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思わず脱力する雑談テクニック

フォレスト出版編集部の寺崎です。

マンボー発令中ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

月曜日恒例になりつつある、「今日から使える会話術」を『面白いほど雑談が弾む101の会話テクニック』から引用してみたいと思いますが、今日はちょっと肩の力を抜いた、くだらないネタをご紹介します。

ちょっとした「失敗ネタ」として使える「言い間違いネタ」

 面白ネタは、日頃からつねに仕込んでおくと、ここぞという時に使えます。手帳にメモして、時々眺めていると記憶に残り、話題の供給にこと欠かなくなります。
 まずは、日常の「言い間違いネタ」の例をいくつか紹介しておきます。

「新入社員の頃、来客に、私一人で応対した時です。緊張して『どちら様でしょう
か?』というべきところを『何様でらっしゃいますか?』と尋ねて失笑されました」
「趣味が料理でして。分葱の酢味噌和えを作りたいと思って、八百屋さんで『ワキゲありますか?』って言っちゃったことがありますよ」
「街で偶然上司と出会った時、息子さんを連れていたので『カワイイおぼっさんですね』と言っちゃいました。お坊ちゃんと息子さんがごっちゃになって赤面でした」
「得意先に行った時、『散らかっててすいませんね』といわれ、否定するつもりが『はい、とんでもなく』と言い間違えてしまい、とんでもなく気まずい雰囲気になりました」
「電話で得意先担当者への伝言として、『ご出社されたらお電話をください』と言うところを、『ご出世されたら』と言っちゃいました」

■ポイント
「言い間違いネタ」で笑いをとる!
「こんなこと言っちゃいました」の恥ネタが効く。

■トーク例
「『全員一丸となり、一糸乱れず』を『一糸まとわず』と言った人がいる」
「『彼はどこに出しても優秀だ』と言うつもりが『彼はどこを出しても』と言っちゃった」

私も言い間違いではないですが、ある担当書籍の著者の肩書が「催眠カウンセラー」とすべきところを「睡眠カウンセラー」と間違って、表紙に堂々と掲載されてしまっていたのを、書店に流通したあとに指摘されて青くなったことがあります。幸いにして、発売即重版がかかったので、すぐに修正して対応した記憶があります。

「あるある、それって」で笑い飛ばす「うっかりネタ」

「勘違いネタ」「うっかりネタ」も「あるある、それって!」と共感を呼んで受けるネタのひとつです。あちこちから拾い集めて笑いを提供してあげましょう。

「 お客様用のケーキを買いに行き、部長の書いたメモを見ると、チーズケーキ3個、モランボン3個とありました。焼き肉のタレとモンブランの勘違いなんです」
「 新入社員の頃、先輩と倉庫の整理に行った時のことです。倉庫内の照明が暗いので『先輩、暗いですね』って言ったら、『性格なんだよ』って返され絶句しました」
「 今年の面接試験で、実家が商売しているらしい学生に、『家業は何ですか?』と聞いたら、『カキクケコ』って即答した奴がいて驚きましたよ。たしかにカ行ですけどね」
「 子供の頃、あちこちの駐車場に掲げられた看板を見て『ゲッキョク』ってでっかい駐車場チェーンだなあって感心してましたけど、『月極(つきぎめ)』って読み方だったんですね」
「 子供の頃、『アンダーヘアってどんな髪型のことですか?』って、先生に聞きに行ったことがあります」

■ポイント
「うっかりネタ」で笑いをとる!
「こんなことってないですか?」の勘違いネタが効く。

■トーク例
「メガネを作りに行った時、店員さんから『無色ですよね?』と聞かれたので『会社員です』と答えてしまった」
「『若気の至りで』と言うべきを『若気のイタズラで』と言う人がいた」

言い間違いではないのですが、国内のホテルに泊まる際に、フロントから「本日はお車でお越しでしょうか?」と聞かれて、自分は車を持っていないので、「いえ、電車です」とつい答えてしまうのですが、「それさー、いちいち言う必要なくない?」と奥さんに指摘されたのが思い出されます。

「トンデモネタ」であるほど盛り上がる「ボケネタ」

「ボケネタ」は笑いがとれる鉄板ネタのひとつです。そんなネタもどんどん仕込んでおくととっさの時に大爆笑が狙えます。大いに失敗談として笑いを提供してあげましょう。

「 私、パソコンの調子が悪い時、他部署のパソコンに詳しい人に診てもらってたんです。『ドライバある?』って聞かれて、工具箱もってったことがあります」
「 メールで『いつも大変お世話になっております』という挨拶を、私どういうわけか、『いつも大変になっております』って毎回送ってたことがありますよ」
「 上司に『夜分失礼いたします』って送ったメールが『親分失礼いたします』でした」
「 外国人の上司宛てのメールで『Dear(親愛なる)』と書き出すべきを間違って『Dead(死ね)』って書いて送ってしまい、激怒されたことがありますよ」
「 うちの上司にエクセルを教えてて、枠をセルと呼びますと言ったら、『エクはどれ?』って聞かれてのけぞりましたよ」
「 同僚宛にかかってきた電話で『あいにく席を外しております』というべきところを、『相変わらず』って言っちゃいましたよ」

■ポイント
「ボケネタ」で笑いをとる!
ビジネスで遭遇しそうな身近ネタが効く。

■トーク例
「上司に『S社からクレームが来ます』とメールしたつもりが、『S社からクレーマーが来ます』となっていて、上司は慌てふためいて外出してしまいました」

いずれも、くだらないですね笑

でも、周囲との距離を縮めるワザとして使えるかもしれません!

スパイスがニヤリとさせる「外国人ネタ」

「世界」や「外国人」を絡めたジョークを紹介するのも、シニカルな笑いを誘えます。

「 小話をひとつ披露します。客船が沈没しそうになり、乗客に救命具を着けて海に飛び込んでもらうべき時、船長は告げました。アメリカ人には『飛び込んでください。あなたはヒーローですよ』。イタリア人には『さっき美女が飛び込みましたよ』。ドイツ人には『規則ですから飛び込んでくださいね』。フランス人には『飛び込んだりしないでくださいね』。日本人には『もうみんな飛び込みましたよ』という有名なジョークがありますが、ご存じですか?」
「 乾杯の時、フランスでは『チンチン』っていうんです。わたし、赤面して何度も引いちゃいましたよ」
「 うちの上司は新しいお客さんにいつも同じダジャレをいうんです。『ショパンが窓を閉めた。ショパン!』っていうのと『バッハが笑った。バッハッハ』の二つです」
「 うちの新入社員面接で、アメリカの首都を尋ねられたある学生は胸を張って、『ワシントンDCです』って元気よく答えたそうです。その次に『DC』の意味を聞かれた学生は得意気に、『それはもうドットコムの略に決まってますよ』って答えたんだってさ」

■ポイント
「世界のジョークネタ」で笑いをとる!
「こんなジョークをご存じですか?」で花が咲く。

■トーク例
「明日で世界が滅亡するとわかった時。『明日はウォッカを飲んでも二日酔いにならないと喜ぶロシア人』
『明日のティータイムに誰を呼ぶか考えるイギリス人』『会社に行って仕事を終わらそうとする日本人』」

これまた、くだらないですね笑

でも、周囲との距離を縮めるワザとして使えるかもしれません!

来週はもう少しまじめに、使える「名言・格言」で会話を盛り上げるコツをお伝えします。

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