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二人旅の醍醐味(と呼びたいもの)

二人旅はいろいろある

二人で旅行をすれば必ずと言っていいほど
一度は何かが起きて揉める
(今回は一度と言わず三度くらい起きたが)


旅の最後から二番目の日
感動のダイビングを経験した後、夫が体調を崩した
そしてお互いに機嫌を悪くし喧嘩になった

私の視点だと
「夫は体調が悪くなるだけじゃなく、機嫌まで悪くなった」

夫の視点だと
「俺の体調が悪いのに、あろうことか相手が機嫌を損ねた」


お互いに
「あなたが先に機嫌が悪くなったから、私も機嫌が悪くなった」
と言う


そんな、「鶏が先か、卵が先か」の押し問答をした後
もちろん決着が付かぬままそれぞれ一人になり
頭の熱が冷めた後「機嫌を悪くしてごめんね」とお互いに謝った


たったそれだけで終わった


どっちが先に機嫌を悪くしたかなんて
本当はどうでもいいことだった


ただただ、お互いに
「旅がもうすぐ終わるというのに体調を崩した」ことが悲しかったし
「残りの時間を二人で楽しめない」ことが悲しかった

そんな誰も悪くない、どこにぶつけていいのかわからない残念な気持ちを
目の前の人に晒し出すしかなかった

本当はお互いに、この旅を最後までめいっぱい楽しんで
最高な旅にしたかっただけなんだよね


なんだか私たちは人間らしくて可愛いなあ、と思った
こんな出来事すらも終わってしまえば愛おしい
だから結局「最高の旅」となる

(こういう経験をすると結局
何が起ころうとも大丈夫なんだって思える)


誰かと行く旅は嬉しさ楽しさも倍増なら
悲しさや怒りも倍増であり
そんな人間らしさが浮き彫りになるところも
誰かと行く旅の醍醐味なのかもしれない

そんな風に思った


※だがしかし、体調が悪い時に喧嘩勃発になってしまった夫はかなり気の毒だったなあと思う…。最後、我慢できずにごめんね(一応私なりにぎりぎりまで最大限の我慢はしたつもり笑)。

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