【新卒インタビュー】水産流通現場をリアル体験。フーディソンならではの研修を振り返ってみました
2024年4月、フーディソンでは初の入社式が執り行われ、3名の新入社員の方が入社しました。入社して1ヶ月間の研修期間は、豊洲の市場見学や魚ポチのある大田市場での出荷作業、飲食店への納品、鮮魚店サカナバッカでの製造、接客など...... 水産流通現場をリアルに体験するフーディソンならではの研修を経験しました。今回はその研修の振り返りを中心に、3名に入社から今に至るまでのインタビューを行いました。
― まず、フーディソンを志望した理由、入社を決めた理由を教えてください
工藤:フーディソンのミッション「世界の食をもっと楽しく」に共感したのが大きな理由です。大学では食産業学群に所属していて、食がもつ多様な側面を学びました。日本の食文化や食の未来を守る取り組みをしているフーディソンと自分のやりたいテーマと結びついてると思って志望しました。
土田:私も大学では食産業について学んでいたので、食品業界を中心に就職活動を行っていました。日本の食文化のなかでも魚食に興味があって、魚食文化に関わっている企業を調べているうちにフーディソンのことを知りました。面接のとき、代表の徹さんが水産業界の課題を丁寧に説明されていて、その課題に対する取り組みにすごく共感しました。
長谷川:僕は大学では経済学部を専攻していたので食とは違った分野ですが、在学中に産直ECの企業でインターンシップをする機会があり、食へ興味をもつようになりました。日本には多種多様な食材があるという豊かさを知って、いいなと思いましたね。フーディソンは水産業界のとても複雑な課題に対して独自に切り込んでる革新性を感じ、自分も関わっていきたいと思いました。
― フーディソンの研修で印象に残ったエピソードを教えてください
工藤:サカナバッカの製造現場の研修では、魚介類の加工を体験しました。ホタルイカの目と軟骨を取る作業をさせてもらって1時間くらいかかりましたが、この手間をかけることで、食べ心地が変わっておいしくなると先輩から聞きました。お客様へおいしいものを食べて欲しいというサカナバッカの思いをすごく感じましたね。
土田:そうですね。ほかには食材を切る、パックに詰める作業をしました。サカナバッカのお弁当や惣菜などは製造現場で働く複数の方々の手を通じて、完成することを知りました。その製造フローのなかで、次の人の工数を増やさないことを意識しながら作業することを教えてもらって、チームワークを図る上で大事な考え方だと思いました。
長谷川:サカナバッカの店舗研修では接客も体験することができました。自分たちが製造に関わった商品が、そのあとに店舗に配送されて、自分たちで販売するという一連の体験を通じてサカナバッカのサービス理解につながりましたね。
土田:魚ポチドライバー研修では、飲食店さんへ商品を納品するドライバーさんたちの体力のすごさに驚きました。私は渋谷の飲食店さんのエリアを回らせてもらいましたが、3分に1回くらいの頻度でトラックから降りて、渋谷の坂を走り回って納品していた姿が印象的です。ドライバーさんの足が早くて追いつくのがやっとでした。
またドライバー研修では配送ルートを組み直す仕事も行いました。データを並びかえる簡単な作業だったのですが、間違えると希望の時間に届けられない可能性があるので、緊張しました。ドライバーさんは配送をしながらこんな責任重いことをしてるんだなと思いましたね。
工藤:配送トラックを外で見かけることは多いのですが、実際にドライバーさんの助手席に座ったのは初めての経験でした。決められた時間内にお客様に渡さなきゃいけない緊張感がありました。
長谷川:豊洲や大田市場の研修もとても印象に残っていますね。豊洲市場で本マグロのセリを見学し、そこから魚ポチのある大田市場へ移動し、豊洲市場から運ばれた本マグロを加工して、さらにサカナバッカでその本マグロを売るという。いつも自分たちが食べているマグロってどこからやってきて、どういう流れで食卓にあがるのか知って、水産流通への理解も深まったと思います。
工藤:あと大田市場の魚ポチ出荷現場では、鮮魚の梱包も体験しました。発泡スチロールのなかに氷を詰めて蓋を閉めるという作業なのですが、氷をそのまま詰めるか、袋氷にするかの2つのパターンがあってなんでだろうと思いました。その理由は、配送先の飲食店さんの希望に合わせて使い分けている先輩から聞きました。とても忙しい現場のなかで、飲食店さんにより快適に魚を利用いただくためのサービス精神にあらためて誠実さを感じました。
土田:あと大田市場では商品在庫確認する棚卸しの作業もありました。冷凍商品を保管しているマイナス40度の冷凍庫のなかで中で棚卸しの作業するのはなかなかできない体験でしたね。棚卸しの作業は、すごく大変でしたが最終的にはその会社の決算に関わるので大事な作業だと身をもって知りました。
ー 研修を通じて学んだことを教えてください
工藤:流通フローに関わる多くのプロフェッショナルな方々によって、私たちの毎日の食卓に繋がっていることを知りました。働いている先輩たちを尊敬する気持ちがより高まった研修だったと思っています。
土田:そうですね。私も食産業を支える人へリスペクトを持って仕事をしたいと思いました。入社前にオフィスでインターンを1ヶ月くらいしていましたが、流通現場でのプロフェッショナルな方々との出会いと通じて、食産業の大きさをあらためて体感できた研修でもあったと思いました。
長谷川:入社前だと水産流通やフーディソンのサービスがどういう流れになってるか、理解が難しかったのですが、研修を通じて各チームがどういう役割を担っているのかを知ることができました。毎日タイムリミットがあるなかで、各チームが正確に素早く仕事をされていて、フーディソンの水産流通のスピード感も体験できたと思います。
ー 入社して1ヶ月が経ちました。入社前と今とのギャップはありますか?
長谷川:水産業界って閉鎖的で頑固そうな人が多いのかなっていう印象だったのですが、実際は気さくに話してくれる方が多く、いいギャップでしたね。フーディソンでは楽しそうに働いている方が多いのも安心しました。
工藤:そうですね。温かな雰囲気や風通しの良さを感じていますね。私はフード人材バンクに営業として配属されましたが、営業の仕事って個人戦みたいなイメージありました。でもフーディソンはチームワークを活かして結果を上げていこうする姿勢を感じましたね。
土田:「バリュー」を耳にすることが多くて、すごく浸透しているんだなと思いました。バリューって会社に当たり前にあるけど、私のアルバイトの経験では、バリューは掲げているものの、ただ冊子を読んでおいてみたいことが多くて、そこまで活用されない印象でした。私も何か迷った時にはバリューに立ち返って物事考えてみようと思いました。
ー 今後フーディソンでチャレンジしたいことは?
工藤:元々はクリエイティブな仕事に興味がありましたが、ビジネスの大切な部分って営業だと思っています。まずは配属されたフード人材バンクのなかで、営業としてちゃんと結果を残せるような人材になりたいです。
土田:私もフード人材バンクへの配属となりますので、まずはできることを一生懸命やっていきたいです。私は何かを創作することが好きなので、企画とかデザイン職にもゆくゆくは挑戦してみたいなとは思っています。チャンスがあった時に、すぐに飛びつけるようにスキルを上げておきたいですね。
長谷川:僕は魚ポチへ配属されます。最初はいろいろなチームを回りながら理解する流れにはなりますが、ゆくゆくは顧客と接点が近いところで、本質的な課題解決する仕事に挑戦していきたいです。魚ポチは顧客視点でのサービス力が突き抜けてるイメージがあったので、自分自身もそういう顧客視点で物事を考えて、よりサービスを良くしていく人材になっていきたいと思っています。
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