料理人として美しさを当たり前に追求するということ。
勝手ながら記事を拝借させていただきました。
まず下記の記事を読んで頂けたらと思います。
「衝撃でした。感服いたします」
まず「タイトルの美しくないことがリスクの時代へ」
タイトルが美しい!!
私は料理人として味の追及もそうですが、専門料理などの特集での「デザイン」に関する内容に特に興味を惹かれます。
美術系の学校卒業でもないし、絵もへたくそ。
デザインの勉強もこれまでしてきませんでしたが、盛り付けの美しさにはかなりこだわりは持っています。
皿に対する空間の使い方や色の統一による主張したいテーマの強調
現在、世界において料理の世界は香りと見た目が味を左右する大事な要素で料理全体の80%を支配しています。
トップレストランの盛り付けはもはや芸術で食べることすらもったいない。
素晴らしい料理の「美しさ」の概念は
盛り付けといったデザイン性を超えて、食材の組み合わせや調理法による香りからのアプローチなど様々です。
料理人にとって「美しさ」とは、壁に掛けられ鑑賞される絵画のような存在ではなく
機能性を兼ね備えた生活ツールのように、
味、香り、余韻、ワインとの組み合わせなどかなり複雑に絡み合った行動を網羅した最上位の行動そのものだと思います。
引き算の考え方で生み出される「美しさ」が日本料理
素材の持つ特性を上手に重ね合わせるフランス料理
インスタグラムの普及により食に対する世間の目の付け所が変わった現社会では、言い方は悪いですが味よりも見た目「インスタ映え」が世間の関心ごとではあります。
食事がここまで生活をデザインする可能性を持ち、世間の関心が高まている世の中でもはや「美しさ」を追求しないことはリスクしかないのだと思います。
料理人として身の回りの仕事の一切を美しく、そうすれば必然的に店内も美しく仕上がる作品も美しくなると思います。
これからは作った料理のことを「作品」と呼びます。
2020/2/10
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。