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【毎100】6/10不思議的脚本の書き方

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日付を跨いでしまいましたが6/10分の【毎100】です。

今回は不思議的脚本の書き方をまとめてみました。僕自身、本を読んで実践している独学味の強い者なのですが、それでも形として書けてはいるので、「書いてみたい!」と言う方の参考になればと思い立ち纏めてみました。

勉強してみて思ったのは書き方に合う合わないは有ります。また、脚本や文章は良し悪しよりも好みだなと。お客さんに受けるかは別として、自分が満足するモノがかければそれは自分の感性として正解だと思います!

なので、僕的な正解を書き留めているに過ぎず
世間的な正解だとは全く思っていません。
拾える物もあれば、拾ってもらえれば幸いです。

後長いです。
長くなりすぎました。

前提として僕がプロットから作る書き方が合わなかったので割と何もない中で書いている僕の書き方論である事は大切なので頭に入れておいてください。それでは行ってみましょう!

【書き始める前に】

①アイディアを一つ持っておく

僕の書き方の前提として、先にも述べましたがプロットを用意しません。その為、アイディアのスタートが非常に重要になってきます。
貴方が書きたいと思う時
「どんなモノが書きたいか」はある程度持っていると思います。

例えば僕が過去に「ラブストーリーなんてクソくらえ」というお話を書き始めようと思った時は「恋愛なんてクソだ」という気持ちを形にしたいなぁと思っていました。

これでまず「どんなモノが書きたいか」はクリアーしました。しかし、これだけでは書けません。設定などに活かせるアイディア。「どんなモノを具体的にするアイディア」が必要でした。
そしえ悩んだ末に思いついたのが
「自身らの体験を漫画に落とし込んでいた恋愛漫画家が恋人であった編集者とモメる」というアイディアを思いつきました。

書きたい気持ち(メッセージ的な)とアイディアが用意できたことにより書き始める事ができました。どちらかが欠けている状態で書き始めるのは非常に難しいです。

逆にアイディアが先に浮かんだ場合は
アイディアを通して何を伝えたいのかを考えて下さい。

例えば
戦国者をやりたいというアイディアに
・戦国時代の命をかける事通して命というモノを考えたい
・とにかくカッコよくエンターテイメントを届けたい
等の想いが違うだけで方向性がお話の全く変わります。

まずはどちらかを持って、残りを導き出してみましょう。
このアイディアやメッセージの導き出し方は先に進み行き詰まった時にも有用だと思います。止まってしまった時はこの二つがその場ではどんな風に在るのか、もしくは無いのかを確認しましょう。

②どんな雰囲気なのか決めておく

脚本の殆どはセリフが占める場合が多いです。その為、会話によって脚本が出来ていると言っても過言ではありません。
舞台は会話に特徴が現れます。どんな風な言葉を使うのか。
・我々が使っているような現実的な言葉遣いなのか
・少しセリフがかった言葉遣いなのか
・非常にセリフがかった説明的な言葉遣いなのか

僕は簡単にこの3つをイメージします。(もっと分けることも、該当しないこともあるが)
この3つは具体性の過不足によって分けられると考えています。

例えば
【同じ食卓を囲む姉に醤油をとって欲しい旨を伝える時】

現実的な言葉遣いなら
「ソレ取って」と言い表せるでしょう。

少しセリフがかった言葉遣いなら
「姉さん、醤油取って」

非常にセリフがかった言葉遣いなら
「姉よ。我が母より血肉を分け合い生まれた最愛の姉よ。そこに黒々と真っ直ぐに佇む名を醤油と皆が認識している液体を貴方の半身であるこの私に分け与えてください。」(完全にやり過ぎ)

の様に具体性で言葉遣いを変えることができます。

非常にリアルな劇を作るなら
現実的な言葉遣いが似合うし

逆に、全体として虚構性が高くオーバー目な劇が作りたいなら
非常にセリフがかった言葉遣いが似合うと思います。

上記は僕の感性なので人によって異なると思いますが、書き始める前にどんな言葉遣いが似合う雰囲気なのかハッキリさせておくとセリフを書き始め易いです。

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【いざ書いてみよう】

①書く準備ができたらとにかく書いてみよう

書く準備ができたらとにかく書いてみましょう!
書くのは最初からでも、最後でも兎に角書きたいところから。
形にするというのは凄く大事で
貴方の頭の中にしかないもの」が「文章」という目に見えて、そして手を加えない限りかわらない「形」として存在するようになります。
形という1つの具体的な存在は他の形を作る為のヒントになります。

例えばトマトが一つあったなら
・次はシェフが出てくるかもしれない
・お母さんかもしれない
・もしかしたらそれを齧る虫かもしれない

これは想像力のお話です。トマトがなければシェフもお母さんも虫も出てきません。
一つの形はインスピレーションの塊です。兎に角一つ形にしてみましょう。

書き始めてからやっと書けるようになるのです。

②タイトルが浮かんだらすぐに仮採用してみよう

タイトルはその脚本の雰囲気からその全てを表す事もできます。
僕は脚本を書く上で「本当は一言で済ませられる気持ちだけど、それじゃあ伝え切らないからお話にしている」と考えています。
だからタイトルはその一言に近いニュアンスを持っていればいいなと思います。

順って、タイトルはそのお話の方向性でもあると思います。決まれば心強い。
書いているとコレ何書いてるんだ?
と見失う事があります。バチっと決まったタイトルがあったなら、そんな時軌道修正がし易いです。
先に述べた「ラブストーリーなんてクソくらえ」という脚本を書いていた時は書き始め程でタイトルを決めていたので、取り敢えず恋愛ってクソだよなぁという思いをぶつければいいんだなと楽でした。

勿論、タイトルが最後まで決まらなくても問題ありません。最後まで出てこなかったら、じっくりと読み返し、改めてこのお話は何なのか?を考えてみるといいと思います。思い浮かばなかったら漠然としたそれっぽい言葉にしちゃいましょう。「盲目」とか。

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それっぽさ重視で付けてしまったタイトル

③書ける時だけ書こう!

書き易いタイミング、言い換えるなら集中できるタイミングは個人個人にあると思います。
僕でいうと
・深夜
・移動中
は集中して書き易いですし
・シャワーの後
はアイディアが浮かび易いです。

闇雲に「書かなきゃ!」となるより
書く事を通じて自分を把握するとストレスなく書ける時間が増えると思います。
また、書けない時はどんなに足掻いても書けません!書いてみたとしても後から見たら面白くない事が多いです!(不思議調べ)

諦めも書き続ける為に必要です。

【ポイント】

①想像力は存分に

脚本はあくまで舞台の1パーツであり、脚本だけで舞台が完成するわけではありません。
役者さんがセリフをただ言うだけではなく、そのセリフが役者さんの心境や行動のヒントになります。

脚本を書くならばその事は外せませんね。
その為、沢山想像力を使ってください。
自分の中で具体的な情景が浮かべば浮かぶだけ、書き易く、いいモノが書けると思います。

僕はよくその想像力で
頭の中で役者さん達の声を再生しながら、時には動いてもらいながら書いています。
そうする事により、台詞のテンポ感や不自然さを極力少なくしようとしています。

想像の形は人それぞれだと思いますが
目の前の脚本が舞台になった時を思い浮かべてください。
この音楽が似合うだろうなぁだとか
こんな舞台装置があるといいなぁ
衣装もこんな感じで
こんな演出も...etc

この想像力は脚本のアイディアを大いに助けてくれるでしょう。

②嫌いな事をハッキリさせておく

僕的に脚本を書く上でこれはもっとも個性を出すのに作用すると思います。

消去的に聞こえるかもしれませんが僕は
「こんな風に書きたい!」より
「こんな風に書きたくない!」を重視しています。

それはセリフの言い回しから始まり、物語の展開、オチ含めてです。

例えば
・僕は相手の名前をセリフにつけるのを嫌います。
・ヒロインがただただ悲劇を背負うのを嫌います。
・劇的な死を嫌います。

挙げればまだまだ有りますが
これをハッキリさせておく事で
「じゃあ俺はどう言うのが好みでどう言う風に書きたいんだ」というのがハッキリします。

セリフに悩んだ時も、嫌いな言い回しを避けて構築する事をヒントにする事も多々有ります。

人間不思議なもので、好きなことより嫌いな事の方が出てき易いモノです。ポジティブに趣向を探り、結果として好きな文体を見つけましょう。

【おわりに】

すごい自己保身に走りますが
これは僕がこうしたら書けたという実体験でもあります。僕にとっての「今」の正解です。
今後変わる事も有れば変わらないこともあるでしょう。

脚本は書けると、とても楽しいです。
書いてみたいという人も多いと思います。
セリフを読んでもらって役者さんが楽しそうに受け止めてくれた時ホントに嬉しい物です。
それが舞台になってお客さんが楽しんでくれたらもっと嬉しいです。

僕も初めは書けるなんて思っていませんでした。しかし、挑戦しない事には始まらないと知り挑戦し始めました。そしてまだまだ挑戦中です。
もしこれが誰かのキッカケになってくれたら嬉しいです。

また一応【毎日100円を稼ぐ】という僕の新たな挑戦の為の記事でもあります。
もし、価値を感じていただけたならサポートしていただけると幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!!

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