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フォレスト出版立ち読みの本棚

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フォレスト出版の新刊・既刊・これから出る本の試し読みができるコーナー
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2023年8月の記事一覧

これまで得た知識やキャリアは、不良債権化、陳腐化、果ては有害化する

過去2回にわたって、7月発売の新刊『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』(国分峰樹)から、「専門性が身につかないパターン」として2つを紹介してきました。 ありがたいことに、上記2つの記事は多くの方にお読みいただきました。やはり、「自分のキャリア、このままでいいのか?」と悩んでいるビジネスパーソンがそれだけいらっしゃるということでしょう。 さて、「専門性が身につかないパターン」は本書では4パターン紹介されていますが、今回は3つめのパターンを、本記事用に一部抜粋・

【本選びのコツ】Amazonのレビューがまったく信用できない3つの理由

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 本を選ぶときに、あなたは何を参考にしていますか? 各メディアの書評はもとより、「書店のベストセラーランキングに入っていたから」「知り合いや著名な人、信用できる人が勧めていたから」など、さまざまな情報を参考にしている人は多いでしょう。 特に「読者レビュー」は実際に読んだ人の感想は貴重であり、重要な判断基準にしている人は多いと思います。そんな「読書レビュー」の1つに、「Amazonのレビュー」があります。対象書籍に対して

米国の株価バブルが崩壊するのはいつか?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 前回は「世界マネーの覇権を握る国はどこか?」というテーマで新刊『2024年 世界マネーの大転換』をご紹介させていただきました。 結論としては「基軸通貨ドルを背景にした米国」がこれまで同様に世界マネーの覇権を握るであろうという推論でした。 ただし、米国とて万能ではありません。 今、米国からマネーが流出していることを指摘するのが国際ストラテジストのエミン・ユルマズさんです。 本書『2024年 世界マネーの大転換』では、著者の今井 澂との

人気読書系インフルエンサー直伝! 「本選び」で失敗しないコツ

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 情報過多社会に生きる私たちは、いろいろな情報を大量にいくらでも得られる一方、どのコンテンツや情報が自分にとって有益であるかを見極めることが難しくなってきています。読書時間も、昔に比べてSNSや動画コンテンツなどの時間が割かれてしまい、多くの時間をかけられなくなってきている人も多いでしょう。 せっかくの貴重な読書時間です。自分が読む本、本選びも失敗したくないものです。 これまでに4800冊超を読破し、Instagram

世界マネーの覇権を握る国はどこか?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 先日、2024年の日本に黄金期がやってくる理由についてご紹介しました。 この話をもっと大きなビッグピクチャーに映し出してみると、「世界マネーの覇権はどの国が握るのか?」という話題となります。 今日はこの「世界マネーの覇権」について、新刊『2024年 世界マネーの大転換』(今井 澂・著)の第1章から引用しつつ、見ていきたいと思います。 マジか。 「これからは中国が世界を席巻する時代がやってくる!」なんて思っていたのですが、どっこい違っ

勉強なしでは生きられない体になってしまう「読む麻薬」

何気なくYouTubeを見ていたときのこと。オススメに現れた「勉強麻薬」というタイトルと、サムネの「勉強依存」の文字。 著者のYouTubeでした。圧倒的な言葉のインパクトにやられました。もし、「勉強麻薬」というタイトルの本をつくって書店に平積みされたら、お客様はどんな反応をするのだろう……? 想像するだけでワクワクしました。 すぐに著者に連絡しました。 そして、あれよあれよと生まれた新刊が海外塾講師ヒラ『勉強嫌いでもドハマりする勉強麻薬』です。 資格試験や独学、英会話な

読書系インフルエンサーおすすめの読書中のBGM

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 読書の動機の1つに、誰かがおすすめする書籍タイトルを読んでみようというものがあるでしょう。 その「誰か」の中には、著名な方や芸能人、書評家もいれば、自分が読んでよかったおすすめの書籍をSNS等で紹介する市井の読書家も多くいます。そんな市井の読書家の一人に、読書系インスタグラマーとして根強い人気を誇る人物がいます。 その人物とは、「名もなき読書家」です。 これまでに4800冊超を読破し、Instagramでも人気の

2024年の日本に黄金期がやってくる4つの理由

フォレスト出版編集部の寺崎です。 みなさんご存じの通り、日本の株価が上がっています。 2020年に底を割って以来、長年低迷していた日経平均株価が今年6月に33年ぶりにバブル期以来の高値をつけ、8月現在では3万円を超えています。 いったい何が起こっているのでしょうか? 1990年代以降の30年間―― 「売上横ばい」 「サラリーマンの給料が上がらず」 「GDPも横ばい」―― という国に突然やってきた株高。 実はこれにはちゃんとした理由があります。 現在、いくつかの

博覧強記がやっている、読書に集中するための2つの対策

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 「本を読む」という行為は、実はすごくパワーがいりますよね。 たとえば、ビジネス書だったら、著者の価値観を頭の中にインストールしないといけません。これは決して簡単なことではなく、脳のエネルギーをたくさん使うことになります。 そこで求められるのは「集中力」です。 とはいえ、スマホをはじめとする情報ツールを通じて、つねに情報とつながっている状態にある社会、いわゆる情報過多社会に生きる私たちが読書に集中するには、ある程度

NISAとiDeCo、毎年いくら積み立てるか?

フォレスト出版編集部の寺崎です。 これまで『新NISAとiDeCoでお金を増やす方法』(山崎俊輔・著)から、タイトルの通りにお金を増やす方法を数回にわたってご紹介しました。 今日は「どんだけの資金をつぎ込んだらいいのか?」という点について『新NISAとiDeCoでお金を増やす方法』からみていきたいと思います。 ******* 毎年いくら積み立てるか? NISAとiDeCoの活用戦略の最後は「いくら積み立てるか」です。  理屈上は、月30万円以上の投資枠があります。  

私たち現役世代が親の年収を超えるために必要なこと

「バブル崩壊以前は公務員になるやつなんてバカだと言われたんだぞ」 今から20年以上前、ミレニアムに1人でソウル旅行に行ったとき、同じ宿に泊まっていた日本人のオッサンと酒を飲んだのですが、そんなことを聞かされました。 なぜこんな些細なことを覚えているのか。 それは私の父も公務員だったから。私が10代のころは、地元(ど田舎)にも不景気の荒波が押し寄せていましたが、父の収入は安定していたこともあり、私は経済的な困窮を実感することなく過ごすことができました。 では当時、父の年収はどれ

文字原稿から「欲しい情報」を効率的に「とれる」人がやっている、たった1つの秘策

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 文字情報から、自分が欲しい情報を効率的に入手する――。 それを専門にやっている職業があります。 「(情報)クリッピング」という専門職です。 クライアントから依頼されたキーワードが掲載されている新聞・雑誌・WEB記事など、各メディア媒体からすべて拾い上げて、クライアントに提供するというものです。 そんな情報クリッピング職を17年にわたり従事し、情報クリッピングマスターにして、プライベートでも“無類の本好き”で、これ

NISA×iDeCo併用戦略の応用編

フォレスト出版編集部の寺崎です。 前回記事は「NISAとiDeCoは併用したほうがいいのか?」という問題について、『新NI}SAとiDeCoでお金を増やし本』(山崎俊輔・著)から引用してご紹介しました。 今日はさらに踏み込んだ応用編です。 夫婦ダブルで「NISA×ⅰ DeCo」の4口座戦略ちなみに我が家では夫婦で財布が別のため、とくに深く考えず各々でiDeCoを始めましたが、これが正解だったというわけです。 これがさらに共働き夫婦の場合、「絶対に夫婦でやらにゃ損!」と

「質の高い読書」をしている人が、読書する前にやっていること

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 なぜ、同じ本を読んでも、欲しい情報を吸収できる人、できない人がいるのでしょうか? 「本を読んでも、まったく内容を覚えていない」 「家の本棚にある本を見ても、どんなことが書いてあったのか思い出せない」 「読んでいる途中で、以前にも読んだことがある本だと気づいた」 「『最近読んだ本』や『オススメの本』を聞かれても、何も思い浮かばない」 なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか? 情報クリッピングの第一人者にし