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タテヨコに視野を広げるべき40代

40歳になってキャリアチェンジを
本気で考える理由として
次のいくつかがあると思う。
①親の介護が始まる
②高齢出産で子どもがまだ小さい
③コンフォートゾーンからの脱出
(チャレンジ)
④所属組織の将来性(泥舟)
⑤80歳キャリアを見越した働き方形成

などなど

常識(これまでの)で考えたら
おいおい、40歳って働き盛りじゃん。
バリバリ働いてキャリアアップしてけよ。
定年(65歳)まで駆け抜けて
老後はゆっくり年金と退職金で
好きなことやっていけばいいじゃん

というのが鉄板のビジョンだろう。
私の暮らしている地方都市でも
まだこの説が主流。
特に大半の先輩たちはこの頭でいるため
それ以上の話はなかなかできない。
それが、普通。
人は環境と感情の生き物。
誰が悪いでもなく責めるべきことでもない。

しかし、上記に挙げた
キャリアチェンジの理由は
徐々に現実味を帯びてきている。
我々は本当にこのまま、
今の組織で定年まで…という
働き方でいいのだろうか。

キャリアチェンジ①〜⑤を
分解して考えてみたいと思う。

①親の介護が始まる

私は現在40歳。
父が32歳、母が28歳のときの子だから、
現在父は72歳。
母は68歳。

今でいう『まだまだ若い』という
世間的な認定だが
法的には『前期高齢者』。
(65〜74歳まで)

2016年時点の推計では、
日本国民1人あたりの生涯医療費は、
男性で2,600万円、
女性で2,800万円であり、
その50%は70歳以上のステージで
発生してい
ると言われている。


うちの場合、母は元気だが
父は内臓と精神面、身体面に
疾患が現れて病院通いをしている。
両親は熟年離婚をしていて、
それぞれのサポートは
長男である私が行っている。

現役並所得者ではないので
父の保険料は75歳以上になれば
1割負担になるが、
まだ制度変更があるかもしれないし
安心しきれない。

福祉や役所、施設との
連絡調整が増え、手続きなども多い。

フットワークを軽くしておきたい。

②高齢出産でまだ子どもが小さい

我が家には0歳と3歳の子がいる。
望まれて望まれて
ようやく出会えた子どもたち。
進歩した現代の医療や、
東洋医学による生活の知恵、
妻の体質改善の努力、
など様々な恩恵の上にある。

妻41歳、私40歳。
長男が15歳の頃には、夫婦で52,3歳。
夫婦共に正規の立場で働いているため
責任も重く、
キャリアアップも推進されている。
そんな環境で小さな子どもたちに
ゆっくり目を向けて育てていけるのか。
保育園、学校、習い事などもあるが
外注ばかりしていられない。

子どもの学び体験に同伴したり
一緒に遊んだり
様々な活動をしたり
親としての役割はまだまだこれから。

③コンフォートゾーンからの脱出

10年以上同じ組織で働くと
だいたいシステムが分かり、
立ち振る舞い方も定着してくる。

同時に
変わる時代や変わるシステムへの
対応などもあるが、そういうことへの
意識にも個人差が生まれてくる。

現状維持派、保守派が組織に多ければ
時代が変わっても
新しい動きがしにくい。
それが組織所属のデメリットでもある。
見ないふりして
なぁなぁで過ごすことも
1つのおいしい生き方かも。

でも、この業界は大丈夫か?
もっと必要なことがあるのでは?
ここにいたらチャレンジができない!

そう感じたら
それは成長の兆しだと思う。


④所属組織の将来性


③でも触れたが、
変化をしたがらない構成員が多数の組織。
変化しなくても回る組織。
外側では急速な時代の変化。
この歪みはいずれ浮き彫りになるだろう。

物事はいっぺんに白から黒にはならない。
ドミノ倒しのように、
隣のパーツが倒れて
さらにらそのお隣。というように
連鎖していくもの。

長い期間グレーゾーンがあり、
気がつけば白が黒になっていた

というもの。

黒になってしまったときに
変化(成長)をしていなければもう遅い。
変化(成長)の必要性を感じたときに
動けるのか
どうか。

⑤80歳キャリアを見越した働き方形成

『65歳までは頑張るぞ!』という
カウントダウン式のメンタルでは、
急にゴールが伸びたときに
大きな失望感を生むだろう。

2013年に政府が改定した
「高年齢者雇用安定法」によって
65歳までの雇用確保が
義務づけられることに。
現在は経過措置期間となっているが、
2025年4月から
65歳までの雇用確保が義務
に。

厚生労働省では、
さらに70歳に引き上げることを検討中。

皆さんご存じ、高齢国日本にとって
年金を支える層より
年金をもらう層の方が厚くなってきている
この現状。
お国は、もちろん、
高齢になっても納税者側でいてもらいたい。

だから、今後定年が
どんどん引き上げられるのは
火を見るより明らかだろう。
また、今と同じ水準で
年金がもらえる確証もない


現に、国防費を5年で倍に増やす
なんてことも
湧いて出た話のように突然のこと。

私たち40歳世代に待ち受けているのは
時代の変化のシワよせ
今後、どんどん法令の変化や増税は
起きてくる。
そんな中、変わろうとしなかった
組織やシステムとの狭間で
翻弄されることもあるだろう。

その都度、耐えて忍んで
生きていかなければいけないのか。
はたまた、自分の人生を自分の裁量で
動かせる力を持っておけるのか

今一度考える機会だと思う。

ものごとはゆっくりと変化していく。
だから、将来に備える視点や必要性、
その方法に気づいている人は少数

地方都市に住んでいて、特に感じること。

だから周りに語り合える仲間も
そう多くはない。
地方に住んでいると、メンターはだいたい
その地方の先輩方。
先輩方は、日本の成長期を謳歌してきた。
今は時代が変わっている。
今こそ40代は視野を縦にも横にも
広げる必要がある
と感じる。

生きていく知識とスキルとつながり。
そして、自分で生み出した金銭的なゆとり
変化する時代を楽しむ鍵になると思う。






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