世代じゃないでしょ私はね
majiで恋する5秒前
iモード広末涼子の等身大パネルは2000円
買ったら邪魔かなと言っていたら、ちょっぴり変態そうなおじさんがお買い上げ。
痛いほどの眠気と熱を帯びてくる私の額
お釣りを貰うのを忘れるほどに本に心を奪われてんだよな
ハロウィンになんて目もくれずに本に心を奪われてんだよな
私の接客スマイルになんて見てくれやしない、だって本に心を奪われてんだよな
死にたがりの親友は笑顔でクッキーを持ってきた。
オススメの本買ってくわ〜!
う〜んとね、オススメのやつほぼ売れちゃったけど、強いて言うならこれかな。麦ちゃん表紙の映画とビールの雑誌。550円。
割と面白かったらしいわ。一安心。
本をつついて読む暇なんてありゃしないけど、1時間も経つとガラガラになってる本棚を見てニヤケが止まらない。
なんか気の強そうなお爺さんは、私に向かって、
いい本を買っていく人は年寄りが多いでしょ〜!若い子はやっすい本ばっかりだからねえ。と話しかけてたのか、独り言なのか。
独り言と言うことにしておけば私も一喝入れずに済むのでシカトをかましてみるものの、
姉ちゃん!あんたに言ってんだよ!と。
う〜ん、どうだろうね、おじいちゃん、安かれ高かれ本に優劣は付けれないよ私。どんな本も作者の息が吹き込んであるからね。時間をかけて育てた本を手に取ってくれる人はみんな大好きだよ私。だからそんなこと言わないでその場を楽しんでよ。
なんてことは言えずに、
そんなことないですよ〜!(^_^)
おじちゃんあんまり怖いこと言わないで〜!
としか言えないように感覚神経が私の口を操っていた。
本を楽しそうに選んでる大学生も、
ちょっぴりレアな本を手に取り値段を見て笑いが止まらないおじいちゃんも、
早く帰りたい彼女とアート本に心躍らせるおしゃれ彼氏も、
10万の巻き物を9万でと値切ってくる中国人も、
みんなみんな本が好きなんだなって考えたら、古本屋としてはもう踊り狂いたいくらい嬉しいのさ。
ああ、今日はダンスフロアでリズム感のないビートを刻みたいな。
37.5度の熱を帯びた私の体は気が付けばいつもの35.2度に下がっていて、
腫れ上がった喉も差し入れの紅茶のおかげで落ち着いてさ、
私さ、本が無くても生きていけるけど、本に囲まれていたら体調が良くなるみたいだから、そうあれるのならば、この環境に骨を埋めたいなって。
こんな大きなお祭りを私みたいなクソガキに任せてくれてありがとな社長。
今日は良く寝れそうだね。冬もそろそろ降ってくる頃だから、風邪には気をつけてね。
あとさ、私が今まで書いたお気に入りの文章を写真に手書きで書いて販売したいなって構想もある。いらないならあげないし、いるならあげるよ。
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