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FOODBOXの地方進出。山口県の農業にコミット中!~前編~

こんにちは!いつもFOODBOX(フードボックス)のnoteをご覧くださりありがとうございます。

農家さん、農業生産法人さん、自治体さま、一般企業さまと、数多くの繋がりをもっているFOODBOXですが、その数が一番多い地域はどこかというと、実は「山口県」なんです!
CEOの中村は月1回、2期目からはもっと頻繁に山口出張を入れているし、社内では、東京の本社のほかに山口県でもっと広く活動展開するためのサテライトオフィスも必要なのでは…?とささやかれているほどですよ。そのあたりを、CEO中村と池田が語ります!

地方進出で、どうして山口県に?

―山口県の仕事、毎月たくさん入っていますよね!山口県と繋がりが生まれたきっかけから教えていただけますか。
中村:食・農業的に魅力的な地域は全国津々浦々にあります。その中でどうして「山口県」なのか、ということですが、これは、浅川芳裕(あさかわ・よしひろ)さんという方に、ある知人の紹介で出会ったことがきっかけです。

浅川さんは、ご本人の地元である山口県で農業アドバイザリーをしており、ジャーナリストとしてグローバルな視点から日本の地方の農業を見て語っておられる方です。FOODBOXでは浅川さんが山口県で取り組んでおられる業務のいくつかを実働的に担わせていただいています。

浅川さんの著書:日本の農業界の裏を知ることのできる刺激的な一冊です!


―そうすると、浅川さんとの出会いがなければ、今のFOODBOXはなかった…?

中村:はい、限りなくそうですね(笑)。あとはもちろん、池田が山口大学出身ということもあり、山口県とはいつか何かしらご縁はあるだろうとは思っていましたが。浅川さん=山口、ということで、出会ったときに、びびっと来たんです。

―びびっと!引き寄せみたいなものですか?
中村:人生のなかでこういう流れって、結構あるんですよね。何かやりたいとなったときに、それに近い人が現れる、みたいな…。そのときは、確実にその波にのっかっていくと良いことがあるんですよ。実際は僕より池田の方が引き寄せているとは思うんですけど。

池田:それ、ありますね。私も、大学で研究していた小麦に関する仕事をしてみたいと以前から思っていたんですが、そしたら先月、山口県で小麦栽培をしている農業生産法人さんとのお仕事が始まったんですよ。

「国産小麦の発展に関わるような仕事がしてみたい」とこの記事でも発言していました


今、地方が熱い!山口県と山口市のプロジェクト

―山口県では、自治体さまとの仕事も入っていますよね。これは具体的にどんなプロジェクトなのでしょうか。
中村:山口県の農家さんを応援する企画です。まず山口市が主催している「成果の出る農場づくり講座」。山口市内で意欲ある若手の農業生産法人の方に、農業経営を3年で学んでいただく内容になっています。現在2年目で、主にZoomを使ったオンラインで、講義や個別面談などを担当しています。

それから、山口県が主催している「やまぐち農林漁業ステキ女子プロジェクト」。こちらでも講座を担当したり、ゲストスピーカーのアレンジをしたりしています。

「やまぐち農林漁業ステキ女子プロジェクト」登壇者。左から浅川さん、ゲストの川上一歩さん(株式会社カワカミ蓮根)、FOODBOXの中村です

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「農林漁業女子」の方は、農業に携わる女性の、いわゆる働き方改革として、家族や家事があるなかでどのように自分のキャリアアップをはかりながら農業経営に関わっていくか、という壮大なテーマで開催しています。

池田:講座では仕事や日常で使えるアプリやSNSなどのツールの紹介もしています。やってみるとこれが結構ニーズがあったんですよ。

中村:当初予定にはなかったんですがシリーズ化しました。またこのテーマで、池田は山口県内の別の市にも呼ばれて講師をしたりもしたんですよね。


―なかなか反響があるんですね!
中村:県の方も市の方も、浅川さんと一緒にやらせていただいている仕事です。このプロジェクトに関わることで、山口県内各地の若手の農業経営者や農家二代目の方と接点ができ、人脈が広がっているといます。また、山口県ではもっと大規模な、ゼロベースで動いているプロジェクトにも加わっています。こちらは実を結ぶのはまだ先になると思いますが、いずれ詳しくご紹介できると思います。

地方進出で、サテライトオフィス化も計画中!

―それにしても、中村さんは福岡県出身ということもありますし、FOODBOXは福岡や山口で立ち上げて、地元密着型にすることもできたと思うんですよ。なぜ東京から地方進出、という形をとっているのでしょう。
中村:2つ、意味があります。まず、もし例えば僕が地元の福岡で会社を作ってやり始めたら、結局この九州・山口エリア内だけで小さくまとまってしまうのではという懸念があったこと。

もう1つは、農家さんがやりたくてできていないことって、結局「販路」なんです。そうしたときに、国内でトレンド、ニーズ、連携できる企業が集まっているのはやはり東京です。農家さんが毎月東京に来ることはできなくても、こちらが東京から地方に出張するスタイルはとれますし、東京にある会社ということで、農家さんも我々のことを活用しがいがあるのでは、と考えています。

―それで今の地方進出スタイルになったわけですね。
中村:コロナ禍もあって、二拠点生活とまではいきませんが、それでも現場を常に大事にしているので、1年間のうち1ヶ月くらい山口県で過ごしているような状況ですよ(笑)。今後のプロジェクトの拡大状況によっては、こっちにもオフィスが要るな、と。実際、来年には福岡在住の人が社員としてFOODBOXに来てくれる予定なので、サテライトオフィスは立ち上げるつもりです。

―山口県での実績を元に、これからどんどん別の地方にも進出していくんですか?
中村:確かに、他の地方でもニーズはあると思いますし、そういったお声がけもいただいていますが…、実は僕、先生業がそんなに得意ではないんですよね(笑)。講座の参加者にも、先生って呼ばないでくださいって言ったりしていて。なのでFOODBOXとしては、他の農業コンサルさんがやっているような講師業で他地域に拡大していくというよりは、まずは山口県でしっかりコミットし、貢献して成果を残したいんです。

山口県の農家さん、関係企業さまとのネットワークは、浅川さんやさまざまな皆様のおかげでかなり形成されてきました。それこそ、「FOODBOX、もう抜けられないよ」って言ってもらえるくらいに(笑)。やっぱり頼っていただけるのはうれしいですよね。

(後編はこちら

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CEO、フードカタリスト
中村圭佑 / Keisuke Nakamura
福岡県の果樹農家出身で、大学卒業後は約7年間農薬メーカーに勤め、中国を中心に活躍してきました。農薬メーカー時代にMBAを取得&中国語をマスターし、その後コンサル業界に転職。2019年7月にこれまでのキャリアを生かしてFOODBOX(株)を起業しました。
農家さんと等身大でコミュニケーションをとり、本当に良いものを農家さんが本当に望む形で実現できるように、日本全国で東奔西走しています。農業の現場を知った上で、あえて枠に囚われず、新しい視点で農業界をもっとワクワクさせることを目指しています!困ったら何でも相談したくなる、そんな雰囲気の持ち主です!

CMO、フードカタリスト
池田 夏子/ Natsuko Ikeda
福岡県出身。大学では小麦の研究を行い、1年休学して国内農業法人等のみならず、ミャンマーで約4か月農業指導を行っていました。見た目は大人しいですが、実はアクティブでフルマラソン等も走るアスリートでもあります。
農家さんと共通言語を持ってお話でき、農家さんのアイデア・想いを汲み取り、きっちりと具現化できる事が強みです!食・農業界に対する想いも本当に真っすぐなモノを持っていて、農家さんからも企業さんからも大人気!我々が目指す伴走型のコンサルティングスタイルにも、理念にもピッタリです!

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