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相手に集中させる方法、ノルアドレナリンを分泌させよ

日常生活や特に仕事では、相手にしっかりと話を聞いてほしい、
集中して聞いてほしい場面があります。

そんなときに、話し手が、やさしい口調だけだったとしたら
聞きごごちはいいかもしれませんが、集中力が続きませんし、
ただ聞いているだけになってしまうのではないでしょうか。
可もなく不可もない、感じです。

もちろん威嚇した態度をされては、全く聞く気になれません。
お互いにいいことはないでしょう。
同じ注意を何度も繰り返しされたら「また言ってる」とスルーです。

少し話し方を工夫するだけで、
相手の集中力をキープし、聞かせることができます。

どうすればいいのか、それは相手の脳に

「ノルアドレナリンを分泌させればいい」

のです。

ノルアドレナリンは

「闘争・逃走のノルアドレナリン」といわれています。

大昔の狩猟時代、人は一歩外に出ればいつ猛獣(サーベルタイガー)に出会うかわからない。出会ってしまった時に、ボーっとしていたら一瞬にして猛獣の餌食です。そんな時に悠長に考えている暇はありません。

瞬時にサーベルタイガーと戦うのか?それとも逃げるのか?を判断する。

このようにノルアドレナリンは「「闘争か?逃走か?」という状況で分泌されます。ノルアドレナリンによって、瞬時の判断、瞬時の動き(筋肉の動き)ができるようになるのです。

つまり、相手に適度な恐怖や不安を与えると、注意力、集中力、覚醒度がアップするのです。

ノルアドレナリンによって覚醒度、集中度とが増すというこの
ノルアドレナリン効果を活用するのです。

大勢に向かって講義をするとき、営業でのトーク、部下に仕事を頼む時、部下に指導するときに使ってみましょう。

聞き手のぼんやりした頭を一気に冴え渡らせ、集中を研ぎ澄ませることができます。

要は、適度な緊張を相手に与えればいい、ということになります。

ではその方法です。

ほめてばかりでは相手の気は緩みます。そこに適度のストレスを入れるのです。
ストレスといっても、相手に過度な恐怖を与えることではありません。


講義、講習だったら

急に誰かを指名して意見を求める

→自分も指されるかもしれない、このハラハラ感。適度な緊張感があるので集中する。

この場合、講義を始めたら「今日は指名して答えてもらうことがあります」みたいに予告しておくのもいいですね。
初めから緊張感をもってもらえますし、急に指名して「聞いてないよー、それならそうと言って欲しかったー」ということにもにもなりません。

さらに、指名する順番も席順にはせず、アトランダムにしていくとさらに緊張感が高まりそうです。


営業トークや部下への指導なら

声を大きくして強調する

→「ここ重要です!」など淡々と話している中で急に大声で言うと、相手はハッして覚醒する。

お客さん相手だと、注意したりはできないのでこの方法はいいと思います。


いかがでしょうか?
ハッとさせる、ハラハラさせる。
ストレスは負の側面ばかりではありません。


ノルアドレナリンを集中力アップ、覚醒度アップに活用しましょう。

参考図書 脳内物質仕事術 樺沢紫苑著


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