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大型連休明けからスタートダッシュを切る方法

フォレスト出版編集部の寺崎です。

ゴールディンウィークのまっただなか、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は今週は月曜日と金曜日はカレンダー通りの出勤でした。

行きも帰りも電車がいつもより空いていたので、明日まで大型連休を取得している人も多いことでしょう。

最大10連休。いいですね~。

ただ、10日も休んでしまうと、連休明けに仕事モードに戻すのが大変だったりしませんか。連休だからといってハメを外して夜更かしして、翌日はお昼近くに起きる…なんて生活を連日続けていると、連休明けの仕事はじめに「休日モード」から「仕事モード」に切り替えるのに時間がかかります。

そこで・・・秘策をご紹介します。

『働くあなたの快眠地図』(角谷リョウ・著)でお伝えする「連休明けから通常モードに戻す快眠スキル」です。

大型連休は残り2日で通常モードに切り替える

 年末年始やゴールデンウィークになると、つい羽目を外して睡眠がおろそかになりがちです。海外のバカンスのように期間が長ければ、余裕を持って戻していけばよいのですが、日本の大型連休の場合、羽目を外し切った後すぐに仕事に戻らなければいけないという、非常に中途半端な長さなので困ったものです。
 年末年始明けからは年度末までの繁忙期に入りますし、ゴールデンウィークに至っては春のスロースタートな感じから一気にギアが上がりますので、大型連休明けはかなりいい状態に仕上げておく必要があります。
 とはいえ、大型連休は可能な限り羽目を外して遊びたい方も多いと思いますので、今回は大型連休に羽目を外しつつ、連休明けにはきっちりとベストな状態に戻す快眠スキルをお教えいたします。
 まず、大型連休の序盤~中盤はどんなに夜更かししても、たくさん寝ても大丈夫です。年末年始は睡眠パターンだけでなく、食べ過ぎて体重が平均2~3キロ増えるケースもあるでしょう。それも連休中盤まではOKです。
 しかし、連休明けの2日前になったら準備を始めてください。まずは食事の量を元に戻します。そして家の中、特に寝室をきれいに掃除して体を動かすことで、脳と体に「もうそろそろお休みは終わりですよ」と予告します。
 この日は通常の出勤日と同じ時間に起きてちゃんと光を浴びます。ただし、この時点ではまだ体内時計は半分くらいしか戻らないので朝は不調ですが、幸いなことにまだ連休中ですので、不調でもなんとか最終日を過ごせます。日中眠くなりますが、昼寝してしまっては元も子もないのでなんとか踏ん張ります。
 そして仕上げは連休最終日です。連休最終日も通常の出勤日と同じ時間に起きて、その日の夕食はかなり控えめにします。夕食を抜くとお腹が空いて寝られなくなるので、いつもの半分くらいがおすすめです。空腹のほうが体内時計が戻りやすいので、その性質を利用しましょう。
 すると夜早いうちから猛烈な睡魔が襲ってきますので、そのまま入浴して翌朝目覚めると、快適に目覚めのよい状態で連休明けをスタートすることができます。

角谷リョウ『働くあなたの快眠地図』より
イラストレーション:髙栁浩太郎

いかがでしょうか。かなり実践的ですよね。

今年のGWにあてはめてみると、今日からこうした準備をしておけば、連休明けにスタートダッシュを決められるというわけです。

季節の変わり目には早めの対策を

ちなみに、このところ急に半そでTシャツで過ごせる夏日が来たと思ったら、その翌日は長袖に上着を着ても妙に肌寒かったり、気候の変動が激しいです。

じつはこの「気候の変動」は私たちに多大なストレスを与えます。

 真夏に連日暑い日が続いたり、冬に寒い日が続いたりしても、意外と耐えられると感じたことはないでしょうか?
 実は心身がダメージやストレスを最も感じるのは「変化」です。
 ですから、実際に年間を通して2月が最も寒いのですが、体が寒さに慣れているのであまりつらいとは感じません。逆にあまり気温は低くありませんが、秋から冬に変わる11月くらいのほうが「寒い!」と感じやすかったりします。
 人間は適応性が高いので、基本的にはどんな土地でも生きていけるようにできています。そしてどんな時期でも工夫や対処をすれば、快適に過ごすことができます。しかしながら、一番注意してほしいのが、急激に気温が下がるとか、急に湿度が上がるといった「季節の変わり目」といわれる時期です。
 どうしてもビジネスパーソンは忙しいので、変化の後半でようやく布団を変えたり寝るときの服を変えたりと、後手後手になっているようです。
 20代まではそれでも睡眠に悪影響は少ないのですが、やはり30代以降は季節の変わり目は早め早めに対策したほうが快眠には効果的です。
 では、どう対策すればよいのかというと、季節の変化をなるべくゆるやかにするために「早めに季節を先取りして対策すること」です。例えば、梅雨入り前に早めに除湿する。夏が来たらパジャマを変える。冬になったら早めに毛布を出す。
 そして少し大変ですが、服や布団も次の季節のものを出すと、前の季節のものをしまってしまいますが、季節の変わり目は、日によっては前の季節にすぐ戻るので、前の季節のものをしまわずに両方使えるようにしておきます。
 ここは「移行期間」と考えてください。
 少し邪魔になりますが、2週間くらいは両方使えるようにしておくと、日によって「今日は秋バージョンにしよう」「今日は寒いから冬バージョンにしよう」と簡単に調整することができます。季節の変わり目をうまく乗り切れば、季節の本番でも体調を崩しにくく、快眠で過ごせるようになります。

角谷リョウ『働くあなたの快眠地図』より
イラストレーション:髙栁浩太郎

春物のジャケットを着て家を出たものの、日陰に入ると妙に寒い、でも日が照ってくると暑い!なんて日が最近多いです。

そんなときは「移行期間」として柔軟に対応するほかないようです。

というわけで、季節の変化にゆるやかに対応しながら、ゴールデンウィークの最終日を健やかにお過ごしください。



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