毎年、8月に想うこと。
自分の誕生日になると、映画『7月4日に生まれて』を思い出します。映画は、ベトナム戦争を扱ったもの。また、先日の広島、長崎での原爆投下の日や、これから迎える終戦の日。8月は、戦争という過去に向き合う時間が私の中で色濃くなります。
子どもの頃は、戦争の過去のことはあまり意識がなく、自分の誕生日は夏休みとお盆が重なって、何となく寂しい感覚でいました。何故かというと、友達も皆、家族との時間があって、自分の誕生日会に友達を誘うことが難しかったから。子どもの頃に、自宅に友達を招いて誕生日会をできたのは1度きりでした。
また、進学してからの記憶では、大学の教職課程で受けた講義での出来事。北海道在住で被爆体験をされた方からお話を聴く機会がありました。どんな書物や写真よりも、生々しく衝撃を受け、学生の中に倒れてしまう人までいたほどでした。私も、しばらく席を立てず、受け止めきれない想いに苦しくなりました。
今、この時代に自分が生きている現実。これも偶然ではない、と感じる瞬間があります。(スピリチュアルなこととかではなく、何となくそう思う感じ)命は繋がっている、必ず誰かと繋がっている、そう強く感じます。