古着の回収と再循環のお祭り「循環フェス」に行ってきました!
こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの あや(♀)と、レアキャラあかね(♀)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!
先日5月27日(土)、京都市の梅小路公園で開催された「循環フェス」に、ボランティアスタッフとして参加させていただきました。
循環フェスとは、古着の回収や提供をはじめ、リユースやリサイクルを若者から大人まで一緒になって取り組むイベントです(詳しくは公式HPへ)。
今回は、イベントの様子を私たち2名の視点からお伝えいたします。
無料で服が3着持ち帰られる!「¥0マーケット」
イベントの目玉でもある「¥0(ゼロエン)マーケット」は、誰でも好きな衣類を3着まで無料で持ち帰れることができる企画です。
京都では、イベントの主催者である京都信用金庫さんや、古着販売店「spinns(スピンズ)」で有名なヒューマンフォーラムさんが主体となって、街なかに衣類回収BOXが設置されています。
そこで回収された衣類を、もう一度リユースしようというのがこの取り組みなのです。
イベント当日も回収BOXが設置されており、来場者は不必要になった衣類を手放すことも、新たに欲しいものを手に入れることもできます。
画期的な仕組みだと思いませんか?
しかも毎イベントごとに、持ち帰られた服の量と、持ち込まれた量からCO2削減量を計測して発表しているのです。
この¥0マーケットは、朝のスタート時から昼過ぎまで行列が途絶えないほど大人気!
特に、古着好きの若い世代が多いようにみえましたが、主婦層や家族連れで訪れている方もいて、京都の人たちのリユースに対する意識が垣間見えたように思います。
私と息子は、衣類のハンガー掛けやハンガーの仕分け作業をお手伝いしました。
夏のような暑さの中でしたが、初めてお会いしたスタッフの方々と汗を流しながらみんなで作業をするのは気持ちがよかったです。
ワークショップやマルシェもすべて「循環」を意識した出店
作業の休憩時には、ワークショップやマルシェを巡りました。
地球環境を考えた取り組みや、身体にやさしいものを提供しているなど、すべて「循環」を意識されたお店ばかりで、新しい発見がたくさんありました。
たとえば、
・羽毛布団や自転車、アクセサリーの回収
・生産時に余った布や革などをアップサイクルした製品の販売、それらをリメイクするワークショップ
・グルテンフリーや有機野菜を使用したフードメニュー
など、どのお店も独自のアイデアが光っていました。
ワークショップでは、息子が野菜のペインティングに挑戦。
野菜で作られた絵の具を使って、カバンなどにペイントできるという企画でした。
これらの野菜は形や傷の問題で出荷できず、本来であれば廃棄されるものだったそうです。
スタッフさん:「この色って何からできていると思う?」
息子:「ブルーベリーかな?」
スタッフさん:「おしい!ヒントは夏のお野菜だよ」
などと、本物の野菜の色や質感に触れながら、楽しく遊ばせていただきました。
私がイベントに参加して素晴らしいなと感じたのは、民間企業と公的機関が、そして学生と社会人が一体となって運営できていたことです。
お昼ご飯を食べながらトークイベントに耳を傾けていると、社会人だけでなく現役大学生の登壇者が多いことに驚きました。
彼らの学生生活で得た学びが、イベントの企画や活気につながっているのだなと感じつつ、そして何よりも、訪れた人たちがそれぞれ自分の関心のあるブースを巡って、心地良さそうに過ごしている姿が印象的でした。
執筆者:土岐
循環フェスを和歌山でやりたい気持ち目線からのレポート
今回で2回目の開催となる循環フェス!1回目は参加していませんが、SNSで目にしたことがあり、和歌山でもこんなカジュアルな循環イベントができたらいいなぁと妄想しながらの1日でした。
考察その1 まず若者が多い、そしておされ、そしてきゃわいい
いや、まずこれ。京都市には約15万人の大学生(およそ10人にひとりが大学生)と言われていて、人口に占める学生の割合は全国でだんとつ1位だそう。
開始の10時をまたず、9時40分にはすでに長者の列ができていて、
「あれ、もう始まってる??」と一瞬あせるあせる…。
今回の0円マーケットは前回の循環フェスで集まった古着もあるみたいで、古着を欲しい人って??とちょっと謎でしたが、古着がめぐりめぐって令和5年流に新しくさらりとアレンジ着こなしちゃう系若者がチャチャチャー!と服を吟味して選んで持ち帰っていく・・・みんな上手です。てんこもりあった古着も午後2時頃にはスカスカになってました。
考察その2 いろんなひとたちが連携・循環してなりたっているそれが循環フェス(鼻息荒め)
今回ボランティア参加にあたって、ZOOMでのミーティングから参加したのですが、本当に色々な企業、行政、団体の方々が一致団結して作られているイベントでした。
ヒューマンフォーラムさん、京都信用金庫さん、京都市役所さんはじめ、わすれちゃならにゃい学生のみなさん。
運営には企業の大人たちが主じゃなく学生もその中にはいって運営をしているのが印象的でした。和歌山でこのようなイベントをするためにはどんな人たちを巻き込めばいいでしょうか…?
余談ですが、受付ブースで休憩している時に挨拶しにきてくれた方…京都市長でした(笑)びっくりした緊張した(笑)
去年はトークコーナーで登壇してくれていたようですが今回は様子を見にきてくれたようでした。
考察その3 循環にブレないブースやショップ
古着の販売や、アップサイクル、子どもフリマ、余剰在庫にアイデアを加えて販売するブースや
食は循環野菜やジビエ、余計なものははいってない安心食材などなど
おもしろいのは 会場にゴミ箱がない ということ。
器は購入したショップへ返却します。
アップサイクルでおもしろいと思ったのが、古着を板?にしてる企業がありました。その素材で作ったハンガーありましたよ。
さわって持った感じ、木より硬い??
写真を撮り忘れましたが、最終的にどうしようもない古着を燃やさず板という素材に変えてまた何かを作る。
知恵をしぼればなんでもできるんやなと思いました。
循環トークも白熱していました。
考察その4 回収ブースにもたくさん!回収のためのしかけ
0円マーケットは学生が多い印象でしたが、回収ブースは色んな年代の方が衣類の持ち込みをしていました。女性もの、男性もの、子ども、アクセ、着物の小物… 電車の駅にポスターをはったり広報に関するしかけも多いので、自転車で近所の方、電車で~という方も「紙袋1つか2つ分ぐらい持ってこれる量」を持参する方が多かったです。捨てるにはまだもったいない、と躊躇していて、また誰かが着てくれるならもっていこうかな!て感じで回収BOXに持参してくれた方が多かったのではないでしょうか?
絶え間なく衣類の回収コーナーもにぎわっていました。
循環フェス
■来場者数 大体1万2,000人
■服の回収量 約7,600点(1,900kg)
■服の持ち帰られた量 1900点
■アクセサリーの回収量 3kg
■羽毛ふとんの回収量 27枚(その他ふとん11枚)
■自転車の回収量 54台(その他5台)
とのことでした!
あっという間の1日がすぎて行ったという感じですが、本当に循環をリアルに体感した1日でした。
おしつけなく、モサくなく、カジュアルに循環・・・いいな!
和歌山でもちょっとずつタネをまきつつ、いつかこんなイベントがしたいなと引き続き妄想は続きます。
執筆者:貫名
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
和歌山 食と暮らしプロジェクト
主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング
担当:土岐、貫名
和歌山食と暮らしプロジェクトの
LINE公式アカウントにて、
イベントの情報なども
随時お届けしていきます。
お友だち登録よろしくお願いします♪
@942lhkup
サポートしていただけたら嬉しいです♪いただいたサポートは、プロジェクトの活動費として社会に還元していきます!