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【禅ライフ】家庭菜園始めました

「足るを知り、今ここに生きる」禅ライフ実践中のいっしーです。

最近、家庭菜園を始めました。
というのも、社会全体が混沌とし、混迷の日々になってしまったなか、
「食べ物」について考えるようになったのです。
最終的に必要なものって「食べ物」だなー、と
再認識し、自分で作れるようになりたい、と思ったのです。

以前から、物質では満たされない気持ち、が自分の中に
ありました。

5年くらい前に読んだ本「ぼくはお金を使わずに生きることにした」は
読んで以来ずっと私の心の引き出しにあった本です。

読んだ当時の印象は、
お金を使わなくても幸せな気持ちで暮らせるんだな
いや、むしろお金を使わない工夫自体が面白いのかもしれない。
というものでした。

著書のマーク・ボイルさんは本当にお金を使わない生活を
実践してます。その徹底ぶりは圧巻です。
とても真似できるのもではありませんが。

そこまで徹底できないし、
私はそうしたいとは思いません。

彼のスタイルは、自給自足で一人で生きる、というのではなく
物々交換したり、とにかく他者とのつながりで生きていく
というライフスタイルです。

幸せに生きる、暮らす、ということの価値観を
揺さぶられた本でした。

で、数年経った今、私は「足るを知り、今ここに生きる」という
スタイルで暮らしていこうとしています。

強くそう思ったきっかけは、禅道場で坐禅を始めるようになったことです。
坐禅瞑想を始めて8ヶ月経ちました。

「坐禅瞑想」が習慣になりまして、この8ヶ月間でいろいろな変化を
自分の中に感じています。
・怒らなくなった
・自分を外見的なもので飾り立てなくなった
・集中力がついてきた
・新しい出会いがあった

などなど、いいことばかりです。

ということで、モノよって享受する幸せへの疑問から始まり
「足るを知る」「今ここに生きる」という生き方の実践
そして、生き残るためには「食べ物」かなという気づき、

などから「農業」に興味をもつようになったのです。

「禅」は実践、体験を重要視します。
頭の中だけでの思考ではなく、
実践、体験することでこそわかることがある、ということです。

幸い我が家には畳1畳分くらいの庭があったので
そこで、じゃがいも、トマト、なす、枝豆、きゅうり、しそ、を
育てています。

以前は花を植えていましたが、今では「花より団子」になりました。

家庭菜園に関しては、全くのど素人、初心者ですが、
野菜たちはそれなりに育ってくれています。

家庭菜園を始めて気づいたことは
・とにかく育っていく過程が楽しい
・採れたて野菜は本当に美味しい
・土いじりすると、心が満たされて落ち着く
・今まで知らなかった植物の知識が増える

毎朝、毎夕、育っていく様子を観察することが単純に楽しいです。
じゃがいもを植えるとじゃがいもになる、
里芋を植えると里芋になる、ということが
当たり前なんですが新鮮でした。

ゴーヤやきゅうりは、雌花にしか実がならないということも
初めて知りました。
全部の花に実がなると思っていました。
学校で習った理科は何だったのでしょうね。

毎日収穫があるわけではないし、当然ながら
自給自足なんてものではありません。

でも、苗代にしたら、たった1000円くらいで
ここまで楽しめるなんて、最高のエンターテイメントです。

そして、大袈裟にいうと、

自分と大地のつながりを感じるのです。

太陽と、雨と、土、ってすごいんだと感じるのです。

暑くて嫌だな
雨が降ると憂鬱
泥は汚い

以前はこんなふうに思っていました。

太陽と、雨と、土、ってすごいんだ

この感覚、私たちが忘れてしまっていることではないでしょうか?

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