謙遜という処世術】を辞めることにした件
自分で自分の店を作って、そこであくせくお菓子やら料理を作って、はや2年。
食べてもらわないと話にならないのが飲食業界ですが、独立してから本当にいろんな人の本を読むようになりました。
ユニクロの本、ソフトバンクの本、女性の脳の本。
まじで気になったものはなんでも、どんなジャンルでも読むようになりました。
そこで気がついたら自分の中に入り込んでいた【謙虚な発言】というスタイル。
レストランでもお菓子の発送でも、【いやいや僕のお菓子や料理なんてぇー】というのがラグなくいってしまうような考え方になってしまっていて、また多くのビジネス書でも謙虚であれ!!みたいなことが書いてある昨今。
今日を持って考え方を変えました。
人に対して謙虚な姿勢。
これは日本人特有の美意識にも通じるし、僕個人的にも美しいものだと感じます。
しかしながら、作った食べ物に関して、自分が誉めなければ誰にも胸を張って提供できるのか。
作った本人が心の中では【おっしゃ。自信があるぞ!!】って思っていても、皆さんを前に【いやいや、それほどでもないですよー】みたいなことを言っている。
謙虚な姿勢と、物事を低く伝える方法はきっと違います。
サイゼリヤ創業者の正垣会長の本では【自分の料理に自信を持つな。それは地球を中心に物事を考える天動説と同じだ。自分の料理に自信を持つと、売れない理由を他のせいにしてしまう】と書かれています。
気持ちはわかる。
しかし現代では【知られなければどんな最高の料理もゴミになる】そんな時代です。
最高の技術と料理があれば、、という時代は今はもうなく、もしかしたらそんな時代自体そもそも存在していないのかもしれません。
僕は皆さんに送っているお菓子にはしっかりと自信を持ったものを送っています。
それを自分が誉めないでどうする!!
これからは精一杯自分の作ったものを自分で褒めていこうと思います。
きっと今までの【いやいや、、、】から始まっていた謙遜だと思っていた僕の態度は
きっとただの【処世術】だったのだと思います。
何かを言われた時に自分の心の傷をより深くしないような保険。
謙虚と思われる発言が相手にとって受け入れやすいのだという思い込み。
きっとその全ては間違いだったと思うし、その全ては僕以上に意識して見ている人はいなかったのだと思います。
僕は今までもこれからも【うわぁーこれはたまらん】ってものだけを皆さんに見せていきますし、送っていきます。
口に合わないこともあるかもしれない。
嫌いな時もあるかもしれない。
皆さんに好きになってもらう努力は僕にはできません。
それをやる時間は、きっとこれから【これいいやん!これグッとくるやん】と思えるようなそんなお菓子の開発に当てていきます。
ビジネスも商売も、きっとそんな単純なことではないんだろうっていうのは読んでいる本からなんとなくわかるけど、きっと僕は著者の方々が書いたそんなメッセージを、自分の立場に落とし込んだ時に、そんな人たちと同じようなことはできないから、
とりあえず自分の作ったものにしっかり自信を持っているのであれば、そのままストレートに皆様に表現していこうと思いました。
できることから始めます。
僕のお菓子は 面白いです!他にはないです!本能的です!
僕の店以外にそんな店は見たことがありません。
だからおもろいんです。
だから期待できるんです。
思う存分期待してください。
おしゃれではないけれど、皆さんの本能に、生物的欲求に【ばちーん】とくるようなお菓子をこれからも考えて追求していきます。
シャレなお菓子はほかの店がやっています!!
おもろいお菓子は僕の店がやっていまっせー。
とかなんとかぼやいている店主がやっているお店はこちらからご覧いただけます。
AI社会の中、癖強く独自の目線でアホなことをしている憎めないお店です。
(お菓子の店)
https://madeleineman.thebase.in/
(料理の店)
https://ludens0saka.base.shop/#
読んでくれてあざした。
働きたい飲食店を目指して目標に進んでいます。