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【イベントレポート】 銀行マンが語る!農業界のお金にまつわるぶっちゃけトーク(2021.02.20)

本記事は、2021年2月20日に実施したイベント『銀行マンが語る!農業界のお金にまつわるぶっちゃけトーク』のレポートです。

#FOODlab オンラインコミュニティ8回目のイベントとして、上級農業経営アドバイザーであり、地方銀行で農業支援チームとして勤務されていた土屋仁志さんに農業と融資についておうかがいしました。

セミナーの要点をまとめた切り抜き動画も貼っておきますので、動画で見たい方はこちらをご覧ください!

農業でお金を借りることは難しくない!

土屋さんの経験上、農業でお金が借りにくいということはなくて、意外と「お金を借りやすい」という側面があるそうです。

前提として、公庫は農業融資に慣れていますが、民間の大手銀行や地方銀行の銀行員の多くは農業をあまり理解していません。
最近は農業担当がいる銀行も増えてきているので、そういった方は別ですが、普通の営業の方は農業に対する理解がありません。

そして、銀行は一般に過去の決算をもとに融資するかどうかを判断しますが、それは農業とて例外ではありません。農業に対して事業の内容と成長可能性を適切に評価する所謂「事業性評価」のような形での判断ではないとのことです。

しかし、『農業近代化資金』の1つである設備資金に関しては、融資判断が事業性評価に近い形でなされます。つまり、

  1. 事業性評価に近い形で評価する事業計画がしっかりしていて

  2. キャッシュフローが回っていて

  3. 数値の根拠がしっかりと示せれば

借りることはそれほど難しくないと言えるのです。そして、土屋さんの経験上、『農業近代化資金』の審査には落ちたことがないそうです。

とっつきにくいと思いがちな農業の資金調達ですが、これを機に見直してみてはいかがでしょうか?

本日の学び

借入をする際は、入金までの期間の資金繰りを考えること。「経営が苦しくなって借りる」を繰り返すことが一番良くないケース。

キャッシュは、銀行のシステムトラブルや銀行の倒産のリスクがあるため、普通預金の上限1,000万円をベースに複数の口座に分けておくのが無難。

銀行からの融資において、決算書で主に見られるポイントは「債務超過かどうか」である。
「売掛、在庫、買掛の差」「過去の借入の金額」「損益計算書」で、返済能力があるか判断される。

いかがでしたか?
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皆様のご参加、お待ちしております!

関連情報

このオンラインコミュニティは、朝日新聞系webメディア『ツギノジダイ』で紹介されました!

# FOODlab自体についてご紹介している記事がHPにありますので、気になる方はそちらもご覧ください!


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