花粉症

検証してみた-ほんとうに花粉症は1週間で治るのか?【読書感想】

私の花粉症はそれはそれはひどく、小学生の時からのつきあいだ。花粉症だという人が、マスクをしたり、顔にスプレーをしたりしてなんとか過ごす時期に、私は薬をちゃんと飲んで、マスクをして、メガネもかけて、それでも「花粉症が辛い」と言っている人と同じくらいの症状だ。

子どものころはくしゃみがとまらなくなって、アレルギーみないな発作になったら、学校を休んでいた。でも大人になってからは、ひどくても休めないというプレッシャーから、余計神経質になっている。

そんなとき偶然見つけたのが『花粉症は1週間で治る!』(溝口徹著)。いろいろ書かれているが、花粉症の原因となるような条件はいろいろあるものの、一般的に日本人はビタミンDの摂取が足りていなくて、それが日本で多くの人が花粉症に悩む原因だと書かれていた。

その日のうちに薬局へ

早速薬局に行って、ビタミンDを探した。DHCやDear NaturaではビタミンD単体で売られていなくて、少し価格帯の上がるNature Madeで発見。夜1錠飲んで寝ました。

1日目

「なんだかちょっと違うかも」それが最初の感想だった。花粉症に苦しんでいる同僚たちを目に、私はいたって普通だった。まるで私は花粉症ではないみたいに。早速ビタミンDが効いている気がした。そんな気がしただけかも。

2日目

やっぱり効いていると思った。私は花粉症に限らず、重度のアレルギー体質だ。しかも昨年からずっと皮膚炎に悩んでいて、顔に炎症が出て、薬を塗って治ったら、今度は首、また顔と繰り返していた。ステロイドの塗りすぎで醜い顔になって、一度は薬を塗るのをやめた。それでも、今度が全身に炎症が起こって結局皮膚科に行くことに。

皮膚炎が起こるときって、何かしらの精神的ストレスを抱えているときだと思う。でも、それを発症させる外的要因があるのは確かで、それが乾燥だったり、花粉だったり、なんか変なものを食べたり触ったりしたときだ。本にもビタミンDはアレルギー疾患の特効薬になると書かれていたから、私が今抱えている皮膚炎にも良いと思う。実際に、薬を飲んでも夜かゆくてかゆくてたまらなかったのに、よく眠れたのだ。

いい感じ、そのまま飲み続けよう。

3日目

大人になって花粉症がひどくなる理由、それは屋内にこもっているかららしい。詳しいことは忘れたが、本によれば、外に出て肌が太陽の光を浴びることで、ビタミンDが生成される。思い出してみると、どんなに寒いのが嫌いな私でも、体育の時間は外で運動したし、休み時間に外で遊んだり、放課後は部活動を行っていた。

そんな生活と比べたら、1日中オフィスにこもる生活はビタミンDの生成を思えば、いいわけがない。だからといって働き方をひょいと変えられるはずもなく、だからこそサプリに頼るしかないのだ。今日も暖かい1日で、目はかゆく、鼻がムズムズ。周りは私より酷い様子だったけど、私は体のだるさを感じず過ごすことができた。

4日目~7日目

気温がそこまで上がらなかったからか、そもそもそんなに症状がひどくなかった。飲み始めと比べて劇的な変化はなく、体もビタミンDをサプリで摂取するのに慣れてしまった感じがする。

ちょうどアメリカから友達が来ていたりして、夜まで外にいたり、食生活が乱れたりした。もしかしたら、ビタミンD自体は効いていたのかもしれないけど、それ以外の理由でそもそも体の調子がマイナスだったのも、あまり効果を感じられなかった原因かもしれない。

検証結果

私の場合、花粉症は1週間では治らなかった。本をすべて読んでいないので、ビタミンDの摂取以外にもやらなければいけないことがあったのかもしれない。それか、たまたま私の普段の生活リズムか崩れたタイミングだったかもしれない。でも、どちらにしろ、飲み始めたときには効果を感じていた。そのため、私の体にとってビタミンDは必要だったということだろうと思う。

おそらくビタミンDは花粉症の症状の軽減につながると思う。でも、全く症状を感じないような状態にするには、ビタミンDだけでは不十分なのだろう。



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