一気に見てしまったLove Is Blind

最後まで見てしまいました。

ネトフリのLove Is Blindジャパン。

なんだか、最後はすっきりした感じ。


外国でもこういうリアリティー番組で心を病んでしまう人も多いし、

見ている人は楽しいけど、撮られている方は大変。相当の覚悟を持って出演しても、それでもやっぱり思ったより人に注目されるって大変そう。

しかも、もともとタレントさんや俳優さんでもないので、いきなり全世界に配信される番組に出るのは大変なプレッシャー。

自分の生活、家族まで見せて、本気で付き合う人を探して、しかも本当に籍を入れる結婚相手を短期間で決断するなんてねえ。

果たして、どこまでがやらせかわからないし。

本人の気持ちを大事にして作られているとはいえ、全世界に配信される番組作りに出演しているわけだから、ただのお見合いとは違うことは確かだし。作り手側からしたら、迷ったり、苦しんだりしている姿に共感が集まるだろうという思惑もありそうで。そういうのが透けて見えると、ちょっとがっかりしたりもする。バッシングなどいろいろ危険ではあるけれど。

そういうことは、まず置いておくとして。

単純に面白かった。

考えさせられる。

恋して、結婚するって本当に難しい。


そして、結婚後も、ずっと自分と相手の欠点や弱さが、いつどこで出てきても、二人で一緒にそれに対処できる覚悟があることって、一番大事だろうな。って思う。

最終的には、本当に容姿も学歴も経済力も、何もかも大したことではない。最後は、結局、人間力。思いやりと優しさだ。

***

まずは姿が見えない男性たち(女性たち)と何度も特別な部屋の壁ごし1対1で話す。10日間の声だけでのお見合い、そして、そのままプロポーズまでしてから、初めて顔を見て付き合い出すというとても珍しい実験番組。

1ヶ月の旅行と同棲後、結婚式。その間、いつでもリアイアできるし、別れられる。結婚式当日も、その場で再度本当に結婚したいか確認。という流れ。

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最後に本当に結婚したカップルは、ぴったりだなという印象だった。とても楽しそうだし、幸せそうだ。

***以下ネタバレです。これから観る方はスルーしてください。***




金髪だった美容師の彼が、ご両親に会いに行くにも「人は見た目じゃない。僕はこのままでいく。」と言っていたのに、だんだん両親に会うことに緊張し始めて。

「・・・っていうか、両親に結婚の挨拶するのに、金髪って、普通ダメかな・・・。」と自分から言いだし、結局最後に自分で黒髪に染めたところとか、とても可愛らしかった。

声だけで彼のことを好きになった彼女も、初めて対面して会った時、金髪だったことに衝撃を受けていたけれど。人柄を好きになったのだからと、その後、そのままでいいよ。と、彼を説得することはなかった。でも、自分が好きな人のご両親に会うんだから、ご両親の気持ちも大事にしたい。と、自分から黒髪にスーツで会いに行った。この感じが、カップルとして本当に大事だなあって思う。

相手を思いやる気持ち。相手のために、相手の家族のために、少しづつ、自分が変わりたいなという態度。とても素敵だなと思う。最後に彼女の前髪を切ってあげる姿が、とても優しげでいいなあって思った。

本当に愛されているんだな。って、実感するのは、こういう小さな小さなことだ。大きな見栄を張った言葉や行動ではない。前髪を切る仕草とか。まなざしとか。細部に愛は宿るなあと思う。

相手を大切に思うことは、自分を大切に思うことと同じ。結婚生活には、本当に思いもかけないことが起こる。人生は計画通りにはいかない。問題が起こった時、相手のせいにせず。自分を責めず、なんとか二人で乗り越えていく。それが、結婚の極意だな。と、最近本当に思っている。


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