もプツッと切ってしまうとロクなことがないわけですね。

では、どうすればいいんでしょうか?

あなたは「言葉」という最強アイテムを持っている!

「耳なし芳一」の主人公・芳一。平家の武士の怨霊と対決するとき、身体じゅうに経文を書き込みました。ところが耳にだけ書き忘れ、怨霊に耳をそぎ落とされてしまったこのお話はとても有名です。
 また、神社などのお社やしろで上を見上げると天井にお札がたくさん貼ってあることがあります。
 これらは1つひとつの「文字」、そしてその組み合わせでできる「言葉」にとても強い魔除けの力があることと関係しています。
 言葉は人間だけが持たされている魔除けアイテムで、これが邪気から身を守ったり、反対に内側の邪気を集めて排出したりする浄化の力も持っています。
 しかし、魔を持った言葉もまた大きな影響を生んでしまいます。
 厳しすぎる説教、悪意のある情報、根拠のない批判などが、長い間あなたを苦しめることもあるのです。そこで、次ページから、あなたの心の奥底にたまっているかもしれないエネルギーを引っ張り出し、ほどいてくれる言葉を見ていきましょう。

「言葉が持つ魔除けのパワー」があるということです。では、そういったネガティブなエネルギーをほどく言葉をいくつかご紹介しましょう。

今のパートナーと縁を切りたい

【呪縛となる古いエネルギー】
抑制されている本心

【ほどく言葉】
「なぜ結婚したの?」

 深く考えることなく勢いで結婚してしまったパートナー。
 いっしょに暮らしてみたら、「こんなハズじゃなかった」なんてことがよくあります。でも離婚するのも難しい。もしそんなことを考えているなら、離婚届を取りに行く前にまず古いエネルギーを落としていきましょう。
 あなたが今のパートナーと共にいるのは決して間違いでも失敗でもありません。
 離婚したいのなら結婚を決めたそのときにタイムワープして「なぜ結婚したの?」と考えてみましょう。
 肩書や収入に魅力を感じたとか、親に勧められてなんとなくとか、必ずほかに抑えつけた感情があったはず。もしかすると「本当は好きじゃなかった」という思いもあるかもしれません。相手はその封印された何かを教えたいのです。
 自分の本心に気づくことができると魂が解放されて、精神的に大きな変化が起こります。

うるさいご近所と縁を切りたい

【呪縛となる古いエネルギー】
人の評価に対する恐怖心

【ほどく言葉】
「大丈夫だよ、そばにいるよ」

「最近見ないけどご主人は?」「娘さん、ご結婚は?」あるいは「3丁目の山下さん離婚したんですってよ、大変ね〜」と親しい顔で詮索しに来るならまだマシです。やれ境界線を越えた、テレビがうるさい、柔軟剤が臭すぎるなど暴力的に抗議してくる隣人との関係にノイローゼになっている人も多いのではないでしょうか。
 泣き寝入りして引っ越しを決めた方がいいのでしょうか。
 いいえ、その前に古いエネルギーをおそうじするのが正解です。
 隣人トラブルに泣かされる場合、他人の意見や評価に翻弄されてしまうあなたがいます。まわりの目を気にしなければいけなくなった過去の自分を思い出してみてください。
 自信をなくすようなこと、人前でけなされるようなことに傷ついて怯えている方もいるでしょう。過去の自分に「大丈夫だよ、そばにいるよ」と声をかけてあげましょう。

いじめ・パワハラ・モラハラと縁を切りたい

【呪縛となる古いエネルギー】
恨みのマグマ

【ほどく言葉】
「許せない!」

 いじめやパワハラ、モラハラなど、不当な上下関係の押しつけや差別、威嚇、暴言など、魔の大好きなエサを知らずにまき散らしている人たちがそばにいる毎日は、本当に辛いもの。
 このような「暴力」は習慣性があり、どんなに職場を変えても同じ目に遭ってしまうという人が少なくありません。その魔から抜け出しましょう。
 これらのパワハラ悪魔があなたの元にやって来るのは彼らが「あなたには人生を開くとても大きな力を持っているよ」と伝えたいのです。
 あなたはとても素晴らしい才能や可能性を持っているのに、幼い頃に威圧的に支配された経験などから自分の気持ちや力を否定するようになってしまいました。そんな相手に向かって封印していた言葉「許せない!」で、古い恨みのエネルギーを排出します。

借金・貧乏と縁を切りたい

【呪縛となる古いエネルギー】
お金に対する恐れ

ほどく言葉】
「お金なんか大っキライ!」

 頑張っているけど収入が増えない、いつも自転車操業、貧乏な生活からい
つまでたっても抜け出せない……という場合、あなたには「貧乏の呪縛」がかかっています。
 幼い頃、親がお金で苦労していた、お金がなくて苦しかったなどの経験が、あなたを「お金教祖」にひれ伏させてしまっています。つまり、「お金は支配者」「お金に逆らってはみじめなことになる」という刷り込みです。
そこで、心の奥に封印されているお金に対する恐れを解き放っていきましょう。
「お金なんか大っキライ!」という気持ちを言葉で爆発燃焼させることで、お金との良い距離感が生まれ、お金がついてくるようになります。

ムカつく友達と縁を切りたい

【呪縛となる古いエネルギー】
封じ込められた怒り

【ほどく言葉】
「ひどいよね」

 注意すれば逆切れ、ほめれば否定。どんなことでも反論してくるネガティブな友人。また、いつも自慢話、話の腰を折る、自分、自分で押してくる同僚。
 こんなムカつく相手なのに離れられなくて苦しんでいるなら、あなたの中にはたまりにたまった怒りのエネルギーが存在して、相手はそれを爆発させようとしてくれています。
 いつも他人思いで怒りを封じ込めてくれていたあなた。どんな我慢をしたか思い出してみて、そのときの悔しさを再現してみましょう。
 怒りや悲しみをぐっとこらえている過去の自分に「ひどいよね」と共感しましょう。
 友人だけでなく、ムカつくと思う相手、怒らせてくる人、ネガティブなエネルギーをぶつけてくる存在すべてに効果的です。

ここでは5つ挙げてみましたが、『成功する人が知らずにやっている最強の魔除け』(日下由紀恵・著)では「ストーカーと縁を切りたい」「ギャンブルと縁を切りたい」「ブラック企業と縁を切りたい」「病気と縁を切りたい」など、さまざまな縁切り、いや「縁をほぐす言葉」を紹介しています。

今年のうちにすっきりネガティブなものを縁切りして、晴れ晴れとした気持ちで2021年を迎えたいものですね。

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