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知的作業前には読書をすると効果的【脳も準備運動が必要】


「朝はなかなか頭が回らない」
「頭を使う作業を始めてから調子が出るまで時間がかかる」

ライティングやプログラミング学習のような知的作業を始めるとき、このような経験がありませんか?

効率よく作業を進めたいのに捗らず、ヤキモキした経験は誰でもあるのではないでしょうか。

かく言う私もその一人で、ライティングに取りかかってから調子が出るまで時間がかかり、リサーチがなかなか進まなかったりします。

こういうときは、とにかく参考サイトの文章の内容が頭に入ってこない。

理解することを脳が拒否しているのか?と思いたくなるときがあります。

「何とかならないものか?」と対策を考えてみたら、「体を動かすときに準備運動が必要なように、脳も準備運動が必要なのでは?」と思い、作業前に1時間ほど試しに読書をしてみました。

すると、意外な効果がありました。

読書をせずに作業に入ったときと比べると、明らかに理解度がちがいますし、楽に参考サイトの文章が頭に入ってきます。

「これはいい!」と思ってしばらく続けていますが、今のところいい感じです。


【知的作業前に読書をするとどんな効果が実感できるのか?】

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では、知的作業前に読書をすると、どのようないい効果が実感できるかと言うと、

・基本的に読みたい本を買って読むので、読書自体に抵抗がない。むしろ楽しい。

仕事のための読書ではないから内容を理解しなくてもいい。そのため気楽に読める(理解しなければいけないというプレッシャーがない)

・文章のプロが書いた本だから基本的にいい文章が書かれている。
そのため、とても読みやすい。

いい文章は頭に映像が浮かぶような感覚があるので、「自分が文章を書くときも映像が浮かぶような文章を書けるのではないか?」と思わせてくれる。

難しい作業をするときは、まず簡単な作業から始めてリズムを作ると効果的なので、頭を使う作業の前に読書をするのは理にかなった行為である。

私は上記のような効果を実感しています。
あとは仕事をするのは嫌ではないが、先に延ばせるなら延ばしたいという逃げの感覚もあるのかもしれません。

作業前の読書の注意点としては、とにかく好きな本を読むことです。
読みたくない本や義務感で読む本はいい効果をできないと思います。


【メリットいっぱい!読書の効能】

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ここで読書のメリットについて調べた内容をいくつか紹介したいと思います。

まず読書は、脳のさまざまな部位を活性化させると言われています。

読書は黙読だけでもいい効果がありますが、音読だと学習効果がさらに2割~3割増すそうです。
というのも、音読は黙読に「声を出す」「自分の声を聞く」という作業が追加されるので、黙読と比べると情報処理が複雑になるため、脳を均一に刺激できるからだと言われています。
音読の効果は、読むスピードが速いほど脳が活性化されるそうです。

また、読書はメタ認知能力を高めることができます。

メタ認知能力が高まると自分を第三者視点で見ることができるので、ストレスに強くなります。
ネガティブな感情を客観的に見て、その原因を突き止めることができるので、心を落ち着かせることができるのです。

その他のメリットとして、本を6分読むことで、68%のストレスを緩和できると言われており、これは音楽や映画鑑賞などの他のリラックス方法よりも高い効果があります。

さらに、朝の読書はその日の精神のコンディションを整えてくれます。

朝からバタバタしていると一日中落ち着かなかったり、集中力が上がらなかったりするものです。
この状態は、朝の自律神経のコンディションが長時間持続するために起こるので、朝から気分よく過ごすためにも読書は有効なのです。


【知的作業前の読書はやり過ぎに注意】

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読書は知的作業前だけでなく、朝でも夜でもやって損はないものです。

しかし、あまりにも長時間読書をしてしまうと脳の糖分が消費され、エネルギー不足になります。

読書のあとに仕事や他の作業がある人は、準備運動としての読書の時間を抑えめにしておきましょう。

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