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こんな本を待っていた!【読書日記】最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55

突然ですが、
あなたの会社では
若い社員がやる気をなくす
「一言」が飛び交ってませんか?


どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタント
のタルイです。



久々の【読書日記】です。

どうしても紹介したかった本です。


本書の内容を一言で言うと

タイトルそのままに
「心理的安全性をつくる言葉を
55個解説した本」
です。


読んだ私の感想は
「こんな本を探していた!」


私のように概念としては
「心理的安全性」
理解していたが、


具体的にどのように現場に
落とし込んでいくのかが
難しかった方には

これはまさに垂涎の一冊でしょう。

私は、この本の内容をもとに
キャリアコンサルタントして
実践で活用してます。


特に、
求人に不人気な飲食業界で働く人
読んだ方がいい本です。



●心理的安全性とは何か?

「心理的安全性」
私なりに20文字程度で
簡潔にで説明すると


成果のために
「健全な意見の衝突」が
できる状態

最近では
「健全な意見の衝突」のことを
「ヘルシーコンフリクト」
と言います。


予測不可能な現代で
新しいアイディアや価値、
イノベーションを生み出すには

「堂々と健全に、
 意見の衝突が必要です」



しかし、そもそも日本では
「相手と衝突するのは良くない」
というマイナスイメージがあります。


それは対人関係のリスク
嫌うからです。


こういった対人関係のリスクには

ハーバード大学教授の
エイミー・C・エドモンドソンが
1999年に「チームの心理的安全性」
で説いた

「無知」「無能」
「邪魔」「否定的」


の4つがあります。

●「無知」だと思われたくない
→必要なことでも質問をせず、
 相談をしない

●「無能」だと思われたくない
→ミスを隠したり、
 自分の考えを言わない

●「邪魔」だと思われたくない
→必要でも助けを求めず、
 不十分な仕事でも妥協する

●「否定的」だと思われたくない
→是々非々で議論をせず、
 率直に意見を言わない



とくに
「周りの他人からどう見られるか」
と、いわゆる「メンツ」を重んじる
我々おじさん世代は特に嫌がります。


自分の
ありのままの姿を見せるのが
怖いのです。



心理学安全性については過去に

あのGoogle
素晴らしい調査発表しました。


「効果的なチームとは
 どのようなチームか」


これについて分析をした結果
真に重要なのは

「誰がチームのメンバーかよりも、
チームがどのように協力しているか」


これこそが重要である
ということが判明したのです。




そして
心理的安全が担保されたチーム
離職率が低くなり

かつ収益など生産性が高い
結論づけたのです。



●なぜ、チームは心理的安全性を保証すると生産性を上げるのか?


これは凄く重要です。

それは

成果のための「健全な衝突」
があるからこそ
チームが育つということです。


こちらの図をご覧ください。

出典:PRESIDENT Online


ご覧の通り
心理的安全性が高いチーム
仲が良すぎると
仲が悪すぎるの中間です。

ここが成果のための
「健全な衝突」があり
かつ、一番パフォーマンスが
高いのです。


これが

仲がいいだけのチームの場合

仲良しという「関係維持」
目的になってしまいます。

率直な意見交換や
厳しい指摘などの
行動をリスクと
捉えるチームです。


優しいだけのチームも問題です。

ほかのメンバーとの衝突や
関係が壊れることを恐れるため

相手のために
本音でフィードバックをすることも
控えがちになってしまいます。


これらは
心理的安全性の高いチームとは
正反対の結果なのです。



●どうやったら心理的安全性が確保されるのか?

そのためには
こちらの心理的安全性をつくる
「4つの因子」が必要です。

出典:PRESIDENT Online


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