love【歌詞】

あなたよりこの空のほうが優しいのに

あなたのその眼に写らなくてもあなたと居たいと想うのは我が儘でしょうか?


奇麗な空を眺め、風に吹かれて

その素晴らしさに眼を閉じる

あなたの瞳と同じ色の空色

すべてはあなたへと何もかもが向かって

愛という糸で繋がっている

あなたは私に隙を見せない

何事も完璧を演じてる

この世界に完璧なんてあるはずも無いのに

愛する人に完璧でありたいと願ったのだろう


私が私らしくいられること

あなたがあなたらしくいられること

それが私の望むこと

あなたにこれ以上似合うものは無いと花浅葱(はなあさぎ)色の海を贈る

その情景でふたり佇(たたず)む日常

これ以上の愛は無いと伝えたい


静かに紡(つむ)いでく日々の糸

開けた窓から眺めるは私とあなたの希望

あなたを私が抱き締める

理由など要らない

あなたがあなたらしくいられますようにと

あなたの戸惑う顔に優しく微笑む

黙ったままの金木犀(きんもくせい)

あなたの引出しに閉まっていた愛しさを引き出したい

もっと素直でいて下さい


黄昏(たそがれ)た夕暮れ時、黄金(こがね)色の陽光

その眩しさに眼が眩(くら)んでは

この光景をあなたにも見せたい

私のすべてはあなたへと繋がっていて

愛という見えぬもので触れてる

あなたは私を越えた先にいる

まだ重なり合っていない

私を見ようとして、自分を疎(おろそ)かにしている

私はあなたに完璧を望んでないと知って欲しい


私が私でいることは大事なこと

あなたは無理をして自分を演じてる

それは望むことじゃない

あなたのこれ以上、負担になりたく無いとそっと頬に触れる

あなたの心の氷を溶かしたげたい

あなたはもっと自由でいていいのよ


清寂(せいじゃく)の糸を紡(つむ)いでく日々

ほら見てあの夕陽は私とあなたの光なの

あなたにそっと語り掛ける

あなたと共に居る

天に祈るのは幾つもの季節を越えられるように

あなたの笑う顔は光に照らされて

密(ひそ)かに呟く銀木犀(ぎんもくせい)

あなたの愛にもっと触れたいのは私の我が儘でしょうか

とても愛おしき勿忘草(わすれなぐさ)


愛なんて眼には見えないから

あなたは愛について、はかり切れないところもあると思うの

けれどね、見えなくても重ねる日常が淡々と過ぎ往(ゆ)く中で

手を繋いだり、星を見たり、語り合ったり

愛の揺らめきに心暖まる

あなたにはあなたのままで居て欲しい


だからあなたを無下(むげ)に出来ないわ

あなたに優しく微笑ませて下さい


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