見出し画像

ついに実践!ファシリテーションタイプを活かしたストーリーテーリング【講座レポ⑤】

11月19日(木)、今週もファシリテーション講座を開講いたしました。
第5回は、今まで講座で学習したことを実践する場として、
ストーリーテーリングを経験しました。
今回も、実際の講座の様子をお届けします!

Fo-LABファシリテーション講座とは?

私達Foraは、キャリア教育の授業を高校生に提供している団体です。
Fo-LABファシリテーション講座は、学術的な理論や知識だけでなく、
実際に高校で授業を行うことで得たノウハウをもとに作られています。
そのため、ファシリテーションの能力である、下記の2つをより実践的に学ぶことが出来ます。

『場の目的や意図と参加者をつなげること』
『学びやコミュニケーションを促進する能力を身につけること』

Fo-LABは場づくり研究所として、ファシリテーション講座を現在運営していますが、講座の他にも連携講座や深く自分の場でのあり方を学べる機会を準備中です。ぜひ今後も、Foraからの発信をチェックしてみてくださいね。
▶︎Twitter ▶︎Facebook
▶︎公式ホームページ


(1)今回の講座での目的

講義が始まる前には、全員で今回の目的を確認しています。
実践の場である本日は、下記の2つを身につけること目的としました。

・自分の得意なファシリテーションタイプを身につけること
・理想のファシリテーションをするために必要なスキルを考えること

改めて自分のファシリテーションタイプを考えるフレームワークとして、
下記を用いて、改めて自分のタイプを客観的に分析してみます。

横軸:コミュニケーションを取る上で優先すること
 合理的タイプ…効率性を重視し、目的達成のために適切な解を導き出す
 情緒的タイプ…納得度や共感度を優先し、状態を把握しながら進める
横軸:目的達成に向けたコミュニケーションの取り方
 リーダータイプ…明確に指示を出し、率先して行動をする
 カウンセラータイプ…指示は出さず、参加者から意見を引き出す

実際に自分のタイプを想定した上で
自分に合ったファシリテーションの手法を身につけることだけではなく、
場に合わせたファシリテーションができるようにするには、自分には何が足りないかを理解することも重要なポイントです。


(2)いよいよストーリーテーリングを実践!


「ストーリーテリング」とは、伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法のことです。(人事労務用語辞典より)

Foraでは、フィードバックをする際には「Good&More」の考え方で、
初めに良いと思ったところを、後からその人がもっと成長するために必要だと感じたポイントを伝えています。
一人あたり7分で発表し、3分でフィードバックをし合い、3人のグループで発表しました。

今回は、高校生を対象と想定し、自分が大学で勉強している内容について語ります。
パワーポイントを作成し視覚で案内する人、語りだけで勝負する人、
序盤に質問をして投げかけて注目をさせる人など様々な手法が見られました。
実際に話し手になってみると、
「フィールドワーク」や「シラバス」などの高校生目線では普段聞き慣れない難しい言葉を使ってしまっていたり、
話すことで精一杯になってしまうなど、Moreの部分もたくさん認識できたのではないでしょうか?


(3)得意を活かす作戦タイム!


チームごとに「もっとこうしたら高校生を巻き込めたかも!!」のアイディアを出し合い、チームで改善を行います。
実際に高校生の目線を想定してみると、
『興味があったら後から調べてみてね!と案内して実際に調べるかどうか』
『オープンクエスチョンではなく、クローズドクエスチョンにすることで答えやすくなるのではないか』など、かなり具体的な意見が挙がりました。


受講後の感想や学び

今回は、実践が中心でしたが、チームでお互いにフィードバックをすることで、一人で学ぶよりも多くの気づきを得られたのではないでしょうか?
毎講座ごとに、講座生が得た学びや感じたことをリフレクションフォームを用いてアウトプットしています。リフレクションフォームの中から、講座生の声を抜粋します。


・初めての実践は準備不足&緊張でうまくできませんでした。でも学び多くて満足です!
・実際にストーリーテリングをやったのは初めてだったが、本当に難しいと同時に、正解がないからこそやりがいがあるものだと感じました。

今回の講座で、一緒に活動してきたグループも一度解散。
名残惜しい声も聞こえましたが、来週からも新しいチームで学び合いましょう!



次回は飛鳥井 郁枝さんによる「本音で関われる場づくり」の講義です。
ダイアログの手法を用いて、対話の姿勢を学び、参加者の目線に立って、適切に介入するタイミングや量を学びましょう。

次回のレポートもお楽しみに!


▼前回のレポートはこちら!

▼Foraをもっと知りたい方へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?