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【NOCTASコラム Vol.2】ファブリックスキャナーって何?

デジタルとはかけ離れたアパレルデザイナーだった筆者の視点から、テキスタイルのデジタルデータの作成方法、活用例などファブリックスキャナーにまつわる情報を毎週お届けします。

ファブリックスキャナー NOCTAS

第1回目はファブリックスキャナーNOCTASの紹介です。
アパレルのサンプル廃棄や過剰生産を食い止めることを目的としたアパレルDX(デジタルトランスフォーメーション)化において3DCGの活用は重要な位置を占めています。
様々な用途に耐える高精細な3DCGを作るためには、服の質感をリアルに表現する必要があります。
 
ファブリックスキャナー「NOCTAS」は生地の凹凸情報をスキャンして様々な3DCGソフトに汎用的に適用可能なマップを書き出す事が出来ます。

8方向から光を当てて撮影した8枚の写真を合成し、陰影の情報を1つにまとめることでマップが生成されます。
マップには、素材の特性に合わせて表面の画像のみではなく凹凸や反射などの情報が含まれています。

CLO 3Dに適用する際の対応表

NOCTASは弊社の関連会社TFL(ファッションテック専門スクール「東京ファッションテクノロジーラボ」)のバーチャルファッション研究会で開発されたファブリックスキャナーです。
TFLではテクスチャ製作を専門に研究する「テクスチャ研究会」も行われています。

次回は、テクスチャ研究会で実際にNOCTASを操作した際によくある質問をご紹介します。

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