ブラック企業の上司にブラックジョークで

僕がブラック企業に
勤めていた頃の話である。

僕はこの会社に転職したのだが
出社して5分後に入社したことを
後悔した。

とにかく圧が強すぎる。

そんな圧をうまくなんとか
かんとか切り抜けながら
仕事をしていたのだが
強烈な圧力は僕を完全に包囲し始めていた。

僕自身もかわせなくなったら
辞めようと決めていた。

そうそうしている内に
とある事件があり
僕の怒りはピークに達した。
僕は怒りとともに
自分の意見を思いっきり
上司達にぶっかました。
その時僕は今決められた会議に
参加を強制されたら会社をやめると
宣言した。
とてつもなく意味のない
どうでもいい会議に思えたからである。

すると僕は参加しなくてよくなり
逆にそれ以降明らかに
上司達が僕にビビりはじめた。

そんなこんなして数日後

女性部長に有給休暇の申請書の
サインを貰いにいかなくては
ならない時があった。

会社はとても広く
上司がどこにいるか
わからない時もある為
社内を徘徊しなければならない。

僕は非常にめんどくさいと思っていた。

しかし申請書を持って
階段を降りていたら
階段を登ってくる女上司に
出くわしたのだ。

僕「有給休暇のサインもらっていいですか。」

上司「いいですよー。あらーあなたあと17日も
　　　有給残ってるじゃないのー」

と先日のいざこざが全く無かったかのように
とてもフレンドリーな口調で
僕に接してきたのだ。

僕はすかさず

僕「ですねー。辞める時は全部消化しますねー」
と笑顔でかましたら

上司「え？？なにそれ。脅し？」

僕「かもしれないですねー」

といいながら僕は申請書をぱっと受け取り
階段を降りた。

僕は階段を降りながら
ただの一般社員の言葉を
「脅し」と思ったのならけっこう効いたなと思った。

結果その会社は退社した。
上司もたぶん辞めるとは
思わかなっただろう。
他の人たちは全力で引き止められるが
僕は全く引き止められなかった。

正直がっかりした。
単純にがっかりした。

やられたら
やりかえす
倍返しだ。

本当はこれはいけない。

世の中は因果応報
やられたら
やりかえす
またやられかえすのだ。

しかし

何も自分の事を言えず
苦しさを持ちながら
辞めていった人たちも
数多くいるのだ。

別にその人がどうとか
こうとか関係ないし
本当のことはどう思っているのか
なんてわかりはしない。

だとしても
1発ぐらいはバチがあたらないだろう。

そういう社員がいてもいい。

ブラック企業に
ブラックジョークで返す。
立場で勝てても討論では
僕には勝てないのだよ。

あなた達と僕とでは
圧倒的に読書量が違う。

そう思った。

君たち全員はいますぐに
「日本で一番大切にしたい会社」
を読みなさい。

ここに全て書いてありますよ。