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メンバー1人ひとりが魅力的~そのままでいい~

【かのこスタッフ対談・第1回】
かのこの活動では、スタッフは手弁当でボランティアです。でも、スタッフのそれぞれが何かしら魅力を感じてくれているから、続いているのだとも思います。どんなことが魅力で、面白くてやりがいがあるのか、聴いてみたくて対談を企画しました。
第1回は、副代表の飯沼絵美(えみちゃん)に代表安藤さち子(くらら)がインタビューしました。

対談をした会場は、豊田市足助町にある「山のアトリエ」。
えみちゃんが石垣が素敵だと喜んでいます。

くらら;かのこの活動は、どんなところが面白い?

えみ;メンバー1人ひとりが、学校とのかかわりが困難で、つながりづらくて、かのこに来てくれているけども、一人ひとりがすごい素敵なんだよね。それぞれ苦手なところ、得意なところがあるけれども、学校生活では“問題がある”ように言われるようなことも、かのこでは、魅力的に見えてくるのが、面白いところかな。

くらら;メンバー自身は変わらないけれど、周りの枠組みを変えただけだもんね。

えみ;そうなの。だからこそ、“別の社会でもうまくいけるはずなのに”っていうジレンマもある。一般的な社会がもう少し変わってほしいなっていう思いもあるし。“かのこっていうところがあるよ”というのを、当事者だけじゃなく、周りの人にも、近所の人や直接かかわっていない人にも気づいてほしいな。そうやって、かのこの活動が知れ渡るといいかな。
困っている子を受け入れているのではなくって、困っているのは、一般社会の価値観からみてのことであって、かのこでは困らない。

くらら;かのこは、“困らないようにしよう”としているわけでもないしね。

えみ;そのままでいいし、困ってもいい。
“こっちの社会では困っちゃう存在”と言われるとめげちゃうけど、かのこでは、メンバーはそのままで過ごせるといいな、って。

左:副代表・えみちゃん、右:代表・くらら

くらら;例えば、メンバーのどういうところが面白い?最近ヒットしているメンバーはいる?

えみ;Aくんは、ずっと魅力的。普段の学校生活では、保健室で過ごしているって聴くけれど、かのこではすごく強気の時もあるでしょ。
お泊り会の時も、行きたいのに行けなかった、そういう気持ちの揺れも切ないな・・。Aくんには、自分の魅力に気づいてもらえるといいな。

くらら;Aくんの共感力はすごいよね。

えみ;すご過ぎちゃって見習いたいくらい(笑)

あと、Bくんは、私は全然そんな風に思ってないのに、“どうせ俺は”みたいにわざわざ自分を下げるように言ってくるんだけど、なんでだろう?!
みんなにもあるのかな?

くらら;それは、Bくんがえみちゃんのこと大好き過ぎるからだよ(笑)
えみちゃんにそうやって言えば、「そんなことないよ!」と言って構ってもらえるじゃない、お約束の下り(笑)

えみ;Bくんは、いろんなことに興味持っているし、いろんなことできるしね。それが担任の先生によって、学校に行ける、行けないになっちゃうのは残念だね・・・

くらら;うんうん。
最後に、かのこが今後こうなったら?とかこういうことできたら?みたいなことはあるかな?

えみ;大きいテーマだな(笑)
こどもたち向けではないけれど、秋には、オープンかのこデーみたいに、賛助会員さんや理事候補の方々に活動を見てもらえるといいな。
たぶん、どうなっているかな、と思われているだろうから。

くらら;そうだね。2学期はそんなこともできたらいいな。

ちょうど、コーヒーが届きました。
第1回は、この辺で・・・。
ありがとうございました!



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