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「入院したからこそ!」の発見とステキな出逢い~私を救ってくれた一言~

一時期、膝のケガで入院していたことがあります。
人生初の入院&手術だったので、不安な気持ちでいっぱいでした。

人との出逢いが大好きだったのが幸いして、入院生活はとても楽しかったのですが、手術はとにかく怖くてたまりませんでした。
たまたま同じケガで手術をしたことがある友達がいて、その人とメールでやりとりすることが一番ホッとする時間でした。

手術の話をしていた時、友達が「全身麻酔で5秒起きているのは絶対無理!」と言ったことがあったんです。
「たった5秒も無理なの?」
「絶対無理!」
それを聞いて、私のチャレンジ精神に火がつきました🔥
「じゃあ、5秒を超えられるかやってみる!」
この目標ができたことで、不安な気持ちは激減しました。

手術室で手術台に乗せられて、ドクターや看護師さんなどに囲まれると、緊張と不安が入り混じった気持ちに一瞬なったんですが、
「絶対5秒以上目を開けて、友達をビックリさせよう!」
と思うと、挑戦することに集中できて、だんだんワクワクした気持ちになれたんですよね。

結果は・・・4秒しか数えられなかったです。
5秒の壁を超えるのは簡単ではなかった💦
でも、友達の一言のおかげで、私は怖くて不安でたまらなかった気持ちを乗り越えることができました。
あの会話がなかったら、こんな風に明るい気持ちで手術を受けていなかったと思います。励ますのでも慰めるのでもなく、自然に手術やケガの話をしてくれたことが、本当にありがたかったです。

もう一つ、私を明るい気持ちにしてくれたことがあります。
それは、同室に入院していた人達が教えてくれた「手術後の夜食」です。

手術前日の21時以降は絶飲食で、全身麻酔から目覚めるのは夕食の時間を過ぎているので、手術後は看護師さんが夜食を持ってきてくれるんです。
「おにぎりとみそ汁だけなんだけど、それが最高に美味しいんよね!」
「そうそう、あれは美味しかった!」
と、すでに手術を経験済みの人達が、とても嬉しそうに話して聞かせてくれたので、「私もそれ食べたい!」と思いました。

そんな風に思わせてくれた同室の人達には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
みんなどこかしらケガをしていて、不自由さや痛みがあったけれど、だからこそ互いを思いやる心があって、明るさや笑いもある人達でした。
大学生からおばあちゃんまで世代もバラバラで、バックグラウンドに何の共通性もないけれど、なんだか大家族みたいな感じに思えたのが不思議です。

ケガをしたことは辛かったけど、入院したからこそ出逢えた人達や経験できたことがたくさんあったので、一見良くないように思えることも、自分にとってプラスになることってあるんだなぁと改めて思いました。

入院中の思い出はたくさんあって、今回だけでは書ききれないので、少しずつ書いていこうかなと思っています。

最後まで読んで下さってありがとうございました。

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