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ジュビロ磐田、9試合負け無しの連勝で首位奪取。

J2リーグ第32節(10月3日日曜日15:00晴)

アウェイ町田GIONスタジアムにて、FC町田ゼルビアとの今季残り試合が少なくなったなかでも重要な分岐点となる試合に挑んだ。

この試合の勝敗によって「昇格」がより身近になるか、まだまだ遠い存在になるのかの今季を決めかけない試合だった。

前日首位の京都が長崎に敗れ、3位の新潟が下位グループの金沢にリードされている状況の中で試合が開始される。

このシチュエーションで勝たないわけにはいかない、どんな形でもいい、勝点3が必要となった、「66」と「69」では3差以上の重みがあることになった。

そして、後半苦しみながらの試合となったが、前半に絶好調の磐田のエースストライカールキアンの活躍で獲得した2点 1ー2  で勝利し首位奪回となった。


今日の試合は先制点が非常に大事だっただけに、早い時間でのルキアンのゴール、そして追加点が勝利に導いてくれた。


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1.スタメン

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今日の試合も前節と同じ先発メンバーとなった、これだけ同じ先発で続けられることは、累積警告、レッドカードなどの少なさと、怪我人がこの時期にしては少ないことでもあるわけだ。

チーム力の表れでもある。

サブにはCBがいなかったが、ポリバレント鈴木の存在が大きい、小川航基は連続でサブに入ってきたので調子が上向いてきたのだろう、期待したい。


2.試合


試合はともに慎重な試合の入りだったように感じた、しかし徐々にポゼッションを高めるジュビロ磐田が強さを出してくる。

11分にパス回しから遠藤保仁が前節へ絶妙なふわりとしたロングパスを出す、相手DFより早く反応したルキアンが抜け出し、キーパーとの1対1を冷静に頭上を抜くループシュートを決めた、これで5試合連続の得点で得点ランキング独走の19ゴール、「優勝でJ1昇格し得点王」が近づいてきた!

特に9月からのルキアンは素晴らしい働きでチームを救ってきた、今は心身ともに充実した時間を過ごしているのだろうな。



さらに23分、前線でのパス交換から町田ゴールに襲いかかり、抜け出し鈴木雄斗がシュート性のクロス、逆サイドへ侵入した大津祐樹が決めると思った瞬間、高橋祥平がスライディングでクリアしたがボールはゴールに吸い込まれるオウンゴールとなる、高橋祥平が触らなければ確実に大津祐樹が決めた、町田にとってオウンゴールは致し方なかったと言える。


前半を2点リードで終え優位に、しかし後半スタートから3人を入れ替えた町田が攻勢に出ることに、特に町田右サイドは勇猛果敢に磐田の左サイドを攻め続け、ドゥドゥがシュートを打ってきた。

一番のピンチは、また町田が右サイドで得たフリーキックから、ドゥドゥにゴールエリアでフリーでシュートを打たれた、しかし我らの守護神三浦龍輝が離れ業のような空中姿勢のなか見事にクリアをして見せた!

ありがとう龍輝!

今季この位置にいるのは安定感抜群でゴールマウスに立つ三浦龍輝の存在あってこそだ。

しかし56分、今度は磐田右サイドを崩されクロスのカットに滑り込んだ山田大記に当たり、三浦龍輝の反応した逆方向へボールは流れ、ゴールラインを割ってしまった。

前半とは逆でのオウンゴール、これも山田大記を攻めることはできない、よくあそこまで戻ってくれた。

77分、押されっぱなしの磐田も3人替えで小川航基・小川大貴・鹿沼直生を投入。

この選手交代が“吉”となる、新鮮なこの3選手により、流れを磐田に取り戻すことに成功、特に小川航基は鹿沼直生のパスから惜しいシュートを打つことができた、小川大貴も果敢に磐田左サイドを活性化した。

試合終盤は、小川航基が自分に課せられた役割をきっちりこなし、時間をうまく使い時計の針を進めて試合終了に持ち込んだ。


非常に大事な試合を、非常に苦しい試合を、アウェイで勝点3を獲得してくれた、たしかにチーム力が上がっている、チームが一帯になって明確な目標に向かっている、そんな雰囲気が伝わってくる試合だった。

3.今後


今日の勝ちで京都と入れ替わり「首位」に返り咲いた。

これで山形に勝ち3位に上がった長崎の「58」との勝点差は“11”となる。
磐田が今後10試合で仮に3敗しても追いつけない数字になった。

これはサポーターにとっては非常に精神的に良いこと。

選手・スタッフは当然そんなことは意識していないだろう、今後の試合を全て勝ちにいくはずだ、でも我々サポーターは今日の勝利がもたらしてくれた安心感は何物にも変えがたい。


10月は今日の試合を含めてリーグ戦5試合とエコパで大分との天皇杯も控えている、最重要は         

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎【J2リーグ優勝しJ1昇格】⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

ただ、今の状況からみてやはり天皇杯も次のステージへ進んでJ1のリーグ戦上位陣との一戦も是非みたい、悩ましい限りだ。


チームとしてどう考えているかわからないが、控えメンバーで挑むのか?ある程度のリーグ戦先発メンバーを入れるのか?それとも・・・・

それにはまず、北九州・栃木・愛媛のこの3戦で勝点「9」を上積みしてもらわないといけない、今のジュビロ磐田にはその力が身に付いていると考える。

間もなく、そう間もなく決まるのだ!
それが少しでも早く目にすることを祈ります。

※油断大敵


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