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Todd Haynes「MAY DECEMBER」2024


for her
AUTHOR : Sara Inui(tentative)
TOHOシネマズ

メイ・ディッセンバー ゆれる真実

どんな人におすすめか?

 トッド・ヘインズ監督は、マジョリティーでは無い側、つまり、立場の弱い側の人物を主人公に選ぶ場合が多い、特に歴史的な背景により許されなかったり、まだ、価値観が現代に追い付いていなかったりする問題、今もなお、続いている問題に対して、映画という作品を通して、あなたは決して一人ぼっちではないよ。と、優しく微笑みかけ、美しい映画を見せてくれる
 また、同時に、彼自身が、作家のオスカー・ワイルドに影響を受けていることもあり、個人主義的な思想も随所にみられる。それが、登場する主人公達に強さやたくましさを与えている

 今作に関しては、題材の内容よりも、こうした恋愛に対して、毛嫌いしている人達におすすめしたい(これは、キャロルの時も同様だけど)
 どうか、様々な問題や愛の形に対して、人間の本質を理解できる、例え、理解できないとしても優しく接する事ができる。そんな人が、映画を見終わった時には、増えていくことを願うばかり

監督

トッド・ヘインズ

  • ベルベット・ゴールドマイン

  • エデンより彼方に

  • キャロル

予告動画

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DVD


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