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小学校の友達と遊ぶ

先週小学校からの友達と遊んだ。
今年の2月に上京してきたらしい。
彼に最後に会ったのは昨年の小学校の友達の結婚式。

約半年ぶりの再開で、今回は2人だけ。


お昼ご飯を食べる

行ったことがないと聞いた池袋で一緒にお昼ご飯を食べ、ビールを飲み、近況報告。

店舗の内装関係の仕事についており、1、2月は札幌の施工宅のメンテナンスのために出張していたらしい。
今回の東京転勤は家賃補助が出ると聞いていたが、実際は出なかったといっていた。彼に説明した上司が規約にないことを言っていたらしい。
故意であれ何であれ、大事な友だちに嘘を言わないでほしいと思った。
本人も気にしているらしく、引っ越しを検討しているらしい。
自分が彼の前でその上司のおかしい点を指摘したとして、
彼にとってそのことが良い感情には繋がらないだろうと思い、口をつぐんだ。

その後移動して公園へ

最近私は公園で遊ぶことにハマっている。
友達と遊ぶときは大概2人きりで、一緒に公園で散歩しながら語る。

私の夢はおじいさんになっても友達と楽しく遊んで暮らすことだ。
今やっていることと全く同じになるだろう。

お酒を1缶ずつとお菓子を1袋ずつ買っていって、公園の隅で乾杯。
桜吹雪を見ながら友達と飲むお酒はおいしい。

公園では彼のプライベートの話を聞いた。
近くに住んでいる彼女がいて、先週一緒にサーフィンの体験に行ったらしい。
自分も1回行ったことがあり、非常に楽しかったが
片道3時間弱かかったので2回目以降は行けていない話をした。
彼も片道2時間ほどかかったが来週また行こうかと思っていることを教えてくれた。
彼女とアウトドアの趣味を一緒にできるのは豊かだ、と思った。

ふと、今日彼と遊べてよかったな、と思った。

最後に西武の屋上へ

その後私の行きつけの西武の屋上へ。
小さな庭園があり、お酒を売っている小さいお店が軒を連ねている。

日陰の席を取り、庭園を見ながらお互いパイナップルハイを飲んだ。
ハイ、とつくのでチューハイなのだが、勝手に炭酸が入っているものを想像していた。
彼も同じだったらしい。
感性が似ていると思い、なんだかとても嬉しくなった。

屋上では過去と未来の話をした。

昨年結婚式に出席した際の新郎も小学校の友達だ。
彼はストレートで京大経済学部に進み、大手銀行に入社してそこで出会った人と結婚。
相手は退社し、公認会計士の資格を取って働いているらしい。

3人共小学校しか同じコミュニティに属していなかったので、お互い約15年間の軌跡は知らない。
知らない思い出話は面白くないから、話したいことがない限り話さないし、聞かない。

お金をなるべく使わなければ仕事しなくていいのでは、という持論を展開した。
お金のために働いて、そのお金を使って生活するのは資本主義の宿命だが
お金を使わずに生きていければ働くために割く時間を減らせる。
自分が社会貢献したいと思ったことだけにエネルギーと時間を費やせる。

自分としては最近気づいた真理だと思っていたが、彼にはあまり刺さらなかった。
説得力が足りないか、そんなこととっくに知っていたか。後者かも。
前者だとしたら理論補強と言語化能力と実績が必要だ、と思った。

また、彼が今やっているゲームの話を聞いた。自分は小学校の頃はよくポケモンをやっていたが、中学からはほとんどしなくなった。
彼の中では私はゲームをしている印象が強いらしく、ゲームを全くしないことに驚いていた。
彼と一緒にまたカービィのエアライドをできるならどれだけ楽しいだろうと思った。

2人の間に流れる空気がどんどん小学校の頃のそれに近づく。
一緒に彼の部屋でゲームをしたり、私の部屋で勉強したりした思い出が蘇る。

楽しく遊んで充実感がかなりある週末だった。

後日本を読んだ

後日、今年の本屋大賞を取った「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。

「小学校って特別なんだよ。高校、大学と進んでいくうちに、出会う人の幅って狭くなっていくでしょ?それに引きかえ小学校はたまたま同じ年に近所で生まれただけの人が集まるから、いろんな人と出会える」

「成瀬は天下を取りにいく」吉嶺マサル

この言葉が真理だと思った。
そして、西武を偏愛する成瀬に共感した。
いいタイミングでいい本に出会えた。

友達と本は人生を楽しくしてくれる。

小学校の頃に仲が良かった間柄を復活させれそうだ。
させたいと思う。
次は3人で遊ぶ予定を検討している。

せっかく人生で接点があり友達になったのだから、また一緒に話をしたい。
おじいちゃんになっても。

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