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ボードゲームを深掘りする②

前回の続きになります。

今日も2つのゲームを紹介します。

ゲームの内容だけでなく、子どもの頭や手指の発達にも触れていきます。


さっそく紹介

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※Amazonで同じ商品を見つけられなかったので、デザインが違います。サイコロも1つはルーレットになっています。

すごろくを数字と記号(+と-)にしたようなゲーム。

サイコロの目だけ駒を進め、マスの+-を見ます。

赤いサイコロの目だけお客さんをバスに乗せ(降ろし)ます。

バスはひとり一台あり、それぞれがお客さんを乗降させます。

順番にサイコロを振っていき、ゴールした時にお客さんをたくさん乗せていた人の勝ちです。

テクニックの不要な運ゲーです。

サイコロの目を一回一回指で数える段階の子どもがやると、時間がかかります。


以上がルールです。

子どもがこのゲームで遊ぶことで育つ力は…

・サイコロの目を読む

・サイコロの目だけ駒を進める、人を乗降させる

・「+-」がわかる

・順番にサイコロを使う

です。

サイコロの目を読むことは、大人からすると瞬時にできますが、子どもは一つずつ数えます。次第に形を覚えて(四角は4、斜めは3など)すぐに分かるようになっていきます。

その様子を見て「早くして」と思うのではなく、

その過程を見て楽しんだり喜んだりできる大人になりたいですね。



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次はパズルです。

ルールの説明は不要なので、以下はパズルで育つ子どもの力です。

・ピースの操作(上下をひっくり返す、はめる)

・完成品を壊すところから始めると、最初の絵を思い出しながら作る力が育ちます。

・右手と左手を同時に使う(台座を押さえる左手)

・置きたいピースと台座の補助線が同じ(似ている)形だと分かる力

です。


うちでは毎晩の勝負(過去記事参照:https://note.com/salonkenta0110/n/n9ecb07d3a358)にも使われるパズルです。

息子が自分のするパズルと私のするパズルを選びます。

自分は少ないピースのもの、相手は多いピースのもの、と頭を使って選んでいるのが伝わります。

そのハンデを乗り越えて私が勝てると、子どもがさらに考える機会になるのですが…ハンデが大きいとなかなか勝てないです。


まとめ

今日のゲームはいかがでしたか。

パズルは誰もが遊んだことのあるものです。

ですが、子どもの育つ力を改めて考えてみると、子どもが遊んでいる姿を見る目線が少しずつ変わってきます。

そして、そういう目が増えると、イライラが減ります。


子どもに対して「遅い」とか「ぐずぐずしてる」とか「なんで何回言ってもだめなんだ」という言葉がよく聞かれますが、これは大人が自分の感情のままに口に出している言葉です。

研究目線や発達目線で子どもや物事を見る目が増えると、感情よりも「どこに原因が?」「どうすれば?」という考えが頭に浮かびます。

そういった言葉が浮かんでいる時にはイライラは起きません。理論的に考えるからです。


世のイライラしやすい人は、感情に支配される前に理論的に考える時間をとる、そのためには怒る前に子どもから距離をとることが効果的なこともあります。

それは逃げではありません。悪いことではありません。


イライラに 気付いて爆発 する前に 距離をとったら 落ち着く私


標語みたいになったので今日はここまでにします。

ありがとうございました。

ゲームの紹介は③に続きます。

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