手を離す

モラハラから目覚めたきっかけ②

子等の父親は、

猛烈に取り憑かれたように仕事をし続けて

度々精神のバランスを欠いていました。

私が彼の事を思って伝えたかった事は

子供より優先して

どんなに言葉を尽くしても

心を込めても

何一つ彼には伝わりませんでした。

そのうち私と子等も彼に引きづられて

精神のバランスを崩し始めてしまいました。

そんな状態でも子等の父親は

外で全くおかしいそぶりを見せないので

周りの方々からは

旦那さんは普通に元気に見えると言われていました。

周りの方々から見れば、

私は心配し過ぎの痛い女に

見えていたのではないでしょうか。

私が手を離したら彼は死んでしまうと

ずっと思っていました。

家族は一緒にいるべき

私は妻なんだから夫を支えるべき

と思って踏ん張りましたが

ふっと

彼1人の命より

私と子等の命の方が重いな、と思いました。

子等は私が守らなくては生きていけないけど

彼が生きるべきか死ぬべきかは

彼が決めれば良い事です。

むしろ家族が一緒にいる事の方が

彼にとっては負担になっているのかもしれないと。

彼の事はもう充分 子供より大事に育てたから

産んだ人にお返ししようと決めました。

そうして子等を守る最善の準備をしてから

手を離しました。

あれから数年経って、

子等は今が1番楽しいと言ってくれるまでに回復し、

私自身も人生の中で

今が1番自分らしく生きられていると感じます。

子等の父親は元気に猛烈に働き続けているらしいです。

あの時ちゃんと手を離して良かったです。










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